おはようございます。

コロナウィルスが世界を震撼させています。しかし、本質的な問題を語る人は非常に少ないのです。

今回はテクニカル的な問題と今回の問題の本質をお話ししていきたいと思います。

本質的な問題

今回のコロナウィルスがなぜ、こんなに世界を震撼させているのであろう、と疑問に思っている人は大勢います。

私の認識はしょせん、単なるインフル、時間が経過すれば健康な体に戻る、と思っています。ただし、健常者においては。高齢者や妊婦、乳幼児はその限りではない、ということです。

本質的な問題は、このコロナウィルスが流行していることではなく「新型ウィルスから生産性が低下」していることが世界の株価や為替、金利を上下動させているということ認識しなければいけません。

つまり、コロナウィルスの流行の蔓延が生産性を低下させているのですから、コロナウィルスの終息がマーケットの正常化ではなく、生産性の改善がみられたときにマーケットが改善するのです。

では、生産性の低下は回復する見込みはありません。

まず、この感染がいまだに拡大をしているということは、人々の不安は解消をしていません。すなわち、生命のリスクがあるときに人が働くか? という問題があります。感染が拡大をしているときには仕事よりも人は生命を優先にします。

きのう首都圏で雪が降りましたが、それでも必死に通勤をするなんてことは日本人特有の概念であり、これは日本人が生命の保証は日本政府がしてくれるという安心感があるからにほかなりません。

その論理的な思考ができない人たちが雪で通勤できなくても仕事をする、とか言っているのが日本人の一般的な思考です。バカバカしいと私は思います。

つまり、感染の拡大が止まらないと生産性は上昇をしない、そして春節の終了ということです。今回の場合は春節の終了後に感染が拡大をさせているのではないか、という恐怖は一層に不安を拡大させています。

では、感染の拡大を防止するためには
① 人の移動を制限
② 気温の上昇ではなく気温の安定
③ 患者の隔離

ということが挙げられます。

みなさん勘違いしていますが、風邪というのは気温の上昇によって防止できるとなどとほざいている人が大勢いますが、風邪やインフルの原因というのは気温差によって体力を消耗することによって罹患をするということがわかっているひとが非常に多い。

基本的には日中に温度が上昇して、夜中に急激に下がるというと体力がついていきません。ゆえに疲労から罹患をするのです。

だから暖冬のときほどインフルなどには注意をしなければいけないのです。

現在の武漢の天気予報をみると温度差が激しいので、罹患が拡大するだろうね、と思います。

患者の隔離もそれなりに効果はあると思いますが、これも基本的な知識ですが、施設を作っても中国には医者や医療従事者の絶対数が不足しているということを忘れている人が大勢です。

つまり隔離しても治療する人もいない、そして感染をしているか否かを判断する人もいないのです。立派な建物を作っても、それを運用する人がいない、というチグハグな対応を称賛している人たちがたくさんいます。

患者の隔離にしても共産党幹部などの大金もちは運用適用にはされていません。

つまり、そもそもの対策を間違えているのです。風邪の予防にはうがいと手洗いなんです。それを人民に普及させるのが最善の道なのですが、それをやらずに中国当局はやったふりを懸命にアピールしているのです。

参考までにきのう私はタクシーにのりましたが、タクシーの運転手さんはぼやいていました。密室の中でマスクもしないで、菌をまき散らしている。こちらは気が気じゃない、と。

インフル罹患のリスクが少ないとはいえ、街中の中国人のほとんどはマスクもせずにはしゃいでいる姿をみると、この人たちには公衆衛生の概念がないのだろうね、と思います。

要するに感染拡大を防止しようという個人個人の概念を全くかれらは持ち合わせていないのです。おそらく感染拡大は避けられないでしょうね、と思うのが普通です。

 

マーケット

ようするに、おそらく春節が終了をすれば感染の拡大はもっと広がっているでしょうね、というのが私の予測です。

つまり感染の恐怖から中国で働く人は気が気ではない状態で、働くのか? ということです。

日本人みたいに大雪が降ってもなんとしてでも仕事をしなきゃいけない、と商売熱心ならいいのですが、そんなことはあり得ません。参考までに中国人も日本人に負けず劣らず商売熱心です。

つまり、どうなるか、わからないけどきょうからしばしの楽観の日なんだろうね、と思うのです。

いつものドル円1時間足、にいつもの線を引っ張ったものです。

30(黄色)にクロスを2回して、こんどクロスをすれば3回目なのでおそらく戻りが出るでしょうね、と思えばいいのです。

でも、生産性の低下は収まらないでしょうから、どこまで戻るのかね、と思っておけばいいだけの話です。

中国の生産性低下は春節前から始まっています。春節前で、1週間の遅れが確認できます。春節後、感染の拡大が終了し、そして、生産を開始するのには最低でも2週間はかかるのではないかな、と考えています。

要するに当面の上がり目はない、ということを言いたいのです。

いくら、専門家の話をきいてもこの話の最終ゴールは見えないと思いますが、この私の話をきけば、この話の最終ゴールは見えるのではないかな、と思います。みなさんのお役にたてれば幸いです。