おはようございます。ようやくクリスマスも終わり、町も落ち着きを取り戻してきたと思います。またお正月を迎えると喧騒になるのであろうと思います。
今年の年末はヒマになると思っていたのですが、そんなことはありませんでした。何かと忙しい、とは思います。
今回は、基本的なマーケットの見方について、私個人の見方についてまとめておきたいと思います。
円の方向性
日本の景気が悪い、安倍さんの人格が信用できない、と書くと出版界やメディアでは購買力が上がるそうです。
私も数年前まで日本の景気が悪い、そして安倍さんが信用できないと思っていた口になりますが、今は、まったくそんなことはありません。
問題なのは世間の空気であり、株価や為替は上昇しているのに、なぜ、日本の景気が悪い、そして安倍さんは信用ができない、というのかが理解できません。
客観的な評価というのは株価であり、為替になると思うのですが、この状態で、景気が悪いと信じ込んでいる人が多数いるのです。
マクロ的にみれば好調でしょうが、個人ベースでみると不景気な人が多いとは思います。理由はお給料は物価に比例して上昇をしていませんし、購買力が上昇したのも一部の層だけです。
個人で鑑みてみると景気は悪いと感じる人が多数なのは理解できますが、日本が総体的に景気が良いのは明らかなのに、なぜ、景気が悪いという人が多いのか理解できません。
たとえばラグビーは大盛り上がりでしたが、それを発案し、企画実行したのは元首相の森さんです。彼の評価は誰しもが置いてけぼり、オリンピックの誘致にも尽力をしています。
かつて「サメの脳みそ」などと揶揄していた人たちまでもがラグビーには熱狂し、そしてオリンピックに熱中することでしょう。その前にきちんと森さんを再評価するべきだと思います。
それを露骨に無視というのは人としてどうかと思います。
つまり事実を下に精査していかないと、マーケットの明日なんて見えない、ということが言いたいのです。
安倍さんや森さんは信用できない、と個人的に思うのはあなたの勝手ですが、でも現実的なさまざまなマクロデータや経済指標、マーケットをみれば明らかに良くなっているのは一目瞭然です。
このようなことが起こっている最中に、日経平均を売るとか自殺行為としか思えません。
私の認識では日経を隙あらば売ってやろうと思う人のほうの割合が絶対的に多いのですから、どこかで大きな踏み上げがあるでしょうね、と思っています。
円の価値は増大しているのですから、アメリカの価値がそれ以上に増大すれば円安になるのに決まっています。個人的には、日本の価値増大は近い将来、アメリカを上回ると思っています。すなわち、目先は円安だけど、長い目でみれば円高と思っています。
こうやって考えていくと株には売りという選択肢はありません。安倍は嫌いだから、日本は景気が悪いとか言って、売るというのは、いかに現実離れしているかをみるべきだと思います。
円にしても、今は、まだ、底値立ち上がりの状況です。その中で、アメリカではトランプがドルは高すぎるといえば円安になるのです。
この辺は、こうなることは、ドル÷円の計算式で考えればわかります。ドル安だから円高ではありません。
アメリカ
今まで何度も言いますが、アメリカの景気のどこが悪いんだ? という質問にまともにお答えになった専門家やメディアは一切、ありません。
なのに、みなさん、アメリカの景気が、世界の景気が悪いというのです。何を基準に言っているのかさっぱり私には理解できません。
その証拠に、株価は新値を更新しています。
私はあまのじゃくの部分がありますので、みなが買いだとか騒ぐと、売りとまではいきませんが様子見になってしまいます。
現実には当コラムでNYダウ28200ドルが高値の目標と言い続けている訳であって、現在、それを超えてしまっているのは、たいていの場合、高すぎです。
このケースでは、近々に急落をするのがいつものパターンなのです。
だから、株を買うのをやめただけの話です。
年末年始は、円安に行くと申し上げましたが、この危機、つまり急落という危機が迫っていますので、円安のポジを現在解消している最中になります。
どちらにしてもメディアや専門家がいうようにアメリカ経済なんてちっとも悪くはないのです。というより2030年くらいまで絶好調でしょう。
トランプは自身の成果を強調していますが、誰がやってもアメリカは上手くいくに決まっている、それだけです。よほどアホで間抜けなことをしない限りです。
アメリカも拡大するでしょう。
そうなると2020年の展望など、もう見えているのですが、私には、みなさんにとってはどうでしょう。きちんと当コラムを読んでいれば、みなさんにも予想できるはずです。