おはようございます。

今、内閣官房参与の谷口智彦さんによる「安倍晋三の真実」(悟空出版)を読んでいます。

この本は、安倍晋三さんをほめたたえる本になります。私がこの類の本を読む際に気を付けることは書いてあることを一方的に信用はしない、ということです。トランプの暴露本はトランプをさげずむ内容ですが、それも信用しない、ということです。

ともかく公平中立を心がけるということです。まずは最初にそのお話しをさせていただければと思います。

個人的に安倍晋三は好きでも嫌いでもない!

個人的に思うのは安倍さんのやっていることは非常に合理的で、誰もが国のトップに立って、決断をするのであればほとんどの判断が安倍さんとおなじ判断になるだろうな、と思うのです。

世間には安倍嫌いという方が多数存在しますが、それはよく知らないからそうなっているのだろうな、と思っています。実績をみれば、安倍さんほどよくやっている首相はいない、と思いますし、この実績をみれば、それを評価しない方はいない、とは思います。

でも、一方的には応援をもしないし、反対もしない。あくまでも中立であり、このような本を読む場合には、安倍賛歌に賛同しないように注意しますし、トランプの暴露本を読むときも本当か? と思いながらしか読みません。逆にトランプ賛歌は批判的な視線でしか読みませんし、安倍批判の本は疑いをもちながら読みます。

こういう視点で読んでいくと、たいていの場合、日米の両首脳は時代に即した適切な政策判断を下していると思っています。

ただ、桜の会に関するものは明らかにおかしかったね、とは思います。証拠がこれだけじゃぶじゃぶ出ていて、お金を払ったから関係ない、という問題ではないだろうというのは誰でもわかると思います。

ゆえに、安倍さんはあれだけ楽しみにしていたさくらの会の来年の主催を中止しています。

この日本語の理解が、できない野党やメディアが多すぎると思います。桜を見る会では安倍さんがはしゃいであちこちに走り回って写真撮影に応じている姿をみると、楽しみなんだよね、と思います。それを中止なんですから、とは思います。

要するに、中立の目でみていると、ニュースに偏りがある場合にもすぐに見抜ける、ということが言いたいのです。世の中には偏りのある情報が多すぎるのです。それは自分自身に偏りがあるからそれを信じてしまうのです。その間違いの根幹は自分自身にあるということを自覚してほしいと思います。

ドランプのドル高けん制発言

トランプ氏、さらなる利下げと量的緩和要求-ドルは非常に強いと主張 ブルームバーグ

このニュースをみて、すぐにドルインデックスをみてドル安じゃないか、という輩がいっぱいいます。ウヨウヨと言い方のほうが正しいと思います。

上記はドルインデックスになりますが、確かにドル安の傾向がここ最近、鮮明になっています。

一国の大統領の言っていることが間違いとテレビで発言して、赤恥をかいている輩がたくさんいますが、大統領が間違えていて、自分は正しいという主張になると思います。そんなに偉いんだ、と私は思ってしまいます。

大統領の言葉の重みは本人が一番心得ているから、今、弾劾裁判が行われる見通しなのではないのでしょうか? それでドル高だからもっとドルを下げろ、と再び、間違いの発言をするのでしょうか?

する訳がない、と私は思います。そもそも現在、ドル高という認識がまちがっているのであれば側近が全力で阻止をするはずです。

でも、しない、ということは、トランプの認識が正しいとアメリカ政府高官は思っているから訂正会見も行わない、となぜ、思えないのかと思います。現在はドル安なんて認識は間違いなのです。

上記は2018/1から2019/12/12までのドル実効為替レートです。

2019年はずっとドル高だったのです。実際に壊滅的な円高というものは今年は発生しませんでした。何度もいうように相対値など、クソの役にも立たない指標を持ち出しても意味がないことを、持ちだし、自分が正しいというのは頭が悪いからだと私は思っています。

これをみれば明らかにトランプは正しい認識をしている、というのはおわかりになります。

つまり、アメリカ大統領が、ドルをさげよといえば、マーケットはドル安円高を意識します。それをもうすでにドル安じゃないか、というと、円高へのリスク警戒がおろそかになります。つまり自分が常に正しいなんて思っていれば、円高への警戒などしなくなるのです。

私もこのコラムで何度も間違いの見通しを語っていますので、自分が正しいなんて微塵も思っていません。だから間違えないために日々、研究をしているのです。

このブルームバーグの記事でトランプが言っていることは、ここ数週間、私が言っていることとほぼ同じですよね。日米欧は緩和しているのに、アメリカの緩和は足りないとトランプは言っているのです。

おそらくこのトランプのツイートは、株価が米中合意でも大して上昇しないので、こういうことを言っているのだと思います。

だから、金利を下げろ、とまた始まっている訳です(笑)。いつものトランプ劇場だね、と思う訳です。

要するに、今年の年末、年始は円高リスク、株安リスクが増大しているよ、とここ数日言っていることとおなじなのです。

そして日経平均も高すぎるから上がらないと、マーケットは判断をしているのです。ダウも同じですけどね。私の日経の判断はまだ割安なのですが、マーケットが高いと判断しているのであろうと推測されるのなら、もう買わない、となるのです。マーケットが判断しているのを否定するほど私は、間抜けではない、と思いたいです(笑)。

自分は正しい思うことは誰しもあることなのですが、たいていの場合は、それは「無知」が温床なのです。差別などは、基本的には「無知」が温床なのです。そして間違いの判断というのもたいていの場合「無知」が原因です。

現在、株価は新値近辺なのですから、選択肢は買いではなく、売りかもしれない? しかないと思うのですが(笑)。