おはようございます。
ようやくクリスマスも終わり、マーケットに動意が戻ってきました。本日は事件とマーケットに関して、ニュースを拾い読みしながら解説をしてまいります。なお、日本の株式市場は30日が大納会でした。失礼しました。
日銀総裁、経団連で講演
日銀総裁、緩和下での財政出動は景気刺激効果「より強力に」 ブルームバーグ
講演の内容は当たり前の内容といえば、当たり前の内容です。ただ、薄い板であるマーケットには大きな影響wお与え、為替は円安、株は高いという効果をもたらしました。
一方、年末年始は資金繰り需要という側面から、金利を見ておかなければいけないという話をここ数日、話をしています。
アメリカ
日本
アメリカの金利はクリスマス前までが資金需要のピークになりますので、下がってきています。
一方、日本はこれからが資金需要のピークを迎えます。きのうはわずかばかりの反転になります。
計算式は
(ドル×金利)÷(円×金利)
ですが、ドルと円に相当する株価が大きく動き、金利はほんの少ししか動きませんので実質、ドルと円という構成要素できのうは動きました。具体的にいえば、株はアメリカが0.24、日本が0.6でアメリカ>日本となり、分母が大きくなったので円安になったということだけです。
さらにブルームバーグには、「NY連銀レポオペ、応札が予定額下回る-ディーラーの限界接近を示唆」という記事も掲載されています。事の真相はよくわかりませんが、アメリカ市場はクリスマス前に資金需要のピークをつけたといえそうです。
クリスマスまでは片肺状態でマーケットは動いていましたが、本日から正常化です。本日は0.0007パーセントの円高と出ています。
日本の警備活動
政府 中東地域に護衛艦と哨戒機を派遣 きょう閣議決定 NHK
イラン情勢をめぐりさまざま動いています。
日本は警備活動を行う予定でそれが本日、閣議決定をされる予定です。
また、イラン、中国、ロシアでの合同訓練がペルシャ湾で開催をされる予定です。さらにトルコのエルドアンがリビアの軍隊を要請に応じて派遣すると決断しています。
最後にはパレスチナでネタニヤフがミサイル弾の警報を浴び、報復を示唆しています。
欧米では年末モード一色ですが、中東情勢は動いています。
この要因は、これから産油国が減収になることが大きく影響をしています。石油の常識になりますが、北半球の石油需要は12月がピークです。今後は、需要が減っていきますので中東では再び大きな動きが出てくるということになります。
つまり11月くらいからイラン情勢のニュースがなくなったのは、稼ぎ時でイランやサウジ、イスラエルにかまっているヒマはなかったのですが、今後は緊張状態が復活するということです。中東のイランが緊迫をしているのは変わりません。
北朝鮮など何も結果が出ないと思いますし、また、結果をどういう風に作りだすのかも注目しています。年末だから動かない、という自分勝手な論理を押し付けるのはやめましょう。
そのほかマーケットに関して
年末年始は板が薄いため、少しのニュースで大きく上下動をします。きのうの日経などは黒田さんの講演の内容などは聞かないでも何をしゃべるのかは十分に予測できたことですが、誰も注目をしていないために、なぜ、上昇しているのかさっぱりわからない状態です。
また、本来、株も為替も下がらなければいけない日だったのが、上昇してしまいました。
このように年末年始は理論通りにものごとは運びませんが、言えることはアメリカ株が高すぎるので応分の調整はどこかで入るでしょうね、ということです。