おはようございます。

世界的に感染者数が増えて、チラホラと「100年に一度」とか騒ぐ、連中が増えてきました。

なんだかスポーツや芸能の部門で一流の結果や功績を残した人たちのことを「レジェンド」とか言っているのと同じだな、と感じるのは私だけでしょうか?

私からすれば、当人たちは当たり前のことを一生懸命やった結果が一流の功績、業績なだけなのに周囲はなんだかわけのわからない評価を下していると思っていることでしょう。

パンデミックも同じで、ここ20-30年、パンデミックみたいな現象がなかったのが異常なのであり人間社会ではパンデミックはいつでも起こり得るという認識が私の違和感につながるのだろうな、と思います。

今回は下がった理由をきちんと考えていかなきゃいかん、という話です。

 

パンデミックで株が下がった(笑)バカにしているの⁈

メディアは一斉に本日の入電が下がった理由をパンデミック、ここ最近、感染者数が増えた結果、経済活動が停滞する可能性があるとの理由から株価が下げたと報じています。

ふーん、その前から下がる可能性が高い、と騒いでいて、そもそも最近、感染者数なんかウォッチもしていなかった私にはなぜ、下がるのがわかったのか? という話です。

つまりメディアは感染者数が全世界的に広がっているから株価が落ちた、ということを報じていますが、ウソッぱちを、なんで平然と流すことができるのか、不思議に思いませんか? トランプも真っ青なフェイクニュースではないのですか?

今まで読んでいた方はおわかりになると思いますが、結局、今回のきっかけというのはGDPの発表で、マーケットはGDPの通りにしか動いていないのです。

そして、きのうツイッターにも少々、書きましたが金融緩和拡大の鈍化ということが材料です。パンデミックなんか関係ありません。

世間というのはなぜ、そうなったか、わからないときには100年に一度や、レジェンド、国民的スターとか好き勝手なこと、つまり耳触りの良いことを言って、自分たちの無知無能を隠しているだけのようにしか思いません。

同様に、マーケットの専門家と言われるような連中。そしてテクニカルでマーケットの先読みができると勝手に言っている連中。みんな嘘つきだろ、と私は思っています。

ようするに新聞記者というと昔はエリートの象徴のように思いますが、昨今ではバカの巣窟としか思いようがないのです。

知りもしないことを偉そうに語り、これが真実だ、とかやっているだけの話なのです。それが一般庶民まで普及し、世界全体、みんなが専門家になっちゃっている、というのが私の感想です。

言いたいことは知りもしないことを偉そうにSNSとかそういった公器で語るなよ、と思うのです。

知らないことは無知というレッテルを貼られるのが怖くて、みんな知ったかぶりをする、これが最近の傾向だと思います。

みなさんも、こういう連中が跳梁跋扈している現実社会をもっと見るべき、と私は思います。

そしてわからないことはわからない、知らないことはしらない、と言う勇気を持とうよ、と思うのです。

あなたの知ったかぶりが他人に金銭的な被害をもたらすと考えれば、知ったかぶりなんてできないと思うのですが、みんながやっているから、自分も、なんて安易な道に流されないようにしたいものです。もちろん、私を含めての話です。

 

下がった理由

下がった理由は、GDPの発表だろ、何回、言うんだよ、という方も多いと思います。

NYダウ先物日足


いつものように赤が日本GDP発表、黄色がアメリカGDP発表

注目してほしいのはアメリカの株価なのに、日本のGDPが起点になって株価が動いているということです。

これは以前にも説明をしましたが、中国と世界がデカップリング(分離)しようとしている中、中国に利益を奪われていた経済大国は日本、その日本に利益が戻ってくるのであれば世界の投資家は日本に注目する、ということなのだろうと思います。

参考までに日中国交正常化のころに日本のGNPが世界第二位になったのですが、そのときの中国の世界的経済プレゼンスなどないに等しく、日本は中国経済などに一切、頼っていなかったことです。

そのころの中国は文化大革命の真っ最中であり、90年代になってようやく成長をし、現在のようなプレゼンスになっただけの話です。

ゆえに、日本がこういった1970-80年代の日本の高度成長期のようになる可能性があるし、投資家も注目をしている、ということです。

ここの観点がなければ今後の日経や為替の動向は間違えるよ、と言いたいのです。

その軌道にもっていったのは安倍さんで、安倍さんの支持率が今、これほど低いのに疑問を持ちます。

要するに、出鱈目な報道やみなさんの空想、妄想がひどすぎるからこういう結果になっているのだろうな、と、思います。

ともかくGDPを境にマーケットの環境は変わるよ、と言いたいのです。

 

もう一つの材料

上記はアメリカと日本の中央銀行のバランスシートと株価の関係になります。

日本の発表頻度が少ないので参考にはなりませんが、アメリカのFRBのバランスシートの拡大が最近はどんどん、鈍化をしています。

それに従い株価も軟調になってきているのはおわかりになると思います。

その前にコロナで株価が暴落したときにFRBも日銀も、バランスシートの拡大(量的緩和の拡大)を行い、株価を下支えをしているのがわかると思います。

その拡大の幅がFRBをみれば最近、減っていますので下がった、それだけの話です。

 

今後の展開

非常に簡単なのですが、株価が下がれば、FRBとBOJは何をしでかすかといえば、緩和の拡大を行うというだけの話なのです。だから、順調に下げるとはいえない、ときのうツイッターに記しただけの話なのです。

もちろん売り方としては順調に下がってほしいのですが、今後、雇用統計など良化する指標が続出しますよね。ISMなどシカゴ、メトロポリタン、フィラデルフィアなどみるとどれだけよくなるんだよ、と言いたくなります。

きのうもIMFが今後の株価の行方に対して警鐘を鳴らしましたが、私から言わせればいまさら何言ってんの? という感じです。

ただ、IMFが警鐘を鳴らすということは、ま、わかっている人間は、今回の下げはわかっていたということ、このことを忘れてはいけません。その意味は、政府の取る対策も早いということです。さらに下げるのには事件が必要なのかな、と思います。

為替に関してはいままで言った通りです。株価が下がれば円高なんて誰が決めたのですか。大して円高にもならないですね。妄言や世迷いごとを信じるのいい加減、やめにしませんか?