おはようございます。

今朝の外電も矛盾に満ちたものでした。この端的な事実をみて、あなた自身がどうシナリオを作成するかの問題なのです。

つまり、私の説明したことが事実と仮定をし、その結果、得られることに対してシナリオを作成することが肝要なのです。

しかし、今の世の中は、誰でも気軽に情報に接することができますので、自分勝手な解釈を、私から言わせれば、空想、妄想と言えるような自分勝手なことを行い、シナリオをほとんどの人が決定しているのです。

具体的な例

きょう6時に約束をした。

AとBが約束をしました。

ところが時間になっても、Bが来ない。Aは怒ってしまった。

のちほどBの釈明は、約束をしたのが、0時近辺だったので、日付を間違えた。さらに6時というのが18時だと思ったとのこと。

これは、何が問題かといえば、非常に明晰になる訳です。前提条件のきょう、があいまい、6時というのが午前か午後かわからない、ということが問題なのです。

この約束では問題が起こるのは当然の話であり、きちんと前提条件をつけて〇月〇日の午後6時などのように、つければいさかいは怒らないのです。

ところが、実際に今の韓国問題などはいさかいが起こる訳です。この問題というのは、私から言わせれば前提条件を全部、整理をすれば、もめごとにはならないことであって、なぜ、こんなことでもめるのか、と思います。

要するに、世の中の戦争や言論弾圧、喧嘩なんて無知でしか成り立たないということがわかってきます。要するに、相手を理解しようとする努力や、きちんと詳細を詰めることを普段から行われていればAとBは喧嘩することもないだけです。

マーケットの予測も大方の人が外すのも、結局、詳細に分析をしていないから間違えるのです。特にFXの場合は、基本さえもわかっていない連中が私は専門家です、と言い放ち、偉そうに、そして確実に間違える予測を披歴する。

そもそもドル円がドル÷円で動いていると仮定するならば、金利差なんて言葉は存在する訳もないのに、平気で使い続ける、この無神経さと無知、バカさ加減に呆れる訳です。金利差と相似しないときもあるが、とかほざいていますが、相似しない時点でその考えは間違っていると思わないほどの知能の低さなのです。

マーケットの値段にはバブル期を除けば、必ず、合理的な値段決定論が存在するから、無茶苦茶な動きをしないのです。

つまり、前提条件としっかりと設定をすれば、その答えは1+1=2であるように、かならず答えは1つになり、そこで喧嘩や戦争は発生をしないのです。なぜなら、1+1=2であることに議論の余地がなく、そこに言い争いなんて存在しなくなるからです。

1+1=2が間違いだと、完璧な説明ができる人が存在すれば大げんかになるでしょうが、そんな人はいないのです。

つまり、結果というのは必ず1つになり、その予測をする場合には、回答が2-3個の可能性を示すのがAIになる訳です。つまりAIは万能の訳がないのに、万能と言い張る人がいることが摩訶不思議なのです。

回答が2つ以上になる場合は、それは正解でもないし、その分析がまちがっているか、理解不足だから2つ以上の回答になるのです。

人間も万能ではありませんのでなかなか回答は1つになりませんが、でも、できないかもしれないけれど、回答1つ、を目指さなければいけないのです。

ロジカルというのはそういうことを指し、私は相場においてはできないかもしれないけど、それを目指すべきだと思うのです。

今、インターネットにある意見のほとんどが、計算式1+1を勝手に解釈をし、その答えが10になるのわかっているのに、あくまでも答えは2だ、と言い張っている連中ばかりなのです。そんなものに信用を置いているのがみなさんになるのです。

1+1が10だ、と叫んでいる人を、みなさんは信用しているようなものなのです。本当に正しいことを言っている人はそういったような世界に正しい回答を掲載しようとしません。

なぜなら、無知なバカが、あんたは間違っている、と言い張るからです。そんなストレスを感じるのであれば、仲間内や自分一人でやるよ、ということになるのです。

だから、本当のことをわかっている人間というのは、ウェブで、誰でもアクセスできるサイトにはそんなことは書かないよ、ということなのです。

つまり、きちんと基本を押さえて、正しい論理展開さえできれば、あなたにだって相場の未来の値段はわかりますよ、と私は言っているのです。そんなものを披歴する必要ありません。自分だけが儲ければいいのです。

そういう努力ができる人を対象にして私は文章を書いていることをご承知ください。

きのうの解説をさらに掘り下げる

本日の外電からもう一度解説します。

株は0.25パーセント安、そして債券は0.02高になっています。

まず、ファンドは株買いと債券売りのセットで売買するからヘッジファンドと言うのです。

この場合、このような組み合わせ取引の基本は株買いと債券売りを同時にセットするのが通常、という基本を理解してほしいと思います。おそらくアービトラージの教科書には間違いなくこのようなことが書いてあるはずです。読んだことありまえんが(笑)。

現在のファンドのポジションはCFTCやIMMから株買い、債券売りになっていることを確認します。

そして株買いのヘッジには保険売りはたいていの場合、金額ベースで1-3パーセントになるということです。

しかし、1-3パーセントの債券売りでは、株買いのヘッジ全額はできませんので債券にはレバレッジをかけているはずなのです。オプションであれば1-3パーセントでヘッジできると思います。

NY株価が0.25安であれば、ファンドは新値を越えていませんので、本日は手仕舞い売りになるのです。ファンドはトレンドフォローが基本になりますので、買い増しはできず、そして、値段が下がれば一部の株はロスカットになるはずです。

つまり株買い、債券売りのセットの一部が解消をするのです。

金額では1-3パーセントしか債券のヘッジ売りをしませんが、実質金額ベースでは、株価の保証を行うはずですので、株を売った分、債券を買い戻すわけです。

つまり、この仮定が正しければ、株が0.25安なのであれば、債券は、0.25高にならなければいけないのに、実際は0.02高な訳です。

0.23とか0.20であれば、ま、ファンドの玉が良く回転している、効いていると判断できますが、これだけ数字が違うと、何か、ファンドが行っているね、と判断をすればいいのです。

ここで何か行っているというのは、何か、今までと違う行動を行っている、と考えるのです。その行動を考えるのがあなたのシナリオ作成能力になるのです。ここから先は単なる推論で事実ではありませんので各自で行えばいいのです。

韓国の問題

長くなってしまったので手短に

日本の主張は、

従軍慰安婦問題と今回の貿易制裁を一緒にするな

貿易制裁を行ったのは国際法を順守していないからだ

ということです。

韓国の反論は

日本は従軍慰安婦問題という国際法を犯し、偉そうな口を叩くな

だそうです。

日本の答えは明らかで

すでにその問題は二国間で合意済みの問題で、議論の余地はない

それだけなのです。

従軍慰安婦問題は、日韓協定と、朴槿恵政権で「不可逆的に」合意をしているのをひっくり返せる根拠はなんだ、ということです。

この疑問に何も答えることなく、韓国はずっと一方的に日本が悪い、と言っているだけなのです。少なくても、その二国間の合意を一方的に破棄する根拠を示さなければ、建設的な意見交換などできないのは明らかなのです。

こういう状態の人、つまり感情的になっている人にいくら言っても無駄、なのです。ですから粛々と制裁を実行すればいいだけの話です。

この展開に不安を私も感じますが、京都アニメの犯人のように、まともではない人と話をするのは時間の無駄としか思いようがありません。