おはようございます。先週、言った通り、今週がヤマ場の展開になりそうな展開にほっと一息。
なにしろ、ドル円が固定相場みたいなものですので、コメントがしようがない。ほかの通貨ペアも似たようなものであり、非常に困っている状態です。
今回は、ナスダックに注目する理由と、なぜ、下落を見抜いたのか、という話になります。
この話はFXにも参考になりますので、関係ないではなく、ドル円やそのほかの通貨、株、商品も見方は基本的に一緒ですので、きちんと理解してほしいと思います。
ナスダックが注目される理由
ナスダックが注目される理由は、いままで散々に解説をしたと思います。
その理由は一言でいえば、中央銀行が緩和をしたから、というだけです。
そのお金はアメリカ人が週に600ドルの給付、日本人は10万円の給付という形であらわれています。
つまり必要な人には必要な現金ですが、不要な人にとっては、これだけ現金の発行が増えたので現金でもっていれば目減りするだけの話です。だから、投資をするというのは通常の発想です。
では、何の銘柄がよいか、といえば、このコロナ禍では通常の企業、つまり既存サービスを提供する会社は業績は下方にいきますが、社会的な接触を避ける意味合いでのアマゾンやズームなどの業績は上がる、それだけです。
グーグルやフェイスブック、ツイッターなどは、広告収入でもっているので、既存サービス企業からより多くの広告収入は期待できない、だから必然的にアマゾンやズームなどの利用者や広告の増える会社に投資が集中する状態が、現在の状態です。
どう考えても、アマゾンの収入が減る訳がなく、そして増収になると考えるのが当たり前です。
これがITバブルの主力がアマゾンである理由です。
だから、ダウやS&Pは冴えない株価ですが、ナスダックは急騰、特にアマゾンはということになります。
参考までにテスラがナスダックで一番、上伸をしていますが、これは金利がゼロになったから、そして不当に売られていただけの話です。
アメリカでもまだテスラ車は納入待ちらしいですが、しょせん、金利が上がればまた経営危機なのですから、展望がない会社とおもっています。
以前の解説を読んでいる方にはアメリカの自動車業界の新興勢力がこの状態でアメリカの自動車業界、どうなっていくのでしょうかね。
30年以上前にアメリカはトヨタを徹底的にたたいて、現状、これ、今回はファーウェイを叩きまくって、GAFA最強とか言っている方はよく、考えてほしいと思います
。
人口が増大するアメリカと言いますが、アメリカの代表的株価指数はNYダウ工業株30種平均です。つまり工業、言い換えれば製造業がアメリカを代表する産業です。
自動車は前述の状態、飛行機のボーイング、の惨状をみてください。それで主力のITはファーウェイに浸食され始めているから制裁が加えられるのでしょう。
それで中国の製造業が負ける? どういう意味ですか? という他ないのです。中国にはnegativeな記事を今まで書いていますが、全面悲観という訳ではない、と記しておきます。
製造業が強い国は、落ち込んでも必ず、またもとに戻ってくると思っています。そこに政治が絡まなければね、ということです。
では、上昇した理由はわかった、下落する時期を見抜くのは? これも今まで解説をしており、わからない方は過去の記事を読んでください。
人によっては2-3年前の記事も読まなくては理解できないでしょうけど、そこまで、懇切丁寧にする理由が私にはありません。
要望もリクエストもないのにする必要がないでしょ、2-3年前と考え方が変わっている可能性もあるからもう一回、解説をしてくれ、というリクエストがあれば書くかもしれません。
さて、下がるポイント
① FRBの緩和量、マネーサプライのチェック
② 去年の同月同日のナスダックやそのほかの株動向 及び、なぜそのように動いたかの記憶の洗い出し。
③ 同様に、前月と同じ時期の動き 及び、なぜそのように動いたのかの記憶の呼び出し
④ 内部要因
このうち、②と③の意味についてはあまり解説をしたような記憶がありませんので、軽く解説をします。
この解説をみて意味がわかった人はよくファンダメンタルズを理解していると思います。素晴らしい。わからない人は、以下を読めば、納得できます。
経済指標はたいていは二本立てで報道されます。それは前月比と前年比です。
つまりマーケットには比べる基準が2つあり、それは前年と前月なんだ、ということです。2パーセント前年に比較して良くなった経済指標の意味は去年より株価や為替レートが2パーセント大きくなることを意味しているのです。
その比較対象がどこかもわかっていないのに、大騒ぎしている専門家と称するアホタレ、いっぱいいますよね、そういうのは当たっても単なる「まぐれ」野郎、と私に言われてお終いなのです。
去年や先月の動きも理解しないで、マーケットの未来を予測をするのは不可能なのです。それだけです。
内部要因④については、きのうのアマゾンの本セッションは60ドルの窓を開けての寄り、そして大商い、前場終了間際に急騰、典型的なマージンコール相場だよね、と思います。
じゃ、明日からどうなるか、もう少しかんがえさせてくれ、というのが本音です。
内部要因がからむと本物のファンドマネージャーや仕手師はチャートをいじってくる、意味がわからない人が過半だと思いますが、そういうことを平気でやるのです。
こういうケースで終了させる場合、噂話やもっともらしい言説にも要注意なのですが、今回はそういう話をあまり聞かないので未だやる気があるのかも? と思っています。
でも、生贄、つまり売り屋が存在するのかな、と思いますけどね。
という訳で、まだ考え中です。
上記のことは為替にも共通することです。未来を予測するのには今回は上記4点を私はみていた、場面、場面によってみるものは違いますけど、そんなもんです。
参考にしていただければ幸いです。