おはようございます。
昨日は中国株がいきなり下がったので、日本の貿易相手1位になりますので、日本の国力低下、日経下げの連想からアメリカ>日本となり円高になった流れでした。
きのうの動き
きのは冒頭でも解説をしたように、中国株が寄りからまっすぐに落ちたから、円安と予想していたものの、正反対の方向に行ってしまいました。申し訳ありません。
正直な話、中国株から下げるとは思っていませんでした。申し訳ありません。結局、上海は3.86のマイナスで終了になります。
中国株は上記のようね値段推移になっています。大急落症状になります。
以前にも解説をしましたが、中国株は実効為替レートを伴っていない株価の上昇であり、この上昇はフェイクの可能性が非常に高い、と記しています。
これは、私自身が上昇の原因を把握をしていませんので、おそらく日本国内でいう仕手的な動き、この場合、中国では共産党が動いている可能性が非常に高く、見当もつきません。
よって、上がっている原因がよくわからない場合は、下がる瞬間も、そして下がる予測をしても上がっている原因がよくわからないので、皆目見当もつかないことになります。
いつもいうように、因果関係がわかっていなければ、予測といっても単なる当てずっぽうになってしまいます。すいません。
一方、アメリカでも全輸入の19パーセントが中国からの輸入であり、ヨーロッパも中国が貿易相手の1位になります。
つまり中国株の急落がきのうの金融市場を席捲したということになります。
しかし、ここで問題を考察する必要があります。
上記はアメリカの通商貿易、輸入量になります。
アメリカの貿易量はコロナが発生をしたときから大幅に下落をしています。上記は、輸入になります。
この貿易量の急減で株価、とくにナスダックが急騰というのは非常におかしい、です。
たとえば、アメリカの貿易依存率は10パーセント前後で世界最小の依率になりますし、日本も依存率2位で12-13パーセントになります。
そのほかのGDPの構成要因はお給料や人口動態である程度、その上下は読めるのですが、貿易依存度や貿易量は爆発的に増えたり、減ったりしますので、読めないのが通常です。
ですから、不景気になると各国は貿易を推進しようとするのですが、アメリカでもこの状態です。日本や中国も、同程度に急減をしています。
ここから導かれる結論は言うまでもないですが、この株価、本当に大丈夫?ということだけです。
つまりGDPから計算をした、数字はまだ1-3月しか発表をされてうませんので、株価は高いままですが、アメリカの7/30以降は4-6月に移行をする訳です。
ですから、近々に暴落が始まると私は予測をしているのですが、なかなか落ちない状態にある訳です。
ここの読者のみなさんは、GDPの通りに株価が動くことをきちんと実際に見ていると思いますので、このロジックはおわかりになると思います。
たとえば、中国のGDPなどは、実行為替レート、貿易依存度度をみるとあり得ない数字になっています。
ここまでGDPが高くなる必要があるのか、という問題があります。この辺は今後の研究課題であるとは以前から言っています。
ですから、中国のGDPに対して、私の分析が甘かったということは否めません。申し訳ありませんでした。
ようするに、現在の世界の株価は高すぎ、いつ暴落をしてもおかしくないような状態なのだ、ということです。
それがこの4連休中にくるかな、と思っていたのですが、来たのか、来ないのか、はっきりしないような状態です。
問題は二番天井なんて抽象的な問題ではなく、この数字がこうなったら、暴落が始まるのかを突き止めるためにこのコラムを書いている、ということをご理解うただければうれしい訳です。
しかし、考えてみれば、数字と実態が一番合っていないのは中国だったのですからもっと真剣に中国をウォッチするべきだったと反省をしています。
さて、きのうのアメリカのドルと金利の動きをチェックします。
ドルは大急落をしています。
この原因はドルの需給にあると思われます。これはきのう新築住宅販売数がやはりコンセンサスよりも良い数字であり、ドルの国力低下が原因ではないと思われます。
結果としては需給のFRBの買い入れの問題であろう、と思われます。
金利は反発
この原因は、株価急落によって、資金需要が多少、増えたのか、という程度の認識です。
株価を動かす、大きな要因というのは①ドル②金利でこれがドルが高くなり、金利が高くなれば株価は自動的に落ちます。
しかし、ドルが大急落している現状、まだリスク回避の動きにはなっていない、と判断することができます。
このような動きを理解できるようになると、いつ急落が起きるのか、みなさんもおわかりになってくると思います。