おはようございます。急激な湿度の上昇に伴い、体調を崩されている方は多いと思います。
また、台風によって自然災害に見舞われた方にお見舞い申し上げます。
本日は韓国問題へのトランプ介入と、参議院選挙について主に考えていきたいと思います。
韓国問題へのトランプ介入は宮迫問題とほぼ一緒
吉本興行の宮迫さんが、非社会勢力からのお金を受け取ったことが問題になっています。これに対して先輩である松本さんが「宮迫がノーギャラでやる訳がない」と言い、物議を醸しました。
トランプは、韓国と日本の関係が悪化することに対し、韓国の仲裁の申し出を受け入れました。みなさん、これ、ノーギャラで受けると思いますか?
私は松本さん同様、ノーギャラで受ける訳がありません。何らしかのメリットがあるからこういった仲裁を受け入れるのです。
その理由は、
①へたに仲介を受け入れれば内政干渉と批判を受ける可能性がある
②メリットも何もなしに受けるはずがない
このうち②に関しては、トランプは就任当初から韓国から安全保障を破棄したがっていることは周知の事実です。日本も就任前は貿易、安全保障の見直しを求めていたことは広く知られている事実です。しかし、就任後はそうした事実はひっくり返りました。
この要因は、非常にかんたんで安倍とトランプが仲が良いということではなく、日本はアメリカに対して多くの投資を行った、これだけの理由です。
つまり今回のトランプの豹変というのは、韓国がトランプのディールをもちかけ、それがトランプ、アメリカにとってメリットがあるからうけいれ、仲裁を受け入れただけの話です。
ご本人は「私は忙しいのにこんなのをなぜ受け入れないといけないのか」とぼやいていましたが、これは有権者に向けての言い訳と、そして日本と韓国にさらなるディールを求めているだけの話です。
トランプの現在の本業は、ホテル事業ではありません。主にロイヤルティー商売です。ロイヤルティー商売は、看板を貸し、その使用料を取るのが商売ですが、日韓、どちらかがもっとお金をはらうかを単に募集しているだけの話、だと私は思っています。
そしてよりお金を多く払ったほうにロイヤルティーを貸与しますよ、と言っているだけの話でしょう。
宮迫が、お金なしに営業を行うはずもないのと同様に、トランプが何のメリットもなしに仲裁など行う訳がないと思います。安倍さんはイランとの仲裁を無報酬でおそらくやっていると思いますが、トランプはそんなことはないでしょうね、と思います。
参議院選挙の結果
まず、増税を控えて与党が現有議席を減らすことなく確保できた選挙などいままであったでしょうか? これが画期的なことだと思います。
まず、与党や政権は今まで、増税前に選挙はやらなかったはずです。なぜなら、負けることは必定だったからです。それが、負けない、ということは全く状況が平成とは変わっていることになります。
つまり世の中が安定をしていれば、政権や政治などあまり変わる訳がない、ということを意味していると思います。増税によって現政権で選挙で負けるのは、結局、世の中が安定していないということになります。
たしかに憲法改正に必要な、2/3の議席を確保できなかったようですが、改正案をみていると、何がやりたいのかさっぱりわからない、ということ帰結すると思っている人が過半でしょう。
そもそも憲法を変えるような世の中の変革を人々は求めていない、ということです。
アメリカもおなじことです。
今後、大統領選挙と議会選挙が盛り上がることになってくるでしょう。しかし、現状は、あの景気の良さでは変わらないよ、ということです。
つまり、大統領はおそらくトランプの再選でしょうし、議会は上院が共和党から民主党に移るでしょう。下院は民主党のままです。
これは、アメリカの議会は大統領の政党とは反対の政党が握るという現状がそう簡単には変わらないよ、ということです。このようにアメリカ経済が安定している場合には、ということです。
あれだけの支持率を誇る、オバマでさえ、二期目には議会のねじれ現象に苦労させられました。トランプも民主党からの反発が強いでしょうから二期目は苦労することでしょう。
アメリカの有権者の意識は、大統領と違う政党に議会の多数派になることを望んでいます。この現状が変わるような材料が私はないと思います。
ただし、議会を民主党が握ってしまうとトランプは多数によって弾劾が開始される可能性が高いので、これが注意すべきことなのです。弾劾が開始されれば、不名誉なことになる前にトランプは辞任するほかなくなり、この場合、副大統領が職務を引き継ぎます。
現在はペンスになりますが、これがクシュナーを指名すればおかしなことになるね、とは思います。
マーケット
よくわかりませんが、利下げをする、という根拠、私が納得できるだけの材料やデータを提供する人はいません。
過去では、早すぎる利上げによって大批判を招いた速水さん、調整利下げを行って大批判を今でも浴びているグリーンスパン。
中央銀行というのは辛抱強く政策を実行しなければ、批判や失敗を被るという文化が醸成されたのも1990年代です。そしてまた同じ愚を犯すとは私には思えません。
挙句の果てはユーロもさらなる金融緩和とか、と時計の針を逆向きにさせることを平然と語っている人たちをみると。何をやりたいのだろう? と本気で思ってしまいます。
今週は動くようには思えませんし、またそれでテクニカル通りにやればよい、という感じもしない。見えてくるまで待つほかないかな、と思います。
基本は円安方針ですが、利下げ問題によってぶれるかもしれません。損してもいい金額でしか建玉しません。