おはようございます。

まず、最初に東北地方、福島地域のみなさんで被災された方々にお見舞い申し上げます。正直、また大きな地震が起こることに胸がキューっとしまる思いです。

思えば、今回の五輪も東北復興のために企画されたものなのに、なんだか違う方向に行っているような気がするのは私だけではないように思います。東北が元気になれるように応援をいたします。

本日は、マーケットで何が起こっているかの話です。

今回の株価急騰の犯人はドル安

ドル安という割には、ちっともドル円相場は円高になりません。ユーロドルもユーロ高になりません。

しかし、ドルインデックスと株価を比較していると、ドルインデックスの下げると株価が自動的に上伸をしている状態です。因果関係は不明なものの、ドル安が株価を押し上げていることは間違いないであろうと推測はできます。

そして、どのドル安の幅に対して、特に日経平均がそれ以上に上伸をしている形となっています。しかも寄り付きから30分以内にその勝負は決しており、おそらく買い方による売り方のスクイーズ、締め上げであろうとことも推測されます。

そして、きのう2/16の後場にいきなり日経平均が急落をしています。

おそらく、この出来高の推移をみていると売り方筆頭の大口がショートカバー、踏みを入れていることが推測されます。それに合わせて、買い方が一斉に利食いという形ですから仕手戦が終了したことを意味します。

つまり、株価が売り方主導で先週の押し目を形成したのですが、その売り方が玉をしつこくホールドしていたことによって起こった踏み上げ相場であることは確かでしょう。

この飼い方が勝利した原因は、ドルが安くなるたびに、玉を仕込み、売り方を締め上げた、つまり因果関係の忠実であったため最終的に勝利をしたということです。

今回の場勘戦争をだれがやっていたかは不明ですが、いくら仕手やファンドでも場勘戦争を行ったとしても、ファンダメンタルズや因果関係に忠実であるものが勝利するということです。

犯人はドル安ということを覚えていてほしいと思います。その割には全く、為替市場は反応をしませんでしたが(笑)

2/16後場からの展開

この急落の直後にツイッターを私自身が更新し、終わったかもしれない、と記しました。この時点で終わったかどうかはわかりません。

ただ、その後、再び、ドル安になったのですが、その割にまったく株価は上がらず、驚くべきことにはNY市場オープン前には大きくドルが急騰をしたのです。

結果、ドル円は大きく円安になったのです。ユーロドルはもちろん、ユーロ安になったのです。

そこで、上記の因果関係の結論を思い出してほしいのです。

株価急騰の犯人は、私はドル安、と言いました。そのドル安が反転をしてドル高になっているのであれば、株価はどうなりますか? ということです。

マーケットでは金利の急騰が、本日、2/17の外電が多少、下げたと騒いでいますが、金利の急騰はドル安と並行して起こっていることでありいまさら騒ぐようなことではありません。つまり金利は直接の因果関係はないということが言えると思います。

問題は、このドル高がなぜ、起こったのか? という問題なのですが、私には全く理解ができません。そして、このドル安と同時に、円安も起こっています。

ここでいう、円安は、ドル円ベースでの相対値での円安ではなく絶対値ベースでの円安です。今までは株価が上昇(日経)していましたので、円の絶対値が上昇するのは当然の帰結なのですが、株価が高いまま急落を円の絶対値が急落をしたのです。

犯人がドルや円などの通貨価値そのものにあるとすれば、その通貨価値が先行して動いた結果、株価が上下しているとすれば、今後の株価がどうなるかはなんとなく読めると思います。

ドル円レートなどは絶対値のドルが上昇し、円の絶対値が下落をすれえば急激な円安が起こるのは当然のことです。

こうやって考えていくと、株価は円やドルなどの通貨の絶対値ベースで動いているということを検証しなければなりません。

今後の展開

まず、昨年の2月から世界各国で行っている金融緩和の影響でドルはずっとダダ下がり、そして、11月の大統領選挙の不透明感の中でさらにドルが下落をした、ということがあります。

そのドルがきのうの急騰の結果、二番底を打って、上昇の最中にあると仮定するのであれば、マーケットはどうなるのか、という問題があります。

まず、ドルが上昇するということは、金利は反対に下落をします。今まで金利が上昇をしても株価はピクリとも下がらなかったのですから金利は今回もみなくてもいいと予測することができます。

ドル高が本当に決まれば、株価は? ドル円は? どるなりますか? の問題です。

このシナリオをだれを描いているかといえば、単なる推測ですが、きのうやたらとゴールドマンサックスのレポートがでました。新興国買いのドル安なんてレポートを発表したとたん、このざまです。また、あなたたち? という思いです(笑)

コロナについて

東北での巨大地震では、どこにも、だれにも言っていなかったのですが、年初から前から多いのですが茨城県沖での地震が少し、規模が大きく、頻繁に起こることを懸念していました。これはなんとなく、大きいのが来るだろうな、と思っていたのですが、案の定、と思うものです。

今の天候に関して思うのは、結局、まだ異常気象であり、現在のお天気は例年に比べればあったかすぎます。つまり、この暖かさはどこかで回収するわけですから、なぜなら平均気温が一定になるのが地球環境の摂理ですから、どこかで大幅に寒くなるということを警戒せねばならない、ということです。

みなさん緊急事態宣言がもうすぐ開けるかもしれないという楽観があるかと思いますが、この寒さがまたやってくれば、また大きな感染拡大の可能性があることを警戒してほしいと思います。