おはようございます。
トランプの馬並みの体力には誰もが驚嘆をしているとは思います。酸素濃度が96パーセント程度まで回復した発表することは肺炎を起こしていたことは間違いなく、コロナの致死というのは肺炎からです。
そのタフネスさには誰もが驚きますが、何をそこまで彼を駆り立てるのかよくわかりません。
通常であれば、生きることと政権をてんびんにかけた場合、生きることを取ると思うのでうが・・・。日本では安倍さんが健康を取りました。そこには所得税をほとんど払っていないことがあるような・・・、と思います。
本日は北朝鮮と米大統領選、二番天井に関してです。
北朝鮮について
北朝鮮経済のボトルネックがわかっていない人が大勢います。なぜ、あのパレードを夜間にやったのか? それは北朝鮮経済のボトルネックである電力供給が回復したから、とアピールしたいところにあると推測します。
平壌では、私が知る限り日中でも計画停電になっており、通電したとしても電力が届くとは限らないような状態で、夜間パレード、自殺行為と思われても仕方がないのですが、それを行うということは電力供給の回復アピールと考えることが自然なことのように思います。
ようするに、北朝鮮経済は順調に回復していると世界に向けてアピールをしているのですが、それに気づくものは報道をみていると皆無に等しいような状況です(笑)。軍事力のアピールではなく経済力の回復アピールと考えることができると思います。
また、だいぶ前に将軍さまの妹が陣頭指揮に当たりましたが、これは北朝鮮の儒教社会からの脱却をアピールするものでしょう。
おそらく相当な反発が国内ではあったと思いますが、人事権を握る将軍さまがそれを排除に動いたことでしょう。将軍の権力に逆らう者は北朝鮮では生きていけないとは思います。
これは香港の長官が女性であるように、民主化を推し進めているかと推測されます。
何れにせよ、北朝鮮は中国版の改革開放路線を進んでいるように思われます。そこで将軍がメッセージとして出した貧者救済は、今後も進むことでしょう。それだけ経済が回復しているということなのだろうと類推されることです。
つまり北の脅威という問題はかなりの緩和がされるということです。このようなことを類推する方が皆無に等しいのであえて取り上げました。日本経済にとってはものすごく明るいニュースなのに、なぜ、前向きな報道を解説するものがいないのか不思議に思います。
米国議会について
最高裁判事や経済対策にて議会、与党、野党の思惑が乱れている形になります。詳細は、専門家でもないのでわかりません。
しかし、ここにきてトランプが経済対策の予算規模の拡大をしたことによって、民主党の対応に注目が集まりました。しかし、ペロシは拒否をした模様です。
トランプの狙いは、さまざまな狙いがありますが、予算規模が拡大をすれば当然、その資金調達によって、金利上昇がさらに拍車がかかります。
これは、株価にとってはマイナスの方向、そしてドルは現在、ドル安が進行をしていますが、これが仮に決まれば、ドル高に一気になることはこれまで解説した通りになります。
金利高、ドル高になった場合には株価は崩落の可能性が否定できません。これをねらっていた可能性がトランプにはあるな、と思います。しかし、前述した通りにペロシ、民主党はこの提案を拒否しています。
ここまで拗れると正直、経済対策法案は選挙前には無理だろうと思います。
ゆえに、選挙前に金利が急騰、そしてドル高という事態は考えられませんのでしばらくは株高の推移は続くことでしょう。
しかし、労働市場を中心におそらく、経済の悪化は進行をするでしょう。そこになんらかの事件が起これば、議会も国民そっちのけで政争をしている場合ではなく、経済対策法案のまとめに動くことでしょう。
どちらにしても、マーケットにとって経済対策がまとまるか、まとまらないかは重要なカギであり、これには注目していかなくてはならないと思います。
なお、選挙についても、アメリカ国民のトランプ拒否反応は継続しているような形です。冷静に考えれば、トランプによって生活改善は行われていると考えるのが妥当なのでしょうが、小池都知事が排除の論理を出して支持率が急落したことと類似のケースなのか、と思います。
ようするに、排除という論理はトランプにとって移民などの問題のことです。これを排除する姿勢においては支持はできないということなのでしょう。
最近、分断に関しての文献を読み、この分断は経験にオープンなのか、それとっも閉鎖的なかによってポピュリズムが台頭をしてきているという観察を読みました。とても興味深い内容であり、この文献に関しては精査をしていきたいと考えています。
どちらにしても何等かの政策をトランプは打ち出さないとトランプは苦しいかと思います。
マーケットについて
週末の株価は、金利が上昇しているのにも関わらず、堅調にアメリカは終わっています。ドルは当然、緩和期待ですのでドル安が金利高を相殺したことになります。
ただテクニカル的には、いまだ、新値追いのような展開にはなっておらず、ようするに、新値が出れば買っていくという投資手法のことなのですが、新値を買えば、担がれる展開だと思います。
ようするに高値待ちで売り浴びせるというのが順当のように思います。値位置で買えないというのではなくチャートの形で買えないと言っているのです。
短期的にみれば買えるのですが大きなスパンでみた場合、買えるか、否かを考えた場合、ここで買った場合はリスクが高すぎて買えないということです。
正直、上がるところまであがるのを待つほかないのです。しかも、去年と比較しても8-9パーセント株価は高い状態にあり、そして、それを買ってナンボ儲かるのかを計算すると、選択肢は私のような長期投資家にとっては買いの選択肢はありません。下がらなければ買えません。
ドル円に関しては上記のように、米経済対策が行き詰まりを示しています。緩和期待からのドル安が消滅するか否か焦点になります。
どうみても、米経済対策法案は可決される見通しが少なく、結果として緩和期待からのドル安が消滅する、すなわち円高も後退するとうことです。
現在、9時前ですが日経が陰線を引っ張っています。通常であれば本日、0.5パーセントほどの上伸なのですが、売られるというのはどういうことなのか、を少しだけ書きます。
GDPは昨年比9.9パーセントの減であり、株価は本来、前年比で10パーセント近い下落をしなければいけないのが逆に8.3パーセント高です。そこに金融緩和の前年比16パーセント増が加わるのです。
こうやって考えると、株価はまだ割安な水準なのですが、これを前期比で考えると株価は異常高になるのです。前月比でも同様です。
このせめぎ合いがマーケットで起こっていることです。
ようするに、今週は半身買いで構え、吹き値があれば売りというような形です。ドル円は、緩和期待が消えれば、こんどは、日本の緩和期待が始まる可能性があります。