おはようございます。

今週の後半はグリコのおまけみたいなものです。おまけ、というのにはひどい暴落でしたが(笑)。

結局、今回の暴落にコロナなど関係がなく、あくまでもメインテーマはウェルズファーゴの不正からの資金繰り問題だったのであろうと思います。

ウェルズファーゴの不正からCEOの退任を契機としてFRBの緊急利下げが3/3にあったのです。

その後の展開はみなさんのご存知のことだと思います。

 

本日の話

今回の話は、こういう暴落が起こっている最中に、次のことを考えなければいけない、ということです。

これは中国でコロナが発生をしたときに専門家と称する人たちはコロナばかりに目が行き、生産性に関して言い始めるのは私より周回遅れで言い始める訳です。

私は、そのほかに関係国の影響、つまりヨコの関係や、次のことをすでに考え始めているのです。こういうように考え始めると、メディアや専門家が次に何を言い出すかがわかってしまうのです。

それを言い始めて、マーケットに織り込み始めるときに私は準備万端なのですから、考えていたことを実行すればいいだけの話なのです。

次のことや、横のことを考えるといっても、難しいことではありません。そんなのお前だからできるんだ、と言う方が必ずいます(断言)が、事実を集めて誰もが類推することを考えるだけの話なのです。

今回のウェルズファーゴの話にしたって、私は、このコロナが起こったときには必ず資金繰り悪化、倒産が出るはずと言っていました。

FRBが利下げをしたときに話題となっている会社を調べるとウェルズファーゴと出ただけの話なのです。誰でもできることではないですか?

次のこと、ヨコとの関係を起こった瞬間に考える人はなかなかいません。だったら、あなたもやればいいだけです。

事実をできるだけ集め、そこから、誰もが類推できることを考える、だけの話なのですが、こう書いても99.9パーセントの人はやらないことはわかっています。

人と違う努力もせずに儲けたい、バカですか?と私に言われることは必然です。言葉が悪いというご批判は、当然でしょうが、私からすれば楽して儲ける方法なんてありえません。

ここに書いている答えだけを求めても意味がありません。自分で考えなければ意味がありません。私が気まぐれで一切の執筆を止めたら、ほかの人のところに行くだけでしょう。

それで儲かるの?見なくてもあなたの将来などわかります。もっと真剣に考えてほしいと思います。

 

今後の展開

まず、FRBも日銀もTBの買いオペを行っています。

■アメリカ国債3か月物利回り

■日本国債3か月利回り

FRBも日銀も、ここ数日、この3か月物や6か月物の国債(トレジャリービル)を買い入れして、現金を市中にばらまいています。このコロナ騒動で中央銀行当座預金に現金を積み、資金融通の促進を図っているのです。

融資残高が大きく伸びる、のは当然の話になりますが、そのお金の使い方が前向きなのか、後ろ向きなものか、は大変、重要なことです。

日本は、休業補償に使われ、アメリカは設備投資に使われると以前に記しましたが、現在のアメリカも非常事態宣言が出ていますので、後ろ向き、つまり休業補償に使われることを目的とした融資資金ということがわかります。

短いタームなのは、本格的に稼働をすればその借金は返済できるという意味合いがあるのでしょう。

この金利低下で喜んで、浮かれているオバカさんはソフトバンクの孫ですよね。

マスクを配布するとかほざいていますが、もうほとんど死亡寸前のソフトバンクがこの金利低下によって生き返ったのですから、ま、そのくらいの大盤振る舞いは当然でしょう。

コロナでみな苦しんでいるのに自分は助かったのですから、浮かれるのも当然の話です。

しかし、感心をしたこと、普通の経営者とは違うよね、と思ったのは、たとえばゴーンと孫の立場を置き換えた場合、ゴーンは助かったら、自分でガメちゃうよね、でも孫はそれを皆に分け与える、犯罪者になるかならないかの、瀬戸際ってこういうことなのね、と私も勉強させていただきました。

こういうことやるならもう少しマトモな経営しろよ、と思います。

しょせん、寿命が多少伸びただけの話です。ソフトバンクは。金利が上がったら、たぶん、ご臨終は近くなると思います。コイツは金利があがらないと思っているのだろう、と考えているのです。

要するに、今のFRBやBOJがやっていることは、目先の救済であり、将来的な展望に基づき、行動をしている訳ではないのです。

将来の展望を開く構図、どこももっていない、ということなのです。ここから利下げをして、景気が良くなる訳がないのです。なぜなら、アメリカはゼロ金利になってリーマンから回復したけど、日本はマイナス金利にしても、ちっとも回復なんかしませんよね。

これがここ最近、麻生大臣が言っていることです。量的緩和をしても、金利を下げても、景気なんかちっともよくならねーじゃん、と言っているのです。つまり財務大臣自ら、今迄の方法をすべて否定するのです。

アメリカは、金利を下げれば景気がよくなるのは経験則でわかっていますから、利下げをすればいいだけです。

問題は日本です。まず、貿易相手のアメリカは良いでしょうが、中国が大問題です。習を招待するのに気を使っていますが、今回の騒動で、中国の正体、見えませんか?

見えていなくて、今後も中国との関係を依存する、むしろより一層なんて考えている人は誰もいないと信じたいと思います。

今回の真犯人は中国であり、SARS騒動に次ぎ、二回目の国際的な大犯罪です。

中国に進出すれば、このリスクが常につきまとい、今後も、私は散々に指摘をしましたが中国にそもそも医者や医療従事者が圧倒的な不足、それを改善しようともしない中国投資に未来があるとは思えません。

中国の生命線は、海外直接投資と資産価格で、今回の騒動で世界で上がっている株価の中に上海株がふくまれています。

ほかの上がっている国々は明らかに流動性不足で下がりたくても下がらない国のみです。真犯人の国の株価が上がっているなんて、どっちらけ、もいいことだし、中国人に気を遣う必要なんて一切ないのです。

おそらく、これも以前に言いましたが、中国が日本のように失われた20年、30年となる可能性が高いです。

というよりか一時期、バイデンが本気でバイバイバイデンになる可能性も指摘しましたがグッドバイシナになる可能性が出てきているのです。

そうなると世界経済、どうなるの。東南アジア筆頭にめちゃくちゃになりますよ。でもその圧がなくなるようにするのが政治の仕事です。

先ずその前に、株価をあげて好況を演出するのが政治の仕事です。特に日本の経済対策は麻生大臣の発言からもわかる通り、従前にないことをやってくる可能性が高いのです。

私は去年の年末から、金利をあげても、消費増税にも関わらず、景気が悪くならなかったのを受けて、日本政府は利上げを行うと考えています。

知ったかぶりが非難ごうごうになるのは眼に見えていますが、放置してでも断行する可能性が高いと思っています。

そうなるとSBはますますご臨終の可能性が高くなります(笑)。