おはようございます。もやもやの続く相場になりますが、ドル円だけがどうやら立ち上がった模様です。
おそらく、このマーケットは雇用統計待ちになるのですが、何度もいうように思うほどよくないよ、ということです。
本日は日本の失業率、鉱工業生産、中国・製造業PMIと指標が目白押しです。いろいろ言いたいことはありますが、あまり期待しないほうがいいよ、と思っています。
コロナはスペインかぜと酷似
スペイン風邪が俄然、注目をされていますが、なぜ、比較対象としてこれが選ばれるかといえば、酷似をしているからなのだろうな、と思います。
国際連合の創設者でもあるアメリカのウィルソン大統領の歴史的建造物が取り払われたそうですが、日本では疑問に思われているようです。
あまり知られていないことですが、スペイン風邪の流行を黙認した張本人ということをほとんどの方は知りません。
スペイン風邪流行の最盛期に、軍の志気を維持するためにアメリカの軍事基地で大流行している正体不明の疫病を承知しながらヨーロッパ戦線に兵士を送り込んだのです。
なぜ、当時、これが露見をしなかったかといえば、徹底的な報道管制が敷かれていたためです。
要するに戦争遂行のためにこのインフルエンザが大流行をしていることを各国の報道は一切、報道をしなかったことが原因です。
結果として戦死者よりも病没者の多い、戦争となったのです。
その末期症状は現在のコロナと一緒で重度の肺炎でチアノーゼを伴うものです。ただし、病状にはさまざまなものがあり、人によって症状は違ったようです。
要するにスペイン風邪もよくわかりませんし、コロナもよくわからない、という状態です。
わかっていることは、抗体をもった人は重篤化をしない傾向があり、抗体をもっている人が日本では0.1-0.3と異常に低い状態であることから、たぶん第二波は免れないことであろう、ということは想像できます。
そして、天候には共通しており、その天候が19世紀の数々のパンデミックで共通をしているのは暖かく湿度の高い冬から寒い春、まさに今年の季節変化であり、結果は御覧の通りの結果です。
この収束というのはほとんどの人が罹患することによってウィルスの拡散が収まり、終息するということです。
第二波の19世紀からの経験則によると、ウィルスの突然変異によって重篤化しやすい傾向があり、罹患率はその時々によって第一波や第二波の感染は変わってきます。
ゆえにわからない、ということです。
ただし、感染は9月から始まり、その冬には大規模な感染が起こることは共通しています。収束は12月くらいになるみたいです。
スペイン風邪の亜型はH1N1亜型であることはわかっており、今回のコロナの亜型が鳥インフルのH5N1であればもっと事態は深刻なものになるでしょう。
ともかく早く罹患したほうが、重篤化のリスクは少なくなる可能性が高い、ことのようです。
何れの感染時期にしても金持は別荘に逃げたり、なんやらかんやらをしましたが、結局は感染から逃れることはできないことは、確かなようです。
第二波の特徴として、都会よりも田舎のほうで感染が流行し、抗体をもった人は感染をしても重篤化をしにくいということらしいです。
これが正しいのかよくはわかりませんが、スペイン風邪や19世紀のパンデミックと共通していることが非常に多く、ともかく政府のいうように三密を避けるのはマストのように思います。
マスクをしないようなアホは外出禁止にするべきというのは妥当だと思います。
マーケット
本日、中国のPMIが発表されます。
コロナ初期に40の前半という壊滅的な数字が出ましたが、今回は前回50.5で50.6のコンセンサス。
50を超えているので中国経済はよいなんて言う方は多いのですが、結局、輸出不振や国内の需要も大してありません、直接投資も大幅に減少しているなかで50を維持できるかといえばかなり疑問です。
これはどうしても言いたかったので書きました。
ゆえに、本日の入電は大きく戻していますが、ようするに高騰したり下落したりの繰り返しになる可能性が高いと思います。
ただ、流れはこの月末から月初の重要統計の集中時期を過ぎれば下がるのだろうね、というのは変わりがありません。
テクニカル的には、ドル円は大きく円安に放れる足になっていますが、それを補強するものがあまりない、というのが現実です。
たとえば本日の失業率や鉱工業生産が大幅に良い場合には、円安に強力な材料となりますが、これが弱かった場合には、どうなるのだろう、と悩んでしまいます。
いづれにせよ、コロナ感染は上記で説明をしたように、これからが本番であり、これで大丈夫だ、と都会を歩き回っていると勘違いしているアホウがたくさんいることに誰でも気づくような状態です。悲観なんて嫌いですが、流れに逆らっても仕方がないよね、と思います。
ともかくど素人が浮かれているときが一番、危険、というのはいつの時代も変わらないよね、と思います。ゆえに世間の動向をよくみなくてはいけないと思います。