おはようございます。
株価はまだ戻り新値になっています。私のひん曲がりを証明する相場に申し訳ない気持ちと、恥ずかしいと思う気持ちの両方あります。申し訳ありません。
しかし、考えてみると、このコロナ直後に株価はすぐにもとに戻る、と喝破していたのがなぜ、この意見を転換させたのか、を考えています。
言えることは人の意見は過度に聞くべきではないけど、聞かない訳にもいかない、ということです。
自分の意見がいくらとっぴおしのないものであるかを世間に意見を聞くのが人に話の話を聞くといことだと考えますし、あまりにも荒唐無稽な意見を世間知らずで通しても仕方がない、とは思いますが、結局、現状と、周囲の意見に流されてしまった自分を恥ずかしく思います。
アメリカの現況
いつもの実効為替レートになります。5/26までになります。
上記のチャートをみればおわかりかと思いますが、5月の最終週に入って、大きく実行為替レートが下がってきています。
これは、その前に実行為替レートがなぜ、上昇をしたのか、の理由がわかっている人はすぐにその答えはわかります。
つまりコロナ発生によって、お金を貸している投資家が一斉に資金を引き揚げたことによってドルの供給が足りなくなったからドルの需給によって上昇をしたのです。
そこでFRBがドル資金供給を無制限に行い、ようやく、需給が改善をされたことが5月の最終週にドルが下がり始めたのです。
つまり、市場や社会に商売をはじめたくても現金がないような状態でしたので、商売が再開できなかったのです。
FRBが資金供給を行い、銀行が融資を積極的に行うようになった結果、経済が廻り始めた、結果、ドルの需給によって上昇していた実行為替レートが下落をした、ということです。
原因がわかっていれば、下落をした原因はすぐにわかるのです。
このことから、チャートでもファンダメンタルズでも、今、起こっていることにしか興味を示さない人が多いのですが、要するに過去の経緯をきちんと知っていなければ正解にたどりつけない、ということなのです。
たとえばSNSでの非難、中傷合戦というのは、その人の今の現状しかみなさんは知ることしかできません。
でもほとんどの正解というのは、過去の経緯をきちんとしっていなければほとんどのケースは正しい判断ができなくなる、ということを覚えておいてください。
私が、カビの生えたような歴史の話をよくするのは、マーケットの先行きなんて、その国や会社が過去に何をやったのかを知らないで、先行きが見えると思っているほうが頭はおかしいのです。
その場の感情や思い込みで人を非難するというのは厳に慎みたいものです。
先を読みたければ過去のデータや歴史、経緯をよくみたほうがいいよ、あなたの知っている知識なんて高々知れているのに、直感だけでしゃべる人間がいかに多いか、これを私を含めてみなさんが認識をしなければ、非難や中傷というのはもっと増えるでしょう。
なんで一番、自分が知っている、偉いと思うのか、不思議に思います。
きのうの話、これからは差別、侮辱の期間に入っていますので、こういうことは増えます。
話を元に戻せば、お金がなかったことが経済活動が再開されなかった理由ですが、お金が潤沢にあることが上記で証明をされています。
つまり、またトランプがまた気が変わって、経済活動の再開やめ、とか言っても、手元に事業資金があればみな勝手にやります。だから、いったん活動を再開したものは止まらない、これが株価の上昇につながっているのであろう、と思います。
この経済活動が止まるのは本格的なコロナの二次感染拡大でしょう。
今の日本の北九州などで起こっているのは二次拡大というレベルの話ではないと思います。当事者には本当に申し訳ないのですが。
要するに生命の危険を脅かすような状態にならなければ、経済活動は止まらないということです。
ゆえに株価はしばらく高いと思うけど、こんな砂上の楼閣のような株を買う気に私はなりません。高すぎます。そして、雇用統計も控えていますが、よくしかならない、と思っています。
要するに今まではどれだけ悪化するのかが注目点でしたが、今後は、サプライズでどの数字が悪くなるか、を考える時期に来ているということなのです。
日本の地方の現状
今、仕事で地方にきているのですが、ま、この状態でよくみなさん生きているね、と思うような惨状です。
まったく生活が成り立たないでしょうね、というような状態です。都会部と地方ではその景況感に圧倒的な差がある、というのが素直な感想です。
国では先進国と新興国の格差、日本では都会と地方の格差、人としての格差、こんなので本当に社会は回るのだろうか? と本気で考えてしまいます。
のんきにあの株があがる、経済はよい、なんてテレビキャスターをみながらこのコラムを書いていますが、なんて能天気なんだろう、と思います。
今の株価など、どう考えても、今が、コロナ前の状態である、なんて言えません。楽観のし過ぎでしょう。しばらくは楽観が続くでしょうが、それ終わったら恐怖のどん底に突き落とされるかもしれない、と思っています。
これは今後、分析してまたここで書いていくと思います。あまりの現実とマーケットの違いに愕然としているところです。