おはようございます。

きのうは円安、戻りを想定していましたが結果は円高です。この要因は、株価が想像以上に下がったことにあります。

これはドル円の基本的な値段決定を理解している方は適切に対応ができたと思いますが、理解していない方やここに書いてあることそのまましか信じていない方には対応ができないでしょう。

それを本人の責任というのはあまりにも身勝手のような気もします。今回、失敗された方は、きちんと自分自身で理解するようお願いしたいと思います。

 

コロナウイルスについて

中国、湖北省の武漢の人口は1100万人になります。その感染者数は23日時点で800人と言われています。

たとえば、日本の人口は1.1億人で、インフルエンザの流行と言われるのはだいたい、1万人と言われています。つまり全人口の0.1パーセントが罹患した場合においてインフルエンザの大流行という基準があります。

武漢の場合の人口の0.1パーセントは1000人ですから800人というと大流行の範疇になるでしょう。

しかし、問題は病院の診察を受けることのできる市民は全体の1割にも満たない訳であり、その結果、その患者の罹患数は800人の10倍近くいる可能性があるということです。すなわち、8000人、1万人になる可能性がある訳です。

しかし、中国全土では14億人でその0.1パーセントというと10万人です。これだけの数が罹患をしないと大流行という訳ではありません。

要するに、武漢の市内では流行をしているけど、中国全土では大流行という範疇ではない、とも判断される可能性がある訳です。

では、このような大騒ぎになっているのはどのような要因があるかを考えていけば2つあると思います。

① 全体の罹患者数の把握ができない
② 新型ウィルスということでワクチンが開発をされていない

この二点が要因であると思われます。
新型であることは、仕方がないと思われますが、要するに中国国内の保健衛生問題は喫緊の課題であり、今後もおそらく新型インフルエンザが発症することはまだまだあるでしょう。

ただ、大騒ぎするようなレベルではないのは、健常者にとってはきちんと食べて、寝て、休んでいたら、どうってことない、通常のインフルだということです。

しかし、メディアは殊更大きく「新型」であることを強調し、結果として不安を増大させるのです。その結果、経済活動が停滞をし、株価や為替に甚大な影響を与えるのです。

これが重大な問題であるのは、みなさんは目の前に不安があるときにいつものようにきちんと仕事に精を出すことができるかの問題です。従業員の1人くらいであれば問題はないでしょうが、これが経営者や中国共産党の幹部が不安心理であれば経済に対する影響は甚大だということです。

そして、中国は春節前ですから、資金需要が大幅にあるのに

年末の資金需要は逆に金利をみれば落ち込んでいるということです。上記は中国の10年物金利になります。

株価も年末の生産性が上昇しているときに、下がっているのです。

中国は世界2位の経済大国であり、この株価が急落をすることによって世界経済が震撼するということです。

ですから、私は株価と為替は要注意ですよ、米中貿易交渉なんて何も決まっていないのだから、株価はフェイクだよと言っているのです。

ユーロの杞憂

ラガルド総裁、ECBの政策が自動操縦と市場は想定すべきでない
ブルームバーグ

ラガルド総裁がECBの政策が万能ではない、と警告をしています。詳細は私も調べていませんのでわかりませんが、背景には以下の実効為替レートをみれば明らかです。

このユーロ実行為替レートは1/20までのものですが、過去2年間の安値を下抜けしているのです。現在の実効為替レートは、金利に左右されることが多いので、ドイツの金利も併記をしておきます。

中国の騒動をうけて、ドイツ金利もアップトレンドから下降トレンドに変化をしています。ドイツの金利が下がっているのは、中国問題なのは明らかです。

要するにECBは政策を間違えている、とラガルドは言っているのだ、と私はおもっています。

要するに、中国の新型インフルエンザは世界に影響をもたらしているのですが、まだ楽観と言っている人が多いのは驚きです。

ここまで先駆けて言っている、専門家や評論家、ブログなどは存在しない、と自信をもってみなさんにお伝えしたいと思います。の割にはアクセスが上がりません(笑)。