おはようございます。

ドル円は108.6までという話をしましたが、現在109.15程度、これも想定内のことです。先ずは最初にその説明を。

誤差は0.25-0.5パーセントある

108.6を書いた日だと思いますが、このときにこの誤差についても説明をしています。その誤差は0.25-0.5パーセントあると記しています。

つまり、108.6の0.5パーセントは0.54円になります。つまり109.14程度まではあります、ということです。つまり止まる値位置からは行き過ぎがある訳で、その誤差はだいたい0.5パーセントですよ、という話です。

ですから、現在の値位置は想定内の話になります。

 

テクニカルからの説明

上記はいつものようにドル円4時間、単純移動平均10.30になります。

この転換が起こるとき、すなわち、買いから売りに変わるとき、そして売りから買いに変わるときには必ず、ある特徴があります。

それは必ず、ローソクと単純移動平均線10(白)がくっついているということです。すなわち、状況は10(白)とローソクが乖離している状態ですので転換は起こらないということです。

では、この白とローソクの乖離が解消するのにはどうならなくてはいけないのか? ということです。今のまま、上伸を続ければこの乖離は縮まることはありません。ですからマーケットが保合いにならないといけないのです。

では、4時間足の10という意味が40時間になりますので、これがローソクと単純移動平均が保合いをこれからした場合、この乖離がなくなる時間の特定は小学生でもできる計算をすればいいだけの話です。

となると、乖離が無くなる時間がわかり、結果、いつから注意をしたらいいかがわかるということになるのです。

テクニカルの説明は以上になりますが、このやり方をマスターすれば、ほぼストレスはなくなる訳です。ただし、実際にやればおわかりになると思いますが、考えなくてはいけないことは多数あり、結果として、自動売買などのプログラム化することは難しいのです。

今までに書いたことなど、ゴールデンクロスの仕方から乖離、誤差など、ほかにも考えなくてはいけないことは多々あるのです。それを数値化して計算式にぶち込み、AIに判断させる、無理だと思いますけどね。

金利の変化

上記はアメリカ国債10年物利回りになります。

FOMC直後に金利は急落するのは当然のことになります。しかし日本が三連休の間に急騰になります。現在は、レンジの上限になります。

先週に政策金利を引き上げていますので、レンジの上限ということに異論があるという方もいらっしゃると思いますが、政策金利を考えればこの程度ではないか、と思うのです。

これも想定内のことです。つまり金利を下げた結果、株価が上昇、そして、資金需要が旺盛になるから金利の上昇です。

しかし、金利が上昇しすぎると株価は軟調になるのは証明済みです。つまり、株価が上昇しているとみなさん楽観ムードになっていますが、この金利で株価の上値追いはむずかしいでしょうね、ということです。

この金利が高止まりをした場合には、1週間後くらいに株価が崩落するよね、ということなのです。

このように金利の動向が為替の状況を左右しているのです。どちらにしても、今後は、金利か、株価が動けば、また為替は動くよ、ということです。

 

ファンダメンタルズから

ファンダメンタルズというもの、すなわち経済指標というのは去年との比較の数字です。つまり、みなが付和雷同にアメリカ景気が悪いと騒いでいますが、それは去年と比べた話であり、去年と比べれば悪いが、5年のスパンでみればアメリカは絶好調なのです。

それだけです。

では、ここから何の話をするかといえば、去年、何があったかの話をすればいいだけの話なのです。

去年は11/8をピークに株価は急落をしているのです。

ですから、何もマーケットがわかっていないアホたれが、楽観論やリスク選好状態とか騒いでいる時点で何もわかっていない、と私は言うのです。

去年11/8から急落、正確には11/9になるのですが、そこから11/23まで急落をしているのです。

11月はそれが基準となって、マーケットは動くのですから、円安の目というのはほとんどなくなるのです。

去年より、景気はいいけど、去年ほどはよくないのです。去年よりは景気が拡大していなかったので、去年よりは崩落する幅は小さくなるでしょうね。理由は去年よりは成長をしていないから。

この辺は私が今までいったことを理解していないと理解できません。これをたった読んだ数分で理解しようと思っても無理な話です。私でも理解するのに1年以上かかりましたが、理解すれば、モノごとをロジカルに考えるくせがつくようになります。

言いたいことは去年、急落した時期ですから、この急落を避けるためには去年以上に成長をしていなければいけないのです。でも、実際の数値はしていないのです。だったら、マーケットはどうなるのか、ということだけです。

 

大事なこと

このことをトランプは理解している、ということです。今週の週末に私はイラン関連で何か起こるのではないかな、と考えていましたが、報道をみるとどうも、中国くさいですよね。

中国のニュースは、本当は経済指標に何も影響を与えませんが、実際に株価や為替にはすごい影響を与えています。つまり、ほとんどのマーケット参加者は間違った根拠で、マーケットに参入をしているということがわかります。

この論拠通りに動かない(中国との貿易摩擦が激化するとマーケットが低迷すること)と、マーケットは予想外の動きとなって、大きく動くということです。

トランプはそれを意識して、急落を防ぐために中国と合意するよ、とリークしまくっているのでしょう、と勝手な想像ですが、おもっています。

この見抜き方は、みなさんにもお教えしましたが、出所が政府高官になっている場合はたいていの場合は、それはトランプが自らリークしているのです。

こうやって長い間に亘って、このコラムを読んでいるとさまざまなマーケットのヒントを得ることができると思います。