おはようございます。

アベノミクスの継承路線のことをスガノミクスというらしいのでしょうが、いったい何それ?という感じになります。

スガノミクスの疑問

スガノミクスは文字通りアベノミクスをいじっただけの言葉であり、次期首相候補の菅さんにそんなことできるの? というのが本音になります。

メディアなどで菅長官の過去の功績などを紹介しています。たしかに内政に関しては実績があるとは思いますが、対外関係や経済政策などで彼からそれなりの言葉を私は聞いたことがありません。

ただ、3人の候補の中からはまだ「まし」な候補であることは間違いないでしょう。そういった相対的な面からは評価できます。

たとえば石破さんは本当に有能なのか、という疑義が湧きますし、また、岸田さんに至ってはその人となり、さっぱり情報がない状態です。岸田さんに関してはみなそう思うでしょう。

その中で菅さんは非常に勤勉で人柄も評価できようと言えます。たとえば、ふるさと納税の疑問をぶつけたのが菅さんでそれを起案した官僚がはっきりと菅さんが困っていたからそういった制度を作ったと言っています。

本当に嫌われていたら、その元官僚もそのようなことを言わないはずですが敢えて名前を出してしまっているのは人物的に信用ができると思っているからでしょう。

かつて菅長官は発言が偉そうなどと叩かれたときもありました。安倍さんなどはここまで丁寧な言葉を使う必要があるのか、というくらい丁寧な言葉を使います。ある意味、麻生さんの暴言のような側面がある人と言ってもよいでしょう。

もっとも国会議員は秋元のように裏では暴言や不遜な態度をする人が非常に多いものであり、菅さんの致命傷になるのはその言葉遣いだろうね、とは思います。

本題にもどれば、アベノミクスというのは安倍さんが下野していたときに彼自身が懸命に勉強し、さまざまな人の支えによってできた経済政策です。

正直な話をいえば、かれほど多忙な人がその勉強をする時間があるとは思えません。そして、経済政策運営に関して彼がリーダーシップを取れるとは思えません。すべて周囲の言いなりになってしまう可能性の方が高いでしょう。

彼は、よく働く、という評価が一般的で、よく働くというのは人間としての美徳であり信用に足る人間という意味です。

しかし、経済が外交に関しての無知はいかんともしがたいということだけです。ゆえにスガノミクスなるものは単なるモノマネミクス、ないしはイイナリミクスになるだろうね、その結果は大失敗になるでしょうね、ということです。

彼を支える人次第、ということです。まともな人が周囲にいるのかな、と思います。

きのうの動き

正直、今、何かをかけば外れるような気がして書く気も起こらないというのが正直なところです。

きのうは金利が反転したように見えます。ただし、言っていた方針とマーケットは必ずしもその通りに動いたとはちっとも思っていません。

きのうはISM製造業指数でした。

メトロポリタン、エンパイアの傾向を無視して上昇でした。

その要因は

新規受注と価格が全体の指数に貢献し、相も変わらす、雇用が足を引っ張ったということになり、これは予測通りだったのですが、全体の数字は続伸ということになります。

これによってGDPの上昇期待は高まり、いつものように月初にドルが底を打ったような動きになります。

結果として円安になった、ということです。

ただし、ドル高で株価が順調にあがるとは思えませんが、先月もISMによってドルが底を打った形で続伸です。金利もこの日本の後継に関してのある程度の目途がついたと思いますので、続伸ということがないでしょう。

しかし、FRBが今後の政策の重要な指標とする雇用、労働市場が弱いままです。これはGDPの8割を占有しているのですから、これがついてこないといけないということです。

こういった側面で金融緩和は継続なのでしょうが、労働市場に緩和ということで何の期待ができるのかを考えると具体的には思い浮かびません。金利を下げるくらいでしょうか? 下げれば、物価は上昇をする、というだけなのですが。

どちらにしろコロナ給付があるまでは、なんとも大きな動きはないように思います。日本は、雇用が相変わらず弱いです。

それに対して新首相は何をするのか、ということです。前政権の踏襲しかないのですけど、大盤振る舞いなんか人気取りのためにやるのでしょうかね、選挙前などに(笑)。

はっきり言ってよくわからない、というのが正直なところです。