おはようございます。
世間はまだお正月休みになりますが、当コラムは関係なく突き進んでいまいります。今朝の入電に関しては謎だらけの入電になります。
このことは解明をいつかしていきたいと思います。
アメリカ、中国と貿易合意を15日に予定
アメリカと中国の通商に関しては1月の第一週に詳細を詰める予定でした。おそらくこの報道はなされていませんが、詳細な詰めが終了し、その内容が明らかになったことから株価が米中双方で大きく上昇をしたと思われます。
第1段階の貿易合意に15日署名とトランプ氏-中国は確認せず ブルームバーグ
トランプは15日にホワイトハウスにて署名をするといっているのですが、弾劾の行方もありますので予定は未定になるのでしょう。
こうやって貿易交渉が進むにつれて株価は上昇するのでしょうが、おそらく、予定通りに進まず、株価が急落するのであろうな、と思います。
ともかく、現在の株価は誰がどうみても高すぎる状態です。かと言って、アメリカ経済の好調さを考えると売る気にはちっともなりません。
私が考えているのは、落ちた株価の値段によって買うことであり、調整では売る気は起きません。それで取れる金額を想定するとリスクとリターンが見合いません。基本的に株は日米双方ともにどこで買うかの問題であり、売る気がない、ということです。
2020年の日本経済
日本経済不振の一因、というよりもこれがすべてではないか、と考えていますが、消費者の不信感があります。日本銀行も繰り返し「デフレマインドが抜けない」と言っているように、ほとんどの人が消費者サイドに日本の景気に問題があると思います。
上記は日本の消費者信頼感指数になります。
個の指数は2018年以来、ずっと下がり続けてきたのですが、11月に急転をしています。チャートでいえば底打ちになりますけどいかがでしょうか?
つまり消費者のセンチメントは劇的に改善をしており。この数字で、企業、政府が好調になるのですから、日本株はどうなるか、言うまでもないことでしょう。
では、総合的にみていくと、GDPを見ることになります。
GDPの過去10年の成長率になります。
この場合、みればよいのは2019年の推移になります。それを拡大します。
去年の10-12月は2/15頃、発表になりますが、これは2018/10-12月をみればよいのです。そのときはマイナス0.2になるのですから、2019/10-12月は相対的にみれば高いことになります。
となると、10-12月のGDPは前期の1.7程度と見込まれます。7-9月は貿易戦争も継続中で景気が悪い時期ですが1.7も伸びたことに着目です。
もちろん、増税前の駆け込みもあると思いますが、それでも消費者信頼感指数などをみると、大きな影響はないと思います。
ここで付け加えておけば、ほとんどの専門家と称する人たちは増税によって日本経済は冷え込むとバカの1つ覚えのように唱えてきましたが、増税の影響ありましたか?とお聞きしたいものです。
もちろん、多少はあるでしょうが、日本経済は逆に増税を機によくなっちゃっているのです。株価がその典型です。
ここ数年の日本経済の特徴をみていると、成長が2%以上になってしまうと、翌年、落ち込む訳です。
2019年は軒並み成長率が低いのです。2018年は関西での自然災害などで落ち込みましたが、2019年は関東地方で大規模な災害が起こっても、まったく影響がなかったのです。
これをみれば、2018年の不振を2020年に取り返す可能性が高く、その成長が2パーセントを超えてしまうと2021年に停滞が続くということなのです。それだけの話です。
つまり、2020年は1-6月まで好調であり、後半の7-12月は、2019年が好調なので、停滞しているように見えるということです。
ただ、成長は続くので、世間はオリンピックが終わって景気が悪いと叫んでいるのでしょうが、絶対値での成長が続いていますので、それを背景に株安、円高にベッドする連中が肥やしになっていくのであろうな、と思います。