おはようございます。

雇用統計には意外感はなく、想定通りともいえないのですが、ともかく円安に転換をしたと思います。株価は、またもやバブルになっています。

考えてもみれば史上最悪の雇用統計でなぜ、株価が上昇をするのか? をみれば異常といえるでしょう。

今回は、この円安と株価について、そして、少し、コロナについて。

コロナについて

5/6までの1か月を目途に緊急事態宣言が発令され、5/7から特定都道府県の一部解除が認められています。

FXに関わる部分では、北半球と南半球の違いです。北半球はこれから夏に向けて一直線ですが、南半球はこれから冬に向かう訳です。

小池都知事が気のゆるみが怖い、と言っているのですが、再三、当コラムで申し上げるように、第一波の感染拡大は寒さから、第二波は一般的に日本で言われる桜の咲く季節である「花冷え」の冷え込みから感染が拡大しているように思われます。

気温の高低や、湿度の多寡によって感染の拡大と縮小がしているようにしか思えません。そして2週間ごとの季節の変化です。

お話しをしたように5/5の夏至に日本は至り、完全に季節は夏になりました。つまり季節替わりの温度差や気候の厳しさがこれを機になくなったとも言えると思います。

あとは梅雨に向けて湿度の上昇が考えられます。

湿度が高くなると不調になる人が大勢いらっしゃいますが、これは体温が36.5で平熱でこれを維持しているのであれば湿度が上昇すると汗をかきにくくなります。

結果として体の活動量は汗をかくために一生懸命活動するのですから、疲れるのです。これが免疫の低下になると思います。

結果として、免疫が低下することによって罹患のサイクルになると思います。

ただ、コロナなど未知のことですのでどうなるか、わかりません。言えることは気候の激しい季節替わりが終了したのですから、もう蔓延は終了をしたのではないか? ということです。

次回の測定日が5/14に設定されたのは4/29から大幅に温度が上昇し、その15日後に設定をされています。

つまり二十四節気の季節替わりになるということと判断すると、政権側も季節替わりを意識しているのかな、と思います。

ともかく季節替わりには要注意ということです。

反対に南半球のオセアニア、南アなどはこれからが本番なんだよ、ということを忘れてはいけません。つまりこれから冬に向かうのにチャートが買いだから買った、なんて寝ぼけたことをやらないようにしたいものです。

この南半球の感染傾向をみれば、今年の冬の北半球の罹患状況も判明してくるとは思います。

 

円安に転換の話

雇用統計は新規雇用者数、非農業部門の数に私は端から興味がなく失業率にありました。

寝ぼけた方々は20パーとか訳のわからないことを言っていましたが、私が予測した通り15パーセント程度で収まりました。

これが史上最悪なのは周知のとおりですが、15パーセントって、どういう数字かも理解をしていないで、最悪、最悪というヤカラが大勢います。

この数字について米国は雇用参加者が2億人いて、その15パーセントが失業したという意味になります。

先月は4.4パーセントでしたから900万人の失業だったのです。つまり2100万人失業者がふえたことになります。

その間の失業保険申請者数は週ごとの発表になりますので、数は前後すると思いますが、3000万人前後です。

つまり900万人は再雇用されているのです。なのに、新規雇用者数は史上最悪になっているので数字の説明がつきません。

これは、新規雇用者数のサンプル数が少なすぎて正確にその人数を把握できない欠陥があるから、と考えています。

こういうことを考えていくと失業者数が一方的に増大している訳でもなく、他方で再雇用されている人も多数いるのです。この事実を蔑ろにするヤカラが多すぎるのです。

ゆえに株価があがったとも言えますが。

史上最悪の数字ですが、中味はそれほど悪くもないのです。これが事実ですが、数字だけを見て騒ぐボケが多すぎるのです。

そして失業者3000万人は失業したのだから、お給料は「ゼロ」です。この部分はGDPからマイナスカウントになります。

一方で失業保険や給付金の収入がありますが、それは政府債務と相殺されますのでノーカウントになります。ただし、小売売上などは、思った以上に増えることになります。

この給付開始がいつになるのか、ということが問題になりますが、来週の小売売上は思った以上には減らないということになるでしょう。

そして3000万人にたいして1.7億人の平均賃金は7.8パーセント上昇しても失業者の3000万人のお給料がきえたのには追い付きません。

ただ、GDPが私は12パーセント年率でマイナスだろうということの予測を2-3パーセントこの事実は押し上げます。

覚えていただきたいのですが、私も経営者の端くれですのではっきり言っておきます。今回のコロナ災害は経営者にとって使えない従業員をあぶりだす絶好の好機、と考えることです。

実際に普段の働きが悪い従業員は真っ先にクビを切られているはずです。

こういう事件で会社のあなたの評価はかんたんにわかるのです。普段から真面目に働いていないと、こういう結果になると思います。

まだ書き足りないことは多いのですが、マーケットの話へ。

今まで、日本>アメリカだったから円高が進行をしたという話をしました。今回の雇用統計によってアメリカ>日本が確定をしただけの話です。

雇用統計に再雇用がどの程度いるのか、というのが焦点だったのですが、案外、きちんと計算をしていないのですが、多い、想像以上に、というのが実感です。

ゆえにアメリカ>日本になったということです。ただ、日本の実効為替レートが下がるという意味ではなく日本もアメリカも、その上昇速度というのはほかの国々よりも断トツに速いということなのです。

つまり日米は今後の経済を引っ張っていく存在なのです。

だから今後、投資をするのであれば日米であり、そのほかはあまり見込めません。

どうしても、という方はアメリカの同盟国を考えるのです。しかし、その中にユーロや韓国は含まれません。中国は論外なのはわかりますよね。

要するにアメリカと主義主張を同じにする国が躍進をするということです。

だったらアメリカや日本の株価は急上昇をするはずじゃないか、ということになりますが、でももうすでに実態以上に買ってしまっているからここからはバブル、5パーセント程度上昇すると急落すると考えています。

ここから↑はあがる訳がない、とは思っています。下がるかどうかもわかりませんが(笑)

そういう点では為替のほうが円安の可能性が高いだけの話です。株を買ってドキドキするよりも為替をやったほうがまし、というのが現時点の考えです。

為替のほうにボラが出ると思います。