おはようございます。
株価の下落に再び、トランプ劇場再来です。
令によって、ブラジル、アルゼンチンの関税強化からスタートし、恒例のFRB批判、マクロンとの喧嘩、中国との交渉は1年後でも構わないとの発言、挙句は北朝鮮まで飛び出したという状態です。
まさしく正気ではない、というような状態です(笑)。よほど弾劾の決定と株価の下落が悔しかったのでしょう。
株価が年内は28200ドルくらいが頭、ということが確定をしたと思います!?
株価に関してはずっと、頭は28200ドルが頭ですよ、と言っていました。正確には来年の1月末まで28200を超えないと思います。
この近辺までくれば執拗に利食い売りと、新規売りに押されることになると思います。
この株価の高値を言い当てているのは3回目くらいになります。過去にこの算出方法は明示をしています。気が向いたら書くかもしれません。
もう少し、正確に書くと、計算をすると28188ドルくらいになるのではなかったのかな、と思います。もちろん、この数字は先物で計算をしていますので現株は数字は違うと思います。
そして、ずっと12/1以降に株価が下落をすると書いていたことも当たっています。この背景もずっと書いていました。
では、この下落はいつまで続くの? ということですが、これも背景を知っていれば、わかるかと思います。
では、今後の展開について話をしていきましょう。
株価、ドル円の今後
先ずは、きのうも触れた短期的な話です。毎月第4営業日にISM非製造業指数が発表されます。第三だったか、よく覚えていません。
この数字は下落のセンチメントだと、低い数字であってもそれほどサプライズはないと思いますが、重要なのはこのサービス業PMIは良い数字である訳がない、と、株価が上昇基調にある中でも私は言っていたということです。
すなわち、下落前のコンセンサスだと高いのが当たり前でしたが、この数字は低くなる可能性が高いのです。
要するにISMのサービス業が悪い数字であれば、再び、下落する可能性があるということです。
そして、この雇用指数が金曜日の雇用統計の数字に直結します。それだけの話です。これで今週の話をしたつもりです(笑)。
長期的な展望
トランプが訳のわからないことをほざき続けている間に、日本は補正予算を10兆円から25兆円に拡大するそうです。
これで日米欧の三極の中で一番、緩和の拡大が激しいのは日本になります。これだけ政権が円安にしますよ、とアピールをしている中ですので、円高のピークで買う準備を忘れてはいけません。それだけです。
中期的な見通し
トランプはこのまま株価が下がり続ければ、FRBに金利を下げろ、下げろと騒ぎ続けるでしょう。忘れてはならないのはトランプは金利の水準を日欧レベルまで下げろ、と言っているのです。
すなわち、マイナス金利にしろ、と言っているのですから、自分の都合が悪くなれば、金利を下げろ、というのです。もう恒例行事でどうでもいい類の話です。
そこでFRBが言うことを聞くかどうかの問題です。
国債1年物金利利回り推移です。
きのうの引けは1.56で、FFレートの誘導目標は1.5-1.75です。下限目標までわずかな状態になっています。
これが1.5よりも下の状態が常態化すれば、次回FOMCで利下げをするということです。メディアはすでに利下げフェーズの終了と決め打ちしていますが、そんなことはありません。
この1年物金利はきちんとウォッチしなければいけまえん。
ちなみにトランプが金利を下げろとFRBをののしるのは単なるマッチポンプです。要するにFRBに喧嘩を吹っ掛けているように見せていますが、トランプが金利を下げろ!とシャウトするたびに、金利が下がるので、そのダミーにFRBを選んでいるだけの話です。
つまりパウエルをクビにするとか、しないとか、ギャーギャー騒いでいますが、関係ないのです。確信犯で金利を下げるために、FRBを非難しているのです。パウエル議長もきちんとそのことはわかっていると思います。
本日は株の投げが出て、追証整理が後場寄りまで出るでしょう。そこから円安だとは思っています。
ただ、株の高値期待があればより一層、落ちる可能性があります。