おはようございます。

ノーベル化学賞受賞の吉野さんがNHKでのインタビューで何を考えて研究をしたか、との問いに「過去10-15年になにが起こったかをよく研究する」と答えたことは脳天に刺激が走った、と感じました。

過去の歴史も非常に大事なことですが、やはり直近10-15年になにが起こったかを研究すればだいたい未来になにが起こるかを予測し得ることは可能、ということは薄々、いつも感じていたことです。

また、ノーベル平和賞の医師が、他人に無関心でいることが世界を不幸にするそもそもの原因だ、と語ってもいました。世界はつながっている、他人への関心によって世界は成り立っている、私がなんとなくこうじゃないかな、と思うことを医師ははっきりと口に出していました。

これらが私と同じ考えだといっても、私はまだ実践できていない身になります。特に日本の平成史に関して全く私は整理ができていません。

世の中の動きは欧米やそのほかの世界でも10-15年をみていればなんとなくこうなるのではないのかな、なんて見えてくるのですが、日本に関してはぼやけた全体像しか把握をしておらず、未来もなんとなく今までぼやけて見えているような感じがします。

これを機に日本の平成の金融史、政治史をもう一度、勉強しなくてはならないな、とは思います。

本日はいつものテクニカルの話です。

ドル円日足

いつもの4時間、単純移動平均10.30を日足に置換しただけのものです。

今年の5月に10と30がデッドクロスしてから円高波動の開始です。その終了は、いつもいうようにトレンドで新安値を3回更新したときになります。

それが8月になります。そして8月中旬に二番底を取り、3回の波動は終了いなります。つまりここからは円安転換になります。

そしていつものようにゴールデンクロスをしたところから底値立ち上がりをしています。そしていつものように、30まで強烈に売られます。

現在の状況はゴールデンの1度目のはそうが終了しています。このトレンドが第二回目に入るのには30がアップトレンドになっていますので、すぐに入るであろうと思います。しかし、短期線である10はダウントレンドになりますので、この白い線が上向き、ないしは横向きになる日柄が必要ということがわかります。この10と30は短期的にはデッドクロスをするかもしれませんが、長期線30がアップトレンドになっていますのでクロスをしてもだましになる可能性のほうが高いと判断することができます。

つまりデッドしてくれて一斉に売ってくれたほうが買いやすいということです。それを4時間や1時間などで売られ過ぎの場面を探していくだけの話です。

では、将来の展望はどうなのか、ということを考えていきます。

まず、今年の5月からの新安値3回の波動が終了をしていますので、円安に転換をしています。この円安波動が、5月からの一連の戻り波動であるとすればこの新高値更新波動は1回か、二回になる可能性はあります。

現実的に底値立ち上がりの足の戻りが非常に鈍く、新高値の取り方が非常に甘いので、現時点では5月からの戻り波動、つまり、再び円高に回帰していく可能性の高い線だな、と私は感じています。

ただ、目先は、円安だろうね、としか考えていません。

 

ファンダメンタルズを世界的に考えていくと

きのうはCPIは予想以上に下がらないということで、アメリカの長期債の金利が上昇をしています。日足でアメリカ10年債をみるともしかしたら、金利が上昇傾向になるかもしれない、と思います。

となるときのうのFOMC議事録で公表された緩和の停止は現実味を帯びます。なぜならFOMCが行われたときの市場1年物金利と政策金利が近似していますので、FOMCで金融緩和停止が議論されるのは当然の話です。

しかし、金利が上昇すれば市場金利と政策金利の乖離が拡大することになりますので、緩和が停止される可能性が高いのです。

そもそも今朝のニュースは楽観を支配するニュースばかりです。米中、ブレグジットなど先の見通しを楽観するようなニュースばかりです。

個人的には1週間か2週間、楽観が市場を支配するのではないのか、と思っています。今回、見ているのはアメリカダウの日足の10と30だけをみて相場観を組み立てていました。ダウ日足のデッドクロスは騙しなのはわかっていますので、それをみてドル円の相場観を組み立てただけの話です。

非常にわかりにくい相場ですが、何を基準に動いているかをみつけることかがカギなのです。もちろん大きな動きは株式ではなく金利を中心に世界のマーケットは動いています。