おはようございます。先日、ドル円の目標値を104.15と位置づけをしましたが、それを達成しました。
現在は103円台後半になりますが、その算出の仕方を大昔に記した方法によって立証をしたいと思います。
年内104.15という意味
たいていの場合、104.15などと記すと、0.5パーセントほどそれが前後するというのはもう何年も前に記しています。
マーケットというのは大昔に記しましたが、たいていの場合0.5パーセント刻みで動くものです。
つまり、明確な基準がある場合には(今回の場合はGDPから算出をした104.15)、その0.5パーセントくらいは前後するものです。ただし、ボラが大きい場合には1%になるときもあります。
そのほか、タイムスケールが大きい場合、今回の場合は1日の動きになりますが、日足であるとたいていの場合、現在の株価などは5パーセント刻みで動きます。
現在の為替などは日足ベースだと銘柄にもよりますが1パーセント、ないしは0.5パーセント、本当に動かない銘柄だと0.2パーセントというケースもあります。
では、今回の場合、0.5パーセントの前後ですので104.15×0.995を出せば下値の目途がわかります。
104.15×0.995=103.629
になります。11/18の円高のピークは私のチャートでは103.64で0.01程度のブレはありますがほぼ達成をしているといえると思います。
ゆえに、今後、円高があっても103.62レベルであり、たぶん、底を打っただろうね、と思うのです。
日経平均も頭を打った可能性が高い⁈
日経平均もGDPから算出される高値の目途は正確には書かなかったと思いますが、記したと思います。
正確な数字は、26338円になります。そして、この基準値に0.5パーセント基準に達成をしなかった場合を計算をしてみます。
26338×0.995=26206円
実は、11/16に日経平均先物の高値は26206円であり、上記の計算にぴったりである、と個人的には結論づけています。
正確な計算では26206.3円くらいですが、多少の誤差は許容範囲とみます。
根拠について
GDPから算出した過去の高値、安値というのは正確にマーケットを反映しているのは過去の私の記事をみていただけるとおわかりになると思います。
ただ、GDPから算出される数字にはさまざまなものがあり、そのどれを選択するかは個人の判断、つまり根拠がないのですが、私の場合は現状のマーケットに近い値段を採用をしています。
過去の実績からみた場合、これを根拠としてもよいでしょう。注意をしたいのはこれは因果関係ではなく相関関係、つまり過去にそうなったから、今後もそうなるであろうというのは、証拠ではなく、状況証拠であり、根拠としてあげるのには証拠、エビデンスが弱いということになるということは注意をしてほしいと思います。
そして、ツイッターにも記しましたが、現在の日経平均は、酒田罫線法の天井足を11/19、本日の寄り付きによって売り足が完成をしています。
これは、上記のGDPと同様に、根拠が弱いものです。
しかし、通常のテクニカル分析が誕生したのが1970年代で、たったの50年しか継続をしていないものですが、酒田罫線法というのが発祥が江戸時代、つまり300-400年の歴史がある訳で、酒田罫線法が現在でも伝承されていることを勘案すれば有力な状況証拠、エビデンスではないことに注意、というこが言えると思います。
ただし、ツイッターにも記しましたが出来高を伴うことが酒田罫線法の条件になりますので、今回はその出来高がドル円、そして日経平均先物も出来高が伴っていませんので証拠、エビデンスが弱いということです。
この出来高を伴うというのは内部要因に起因するもので、相場の転換は古代から投げ、踏みです。要するに損する人が大量に発生をして初めて、相場が転換をするということです。
これが出来高の増加という意味であり、商いが活況であったかといえば、そうでもないよね、というのが本音です。高値でセンチメントは盛り上がっていましたが、実際の数字は大したことがない、というのが実態です。
では、ファンダメンタルズの面でいえばどうなのか? たとえばアメリカの小売売上が予測通り低調でした。その前のミシガン大の消費者信頼感指数も低下しています。
これはかんたんに予測がつくことなのですが、専門家連中は予想外という言葉を連発しています。理由はかんたんです。金利が上昇すれば経済活動全般が不活発化することは当コラムでは散々に解説をしています。
8月から日米の金利は3月の水準には戻りませんが、金利は上昇しているんですからその半年後、来年の2月くらいにはさらに売り上げは減るでしょう。金利の上昇は消費者心理を悪化させますので年末にむけての商戦は去年よりも売れない、ということは現実になるでしょう。
その一方で、労働者の賃金はアメリカは年4パーセント半ばまで上昇をしており、これで年末商戦が悪い訳がないという意見もみますが、その辺は結果をみてみなければわかりません。
何れにせよ、いつも通り、金利が上昇すれば消費が鈍るということが起こるのではないかなと思います。
ゆえに小売が現状低下をしていますが、年末商戦までの買い控えということであれば理解できますし、また、コロナ感染拡大でこれ以上、伸びない可能性もあります。
現状の株価は、ナスダックはITの発展により株価が去年よりも50パーセントも上昇したと夏場に専門家連中がこぞって言っていましたが、現状、NYなどがロックダウンになっても、ITは売上が落ちないはずなのに、元気なのはダウだけで、ナスダックは高値から8パーセントほど落ちた状態です。
ゆえに、コロナでITが高いというのはすでに買いすぎたか、ウソという判断になります。ナスダックの上昇も期待できないのであれば、けん引するのは工業株であるダウや総合指数のS&Pですが、あまり上がらなそうな感じがする私が間違っているのかもしれません。
要するに、根拠と言われるものに乏しいのですが、単純に考えて、コロナが日米双方で拡大をしていて、株価や為替が好調であるはずがない、という単純な理由に落ち着きます。
まさに今の状態は、トランプが選挙で負けたのに証拠はあるんだ、と叫んでいるような状況で、私の負け犬の遠吠えみたいな感じに、冷静に分析すると、思います。
ただ、たぶん、このまま上昇するか、といえば、ダウで3.6万、日経で3万も視野に入れてくるような巨大バブルになるのですが、そこまで買う勇者はいる訳ないよね、と思います。
そういうことができる人というのは事実を軽視して妄想だけでマーケットを張っている人で、何れいなくなるのであろうな、と思います。
今後の展望
とりあえず、従前からあるのはアメリカ大統領選挙の混乱によって、ドルが安いということが挙げられます。このドル安が株高の示現の元凶というのが私の分析です。
つまりこのトランプが負けを認めて、さっさと敗北宣言をすればドルは反転するとみています。
ただ、トランプの性格を考えてみると、一般には嘘つきというレッテルを貼られていますが、それほど嘘つきなのか、といえば、見ているとそんなにウソついているか、と思うのです。たぶん、彼自身は自分ほど正直な者はいない、と思っているだろうと私は推測をしています。
たしかに何かの集会などの観客数など、いつもトランプは多めに言うのですが、いつも多く数を言うのは彼の視力に問題があるのではないかな? と思います。少なく言うことは私が確認しただけでは全くありません。つまり、なんか視力に問題があるのではないかな、と思うのです。
いろいろ根拠のないと批判される話でも、民間にいれば問題がないような話なのですが、政治家であれば問題になるようなことを誇大に言っている側面はあります。
本題に戻ると、証拠があるのか、ないのか、保身のために「ある」と言っていると断言するのには早計かな、と思います。
こういった重大の問題でそれほそど大きなウソはつかないような気もします。案外、民間人の気持ちで聞くと、許容範囲の話をしており、正直者だよね、と私は思いますけどね(笑)、どうでしょうか?
はっきりいえば周囲にいるもの、特にバイデン政権への移行チームなどはさっさと辞めろとヒステリーを起こしている状態だと思いますし、現状の選挙システムで負けたのだからさっさと辞めろというのもトランプ陣営から出ても不思議ではないよね、と思います。
なんでもかんでも一律にウソだ、と決めつけるのはあまりよくないのではないかな、と思います。
ただ、証拠があるのか、といえば、たぶんないだろうね、というのが状況証拠であり、ここから出せるとは思いません。私も(笑)。ただ、ここまで頑張るのは、イヤがらせのため? そこまでするのかな、とは思いますけど。何か使命感のようなものがあると思いますが、違いますかね?
また、コロナもツイッターに記しましたが、日本では、11/3くらいから急速に冷え込み、ここで多くの人が感染したと思います。その発症は2週間後と言われていますのできのう、きょうあたりが感染のピークになると思います。
そこからさらに重症化するのが2週間後で、11月の末くらいが病院の病床やICUが足りないとメディアが騒ぎだすのでしょう。そこから2週間たてば、終息になると思うのですが、こんどはクリスマス寒波がまっています。
冬の到来というのは11月の第二週、そして12/20前後のクリスマス寒波です。この2つの寒波は、現在の天候と同じで、この巨大寒波がやってきたあとには小春日和の形になります。お正月が暖かい日が多いのには、寒波がやってきたあとにはだいたい暖かくなるものです。
こういう気象の基本的な知識をもっとみなさんつけたほうがいいと思います。
そのあとの寒波は2月の大寒あたりになるのです。それで寒さは終わります。
問題はクリスマス寒波の前に、その感染拡大が止まれば、お正月はハッピーなのでしょうが、終わらなければコロナを恐れたお正月になるということです。
とりあえず、ここから11月までコロナを警戒してマーケットも慎重な動きになるでしょう。見るべきものは大統領選の行方、コロナの状況、そしていつものように、金利の上昇、ドルの反転です。
とりあえず、マーケットの方向性はかわりつつあると考えています。