おはようございます。
実はきのうの夜に書いていますので、相場の解説は不確かなものになります。今回は、1/2に発表されたISM指数と、ゴルディロックス相場について解説をしていきます。
ゴルディロックス相場とは?
ゴルディロックス相場は別名、適温相場ともいいます。つまり、急激な上昇もなければ、急落もないような、ゆっくりと上昇していく相場を指します。
そもそもゴルディロックスとは何? と思う方も多いと思いますが、これは童話3匹のクマさんに由来をします。日本語訳では金髪の女の子のことを巻髪の女の子と翻訳していましたので、その女の子の名前をゴルディロックスということを知らない人はほとんどになると思います。
三匹のクマさんは、あついスープを作ったのですが猫舌で熱いものが食べられないのです。ですから冷めるのを待つために散歩に出かけた間に、その巻髪の女の子、ゴルディロックスがクマさんのお家を訪ねたのです。
ゴルディロックスは、そのスープのうち子供クマのスープが適温だったので、それを呑んでしまった、これがゴルディロックス相場の由縁になります。
つまり暑過ぎず、冷たすぎずのことを慣用句としてゴルディロックスというのです。これはさまざまな分野で言われていることであり、たとえば、惑星においては太陽から近すぎず、遠すぎない惑星のことをゴルディロックス惑星と言います。
なぜ、この時期にこのような語句の説明をするのかといえば、今年はゴルディロックス相場の様相を呈しているからです。
理由は、たとえば日本のおととしは関西地方、北海道の自然災害、去年は関東、東北地方の自然災害でしたがそこそこ成長しています。
つまり日本の成長力はあるのですからそこそこ今年も成長するであろう、という見込みなのです。
つまりバブルにならない限り、今年はごゴルディロックスの可能性が高いので改めて説明をした次第です。
アメリカの場合
アメリカの場合は、ISM製造業をみてみましょう。
ISMの12月が、予測より低いということで株価が売られました。
しかし、いつものように2018/12月の数字をみれば理由は明らかです。数字が54で去年の12月がそれほど良い数字になる訳がないのに、良い数字を期待するのがおかしい訳です。
しかも1月は去年は良い数字ですのでさらに悪化するでしょう。
そして、株価とISMを合わせると、ISMと株価は全く順行していないことがわかります。
ほとんどの専門家、評論家というのは、このISMをみてアメリカの景気を評論している訳です。
景気は悪いはずですよね? でも、株価は上昇しているのです。こういうのを通常はバブルというのですが、アメリカ経済はちっともバブルではありません。
たしかに、28200ドルという数字は今月のGDPまで有効になりますが、現在、それを上待っているのはマーケットの勘違いかプチバブルと判断をしています。
おそらく今年は、去年1年のISMが悪かった影響もあり、50の回復はもちろん、かなり良い数字が出てくることになるでしょう。
景気は良い、の大合唱に再びなると思いますが、実態はゴルディロックスであり、みなさんが期待するほどは上昇しないとは思います。つまりISMが良い以上に、株価は上昇しないと思います。また、為替の実効為替レートも同様になります。
全く動いていなく、わずかに秋口に上昇をしましたが、年末にはもとに戻ってしまっています。
このように考えると、今年も大きなボラタリティーを期待するのは難しいと思います。要するに、ファンダメンタルズを少し知っていても、今年の相場はよく分析をしないと、なかなか見通せませんよ、ということなのです。
本日のマーケットは戻りいっぱい捜しか、すでに下がっていると思います。要するに、戻り売り継続です。
>しかも1月は去年は良い数字ですのでさらに悪化するでしょう。
>おそらく今年は、去年1年のISMが悪かった影響もあり、50の回復はもちろん、かなり良い数字が出てくることになるでしょう。
全く逆のことを言っているように思うのですが、2019年01月は56.6。
良い数値だったので、今年の1月は反動で、悪い数値。
50の回復はできず、かなり悪い数値が出てくる、で合っているでしょうか?
私も、ドル売り目線さんと同じ質問、1月ISMをどう予想されているか、質問させてください。
後の文脈では、ISMは良い数字になる(しかし、株価には反映されない)と読み取れるのですが…。