おはようございます。

本日は、コロナウィルスの今後についての展望と、本日のマーケットについて記したいと思います。

 

本日のマーケット

いきなり寄り付きからアメリカ株先物夜間取引がサーキットブレーカーになっています。止まっているのをみて、また私のチャートシステムの故障か?と思いましたが、サーキットブレーカーです。

アメリカ株が軒並み5パーセントの急落ですので、次の展開はおわかりになると思います。

書かなくてもお分かりになる方は精進してください。わからない方はもっと勉強してください、ということです。

サーキットブレーカーはマイナス5パーセントで発動し、本セッションが始まるまで夜間取引はフリーズします。

では、売りたい連中はどうするか、といえば、外国市場やアメリカ市場で代替になるものを探して売買をします。

たとえば、現在8:15になりますが、オーストラリア株ASXは6.5パーセントほどの下落です。日本株の先物寄りは5パーセント超安です。

そのほかアメリカ市場ではアメリカ債券高、ゴールド安などの現象が見られます。

つまり投資家は代替の市場を探し出し、アメリカ株が商いできないヘッジをするのです。

そして、為替はアメリカは5パーセント安で固定されますので、日本株は5パーセント以上安ければ円安、5パーセント以上に買われると円高になる、というのがわかります。

こうなるよ、と書いているのに今までこれが理解できない人が多くて本当に困ります。

さて、問題はアメリカの夜間取引はなぜ、下がったのか、ということです。

トランプが実は日本時間の朝7時からコロナ対策に関して演説を行っているのです。

まだ、下げ止まってもいない段階、つまり安値を割るような事態になっているときに演説を行っているのですから、もう余計なことすんな! と言いたくなります。

このトランプの中身など私は興味もないのですが、マーケットの内部要因はこうなります。

ファンドはトレンドフォローになりますので、新規に売り増しをしたいのです。それには買い方がいなくてはならないのです。その買い方というのはトランプの経済対策に期待した買いなのです。

トレンドに逆らうのは致命傷になりますので勝つのは当然、ファンドです。結果、サーキットブレーカーです。

トランプは野生の勘だけで経済対策を講じ、今まで、それが当たってきたので天才、と思っていましたが、彼はしょせん、何も経済のことがわかっていないことを露呈しただけの話です。

ある意味の天才、と私はかんがえていましたが、危機対応時にはその野生の勘も全くアテにできないものだ、ということ、そして今まではたまたまうまくいったのだ、という確信に近い印象を私に与えました。

つまりトランプの高評価が砂上の楼閣のように崩れ去る可能性が出てきている、ということです。

こういう野生の勘の持ち主というのは、一度、失敗するとズルズルと落ちるところまで行くというのが私の経験値ですが、どうなるでしょうか?

参考までにトランプが今後、どうしようもなくなると断じるとまでの決断には至っていません。今までになかった考え方を私自身が表明したのにすぎません。

理由は、たぶん、今後、コロナの状況が劇的に改善をする可能性があるからです。そうなるとトランプは果断な決断をした英雄になってしまいます。

ともかく、下げ止まってもいないのに次ぎから次へとアホな発表すんな、ということです。

日銀も同様で、買いを提供し、それをファンドに狙われるという構図です。アホ、としか言いようがないのです。

他人のお金だと思って、無駄に使うな、アホ、と言いたいです。国会議員など支援、援助したいなら自分のゼニで援助しろ、と言いたくなります。

経済効果が測定できないものを軽々に言うな、と言いたいのです。

投資、つまり援助という投資に対して、将来、それ以上の税金が納付されることを前提条件に物事を語るのは当たり前の話であり、税金を使ってそれが回収不能になる公算が大きいものに軽々に援助なんて言うべきことではありません。

この援助、支援と軽々に言う社会に私は警鐘を鳴らします。

なぜ、人間が成長する力を信じないのか、危機に陥ったときに、それを克服した人間ほど強い人間はいないのに、なんでもかんでも援助、支援しようとするのか、意味が全く理解できません。

援助や支援を受けた人間というのはずっと脆弱なままです。自力で立ち上がって、はじめて強い人間になるのが自然の摂理です。

なんでもかんでも援助すりゃ、いいってもんじゃありません。今の各国政府は人を信用していない、そして、バカにしている、と思います。

もっと、人々の危機を克服しよう、という気持ちを大切にすべき、と思います。そのような気持ちを削ぐ、政府なんて無能なのです。

コロナの今後の行方

コロナの行方などロジカルに考えればかんたんなことで、なぜ、将来がわからないとか言う人がいるのか私にはさっぱり理解ができません。

① 感染
② 拡大(パンデミック)
③ 収束

これだけのサイクルを追っているだけの話なのに、なぜ、将来がみえないというのかさっぱり理解できません。

①から②には2週間、つまりピークに達するまでには2週間かかるのはなんとなく理解でき、収束にはさらに2週間から4週間かかっています。

これが一連のプロセスになっていると思います。

あの衛生状況の悪い中国でも収束に向かっているのですが、今、懸念されているイタリーやこれからピークを迎える米国もだいたい同じ傾向をたどるでしょう。

改めて、私はコロナを単なる風邪、としか思っていませんが(笑)、インフルが流行すれば学級閉鎖、というのはみなさんも経験があるでしょう。

都市封鎖をロックダウンというらしいのですが、要するに学級閉鎖の拡大版と考えれば、いいだけの話です。

学級閉鎖を行って二度と、授業が再開できない授業なんて聞いたことがありません。つまりいつかは必ず収束をするということです。

そう考えれば、終わるまでおとなしく待てばいいだけの話なのですが、蜂の巣を叩いたような騒ぎになっています。

そして、これの経済面の影響ですが、私は今後は企業の倒産、しかも大規模なもの、というのが要注意だよ、と記しています。

この危機を認識していたのが中央銀行で資金供給を担保して、各企業を監視していることは間違いないでしょう。

どの民間銀行も、みな日本銀行に口座をもち、そして、その融資状況などを把握するように懐かしい金融庁検査によって義務付けられているのは当然の話です。

つまり巨大企業などの財務は日本銀行にはほぼ筒抜け状態であり、把握を中銀はしているでしょう。全部、推測ですけど(笑)。

だから4月末まで流動性を担保するということは、危ない企業があるということです。

しかし、週明け、月曜の記事を見ていると、ようやくこのことに気づく連中が多いと確認することができます。

人間というのは、危機を予知すれば対応するものです。突然の地震に人は右往左往するものですが、事前の台風の被害は少ないのはそのためです。

去年の台風は自然災害をなめ切るとロクなもんじゃなくなる、典型例です。

となると米国発の株安の連鎖がどこで止まるか、をみていればよいというだけの話です。

でも、また日本が下がっている最中の最悪のタイミングで経済対策を発表するという愚行をまたやりそうですけどね。

アホ、政府関係者がみていたら、株が上がっている最中にそういう発表をしろ、とお伝えください。下がっている最中なんかにやればバカと私は声高にいいます(笑)。

オリンピックもきちんと米国が4週間くらいで終わるかもしれないということで、4週間後に発表にしているでしょ。ちゃんとみんな計算しているんですよ。

私はへそ曲がり、それも小規模っではなく、大規模なへそ曲がりなので、みなが弱気しているときに大きな強気をしたがる性癖をもつドアホウです。