おはようございます。
本日は雇用統計ですが、きのうも触れたように今のアメリカの経済統計は悪くなりようがない、ということです。
今の状況の場合は、前年比は比較対象とするよりも前月と比較するほうが楽です。
ゆえに4月よりは5月の数字のほうがいい形になるのはほぼ確定的と思われる状況ですから予想に反して悪化になる経済統計を探せばよい、ということになります。
今のところ、探してもない状態です。
どうでもいいことの雇用統計
誰だ、と言いたくなります。失業率が20とか30とか騒いでいた連中は。無責任極まりない、とだけ言いたいのです。
その反面、私は株価がすぐに戻るなんてコロナ発生当初に言っていましたが、戻りには時間がかかるなんて言質に変節してしまった、なぜ、なんだろうか、悩みは深いものです。
こういう展開でいけばGDPもマイナス30とかアホみたいに騒いでいた連中の顔をみてみたいものです。私の予測通り4-6月は10-15になりそうです。
どこかで株は反落するでしょうが、その際、円高にはならないと思っています。逆にドライブがかかって円安になる可能性のほうが高い、と現時点で記しておきます。
きのうの動きの解説
まず、株価が動く原因の主なもの2つ
① ドル(通貨)安
② 低金利
であると個人的には考えています。
きのうのドルは実効為替レートを以下に添付をしておきます。
上記はドルの実効為替レート6/2まで
以前に解説をしたように、ドルの下落は続いています。すなわち、株高の条件①通貨安は満たしている訳です。
これが株価の上昇の原因であろうと思います。
そして何度もいいますが、ドルが下落をしているということは、資金の需要が満たされたことを意味しており、結果として、景気がよくなる、ということです。
問題はこの数字が6/2までの数字であることです。
では、6/3.4.5の数字は何で確認するかといえば、以下をご覧ください。
これはアメリカ10年債利回り推移になります。
注目はきのう金利が急騰をしていることです。
金利が急騰をするということはどういうことか? を考えていけばよいと思います。現況で考えられる状況は。
① 資金需要の急増
② リスクが増した
③ アメリカ財政が厳しい
などが考えられると思います。
個別に考えていきましょう。
先ず①の資金需要の急増に関しては、これだけ株価が急騰をしているのですから我さきに金利の安い状態で資金を手当てする連中は増えるはずです。ゆえに、可能性が高い。
そして②のリスク増大に関してはやはりコロナになります。しかし、それほど危機的な状況ではないと思います。
日本でも東京などで感染が増えている模様ですが、5月の状況と比較しても危機的な状況ではありません。あまり問題がないでしょう。
ほかに考えられるリスクは大型倒産ですが、正直、これは発表されるまではわからない。理由は、つぶれる会社というのは従業員もわかっていない、から、です。
投資家にそれがわかる訳がないのです。ゆえに倒産リスクは無視。
最後のアメリカ財政は、きのう財政指標が発表された訳ではありませんから、悪いのはわかりきっている。
だからトランプがトチ狂ったような妄言を吐いている。デモなどに軍隊を派遣して鎮圧させようとしているのは、大統領選に向けて経済に集中してほしいからです。
自分の失政によって、バブルを崩壊させ、そしてそれが大統領選挙の争点になるのを防ぎたいと思っているからと推測しています。
みな、今回のコロナによる株価の崩落は全部、トランプの所為なのに、誰も指摘をしないのが不思議です。
そもそも去年9月から金利をさげさせたのがバブル突入であり、崩壊はいうまでもなくコロナの所為。
真犯人はFRBの利下げ、それを指示したのはトランプ&パウエルのアホコンビ。どうしようもないコンビというレッテルを貼るのは好きではありませんが、あえて、誰も貼りませんので私がレッテル貼りをしておきます(笑)。
なぜ、レッテル貼りをしたくないのかといえば、全部、推測だからです。事実なら、堂々とふざけんな、と言っているでしょう。
総合的に考える
金利が上昇し、ドルは金利の上昇の原因は資金需要の増大と考えると、ドル高、金利高にしばらくの間になると考えます。
となると株価の上昇した原因が①ドル安②金利安だとすれば、それがきのう現在、反対方向に行き始めているのです。
だったら、株価はどうなるのですか? 引っ張られるドル円も警戒が必要です。ドル円はこういうことがなくても円安と思っていますが、株価が押し目を形成した場合はひっぱられると思っています。
ただし、横ばいか、少しの押し目と考えています。この計算はやはり株価次第であり、その計算方法もまた公表していきたいと思います。
しかし、資金の需給がタイトになったことが金利の急騰原因としても、FRBは無制限に資金供給をする、と言っているのです。
つまり金利が上昇したら、再び、国債の買いオペによって資金供給を行うでしょう。現時点では、資金供給を行うでしょうね、としか言いようがないのです。
しかし、以前にご紹介したマネーサプライは尋常な増え方ではありません。どこかで資金を回収しなければ、ハイパーインフレが待っています。
大統領選でトランプの敗色が濃厚な状態になれば、資金回収などしないと思いますが、まだまだわかりません。
まともな大統領、中銀総裁であれば買いオペ、すなわち資金供給を選択すると思いますが、まともじゃない(笑)ので、さてはて困ったもんだ、と思うのです。
ただ言えることは金利高とドル高が一緒にきて、このまま株価上昇するかね? ということです。雇用統計がどのような結果になろうとも、もう見えていると私は思うのですが、どうでしょうか?
当たるかどうかはわかりませんが、参考にしてみてください。