おはようございます。
きのうは円安になるとシャウトしたものはいいものは引けにかけて円高になりました。
すいません。しかし、根本的には底値圏にあると思いますので、基本的には円高の流れの戻りの一環になると思います。
きのう曲がった原因
きのう曲がった原因はこれだと考えています。
要するに、中国人民元が1ドル7元を再び大きく超えてしまったことにあります。これは中国の金融当局が意図的に人民元安を誘導したということではなく、資本流出の勢いが止まらないということなのでしょう。
しかし、アメリカ外為管理局が発表している人民元のレートは
HAVER ANALYSTICSより
以上のように、中国人民元の絶対値は低下をしており、通商貿易での元安は進行していないということになります。
つまり中国政府は人民元を意図的に操作しているようなことはなく、ドル安、人民元高には誘導をしているが、資本流出によって一時的に元安に行ってしまっているということになります。
きのうのトランプのツイッター
きのうトランプはアメリカの金利とドルは高すぎると吠えました。結果としてドル安になると思っていたのですが、意外なことに、金の価格などをみると、ドル安は進行をしていません。
なぜなら通常、金の価格はドル安、金利安になると高くなるのですが、きのうは、それほどまでに高くなっていません。つまり低金利もドル安も進行をしていないということになります。
なぜか、日本円だけがドル安に反応をして円高になってしまったのです。おそらく日本のお盆休み、そして世界的な夏休みの前ということでポジション調整が起こっているのでしょう。
ただ、きのうのトランプのツイッターには重要なことが読み取れます。
アメリカの金利が高い、と言っていることに対して、何と比較をして高い、と騒いでいたのかが今までよくわからなかったのですが、世界の金利と比べて高い、と言ったことが注目点でした。
個人的にはトランプが不動産業界出身で、住宅の売り上げ促進のために低金利を実現したいものとばかり考えていたのですが、そうではありませんでした。
トランプの頭の中身はもっと単純で、世界の金利に比して高い、と言っているだけの話だったのです。これを見たときにはある意味衝撃だったのです。
となると、トランプが基準としている金利というのは欧米のゼロに近いような金利を目指しているということは非常に驚きです。
つまり、側近は誰も言わないのか、とは思いますが、意図的にバブルを引き起こそうとしていることが読み取れるのです。
本人にそんなことを理解できるのか否かはわかりませんが、再び、アメリカがゼロ金利に近い政策を取れば、もうどうしようもないバブルになるだろう、というのは誰でもわかる話です。
現在の金利というのは去年との比較で、去年10月の時点で3パーセント超の10年物金利ということであれば、現在の1.7パーセントの金利というのは、妥当な水準とも言えると思います。理由はGDPが2.1程度ですので、こんなものだろう、と思います。
しかし、これを日欧やイギリスと変わらない金利にしろ、というのは、もう頭がおかしいとしか言いようがないということです。つまり、年末にかけてはものすごい株高になる可能性が高いと思うのです。
故に、今週末のドル円相場はサマーバケーション入りの理解不能な相場であり、真面目に考える必要はないかな、と思います。
サマーバケーション明けには、いつものアメリカの涼しいところでやる各国の中央銀行会議、サミットと続きますので、このようなアメリカの主張を各国が受け入れるか否かの問題です。
こうるさい、ドイツのおばさんは受け入れざるを得ないと思いますし、日本とイギリスは完全にアメリカの提灯と化していますので、反対する国もそうそうはないな、と思います。
わずかにマクロンが期待できますが、先週のデジタル課税で各国に抜け駆けしたことは心象がよくないと思います。となると、国際協調の面でもアメリカの主張が通るとみたほうがよさそうです。
つまり為替というのは相対値であり、各国が連携をしないといけないものです。その主張は、トランプは金利安なのですから結果的にドル安になってしまうということです。
実際の為替相場は絶対値ではドル安、ユーロ安、円高になってしまいます。これを相対値で考えていくとドル円は円高なのか、円安なのか、と問われれば、円安ということになるのですが、結論はまだ変わるかもしれません。
ただ、目先はまだ完全なドル円は底を打っておらず、そして戻りの道中になると今後はなると思います。
つまり一度、円安方向にぶれ、円高に行ってからの長期的な円安傾向とかんがえています。
あまり細かいことを書くとまた曲がりますので書きたくはないのですけど、曲げて迷惑をかけているので書かざるを得ない苦しさも理解してほしいと思います。すいませんでした。今週末の引けは事故みたいなものだと思っています。
ともかく株の内部要因を考えていくと、まだ底はついていないはずであり、どこまで戻り、再び売られるかの焦点だと思います。
夏休みのみなさんはお気をつけて。混んでいるところに行きたくない、という方は私と一緒ですので、付き合いたくないと思う方が多数だと思いますが、一緒に励みましょう。