おはようございます。
週末2日間、株価が大幅な調整をしました。この原因をしれば次の展開が読めるのでこの分析は重要です。その前にコロナの状況の解説を行います。
コロナはまた感染拡大期?
日本の状況は落ち着いていると思っている方が多いと思いますが、世界の状況はすでに感染者が増えてきています。
ようするに第二波か第三波か、どっちでもいいのですが、もう、前回の感染拡大など息つく暇もなく拡大が始まっているのです。
■世界感染状況
■日本感染状況
世界と日本を比較すればおわかりと思いますが、世界の感染状況は拡大期が続いている状態なのに対して日本は低下している状態です。
つまり、遅かれ早かれまた日本でも感染拡大の可能性が大きい状態です。私は専門家ではありませんので何とも言えませんが、世界で拡大すれば日本も拡大するのが傾向です。
とくに、今年は大きなフェーン現象があったので秋の遅い時期まで湿度が高い可能性があったので最近の湿度をみているとすでに空気が乾燥をしてきています。
コロナは飛沫感染ですので湿度が高ければ高いほど感染リスクが低いのですが、秋以降は例年通り、湿度が下がります。
おそらく、こんど、感染拡大があればこの夏の感染拡大の比ではないような拡大になる可能性があるんだよ、とのことを念頭に置き、そして対策、準備を進めるべきだと個人的には思います。
こんなことが迫っているのに、株式市場などの金融市場はのんきだよね(笑)、と思うのが普通だと思います。楽観しすぎだと思います。
もちろん、今後、感染拡大が起こるか起こらないかはわかりませんが、データ上、数字が出ているのですから警戒はすべきです。
台風の報道も相変わらずひどいもので、秒速50メートルの風というものがどういうものなのか? の解説はまるでありません。
一般の人に秒速50メートルの風を時速に直すなんてことを考えもしないのに最大風速50-60メートルと連呼、アホじゃないか、と思います。
1時間に200ミリの雨、1時間で20センチだったらなんとかなると思ってしまうでしょう。これが5時間降れば1メートル、しかも住んでいる地域ではなく住んでいる地域の山の上で振れば平地で河川の氾濫が起こるのは当たり前の話です。
バカで頭の悪い気象予報士がいっぱいいるような状態だと思っています。難しい試験に合格をして、オナニーだけしてんじゃねーよ、と言いたくなります。こういうのを本物のバカ、頭がいいようなフリをしているけど、役に立たないバカ、と言います。
そして言葉の問題もあります。
命を守る行動を、とバカの1つ覚えのように言っていますが、どうせ、そのうちみな慣れて、これさえ言っていればいいと思っている気象庁やメディア、気象予報士。
そのうちこの言葉の連呼をしていても誰も言うことを聞かなくなりまた大被害になるんだろうね、と思っています。
言葉の選択肢がいっぱいあるメディアの人間の罪は大きい、と思います。頭がいい人間というのはそれなりの社会的責務があり、ヨコ並びで同じ言葉を使っていて自分は頭がいいとか思っているアホが多すぎます。ひどい世の中だよ、と嘆息します。
■マーケット
では、マーケットは本日は米国市場がお休みですので大きくは本日は荒れないと思います。
この週末に調整したのを考える場合、みなさんはいつものように、①ドル②金利③GDPをチェックすればいいのです。
このうち③のGDPは雇用統計やISMである程度の回復が確認されました。ゆえに株価は上に行かなくてはいけないのに反対方向に向かった、と考えるのです。
その原因はどこにあるのか、ということを考えるのです。
そして、①のドルに関して、今後、大きく動くのは、アメリカ議会でのコロナ給付金が決定したときになる、とは今までずっと言っています。
その決定がなされないので、ドルは横ばいだろうということになりますので、ドルがマーケットを動かした原因ではないことがわかります。
残る選択肢は②の金利であり、金利の動きをチェックすればいいだけの話です。
■アメリカ国債10年物利回り
週末に金利が今までにないようなペースで上昇をしています。ただ、直近の高値は抜きませんが、急騰というようなレベルになります。
そうなると、休み明けのアメリカ市場は金利を見ながら動くと想像がつきます。
こうなった背景はISMの非製造業の価格インデックスだと思われます。ISM非製造業は総合指数では若干の上昇であり、これは株価を押し上げる要因になります。
しかし、その中身をみると価格インデックスと新規受注インデックスが大幅に上昇をしています。
つまり価格と新規受注の上昇は企業業績を押し上げますが、価格が上昇ということは金利の上昇も伴う訳です。すなわち、物価上昇、インフレをマーケットは警戒をしていると推測することができます。
今までの株価が上昇した原因は、不景気にも関わらず、ドル安と金利安です。
ドルは上記で説明をしたように、動かない可能性が高いので、市場は金利に注目をしているということがわかれば、トレードの際には金利をよくみておかなければいけないというのがわかります。
■金利とナスダック市場
・青、10年物国債利回り 茶色 ナスダック
金利の低下とともに株価は上昇し、そして今回の週末だけ金利の上昇に対して、株価が急落しているのがわかります。
すなわち、今まで、マーケットは①のドルに注目して動いていましたが、金利の②にフォーカスが変わったということになる可能性が高いということがわかります。
株価は上記のような観点からみますが、ドル円はどうなのか、ということになります。
日本の金利は長期金利はほとんど動かず、短期金利はマイナスです。アメリカと比較をして金利は日本は動きません。
今回はアメリカの金利が動いたのですから、アメリカの絶対値が増大すると円安になるということです。反対にアメリカの金利が下がれば円高になるということになります。
それで、本日はアメリカの市場は休場ですので金利も動かないと思われます。夜間取引をやっているのかどうかは不明ですので、各自で確認してください。
これを押さえておけば、今週の動きも読めるということになります。今週はアメリカのCPI,PPIの発表、日本も物価関連統計があるはずです。