おはようございます。

眠気を催すような動きに退屈をしている方も多いと思います。

今回は、ずっと言い続けている急落が起こるのではないか、と現在、私はかんがえている根拠を主にテクニカルからみていきます。

日足

ドル円日足

いつものように移動平均線は白が10、黄色が30になります。いつもと違うのはローソク足であるものを折れ線にしてみました。

この転換が起こる契機というのは、30(黄色)の線にタッチを3回したところでするというのがセオリーです。

今回の場合は7月に底を打って、10月に完全に30を下回っています。2回目は12月です。3回目は1月です。

その間、上値を更新をしていますので、そろそろ終わりかな、と考えていることが私が円高とずっと唱えている根拠になります。

そして現在のドル円は見事に横ばいになっています。これは、誰もが今後も円安であろうと予測するところです。しかし、新規にドル円を買っても、買っても上昇しない、という内部要因になります。技術的にいえば、新規買いを行っても、行っても値段が上昇をしないのですから、どこかのきっかけで反転をするというのがセオリーです。

この1週間で買ったドル円の玉は、言うことを聞かないので転売に将来なるだろう、ということになります。

この間の出来高に比例した分、下がることになります。この間の出来高は、いつもの時期と比べて大きく出来ていませんので、大した円高にならないであろう、ということが予測できます。

理由は、円安と予想をして買った連中はいつになっても値洗いプラスにならない訳ですから、多少の不安があり、少しでも反対方向にいくと手仕舞いをする傾向にあります。そしてマイナスの管理ができない人は、それをずっと持ち続け、大底でぶん投げるのです。

そこが大商いになり、出来高が急増するところは底になります。

内部要因はともかく、テクニカルでは3回のタッチを達成をしており、ここからは追いかけてはいけない、ということをわかっていない初心者は多数でしょう。

4時間足

4時間足も日足と同様の足を引いています。

年初に底を打って、底値立ち上がりから、大きく円安にいっています。日足と違うのは、その間、一回も30(黄色)にタッチをしていないことです。

その代わり、10を3回タッチしているということです。現在の状況は日足と同じで、横ばいで、新規に買っても儲かりもしないが損をしない状況です。上に行けば儲かりますが10の3回タッチを勘案すると上に行く可能性と下に行く可能性のどちらの確率が高いかの問題です。

1時間足

1時間も日足、4時間と同じ足を引いています。

30へのタッチは3回で、現在の状況は買っても、買っても上昇しない状況です。3回のタッチを経て、今後の状況待ちということです。

可能性として上に行くか、下に行くかの確率はどちらが高いかの問題だけです。

総合的にみて

私はこれに週足や月足をみて総合的に考えていますが、このように日足、4時間、1時間の内容が一致するのは非常に珍しいことです。

こういうときは、玉を多めに売るだけの話なのです。

テクニカルからは、円高でしょ、としか考えていません。なお、投資は自己責任でお願いします。

ファンダメンタルズ

きのう、IMFから世界経済予測が発表されました。

IMF、2020年世界成長率予想を下方修正-下振れリスク後退も指摘 ブルームバーグ

このページの真ん中あたりの各国の成長予測をみてください。

アメリカと日本の成長予測をみると日本>アメリカになっています。

すなわち、分母の日本が増大し、分子のアメリカは日本ほど成長しない予測になっています。この結果の解は縮小します。ゆえに円高になります。

そのほか、南アの成長の鈍化が目立ちます。インドルピーも問題ですよね。

この組み合わせで考えていくと、テクニカルの方向性と、各通貨ペアの方向性は見事なくらい一致しています。

たとえばランド円など、上記の説明以外にも、下がる要素などがテクニカルでもテンコ盛りです。

また、クロス円は日本がプラスになっていて、下がっている国の通貨はみな下がるでしょう。

このようにテクニカルとファンダメンタルをきちんと組み合わせることが肝要かと思います。