おはようございます。
4月には「あの騒動は何だったの?」ということになりますよ、と3月の上旬に私は言っていましたが、それが現実になりそうな動きです。
そして水曜日には遊びに行けそうだ、とどこで書いたのかよく覚えていませんが、そう言っていました。
ただし、きのうはスケベ売りをしてひん曲がった、ということです。どうもサーキットブレーカーなどやられると判断が鈍るようです。
基本的には売ってはいけない、相場になりつつあるのかな、と思います。これはリーマンから立ち上がった相場に相当することです。
アメリカが10パーセントの財政出動を決定したということはリーマンショックの回復時と一緒のことです。
当サイトの功績
ここでこういうことを書くのは、なぜ、自慢気にみえてムカつくという声もあると思いますが、この相場が下がったことに対しての原因を探るためです。
原因がわからなければ将来を見通すことができない、といつも言う通りのことです。
ピンとこない人が多数だと思いますので少し付け加えておくと、あなたが病気になったときにその原因をきちんと正確にしなければ治療ができないのと一緒のことです。
治療をして原因をつぶせば、あなたは元の健康体に戻るでしょう。
今回のコロナの場合、コロナが原因とわかっていても治療法がない、ことが問題なのです。
旧来のよくやすみ、寝て、食べてという方法しかないのが問題なのだ、ということを認識していない人がほとんどです。でも、96パーセントの人は日常生活に復帰できるのです。
さて、原因は、当サイトは指摘をしていますが、ウェルズファーゴの不正で大規模な損切りが起こったこと、と私は考えています。
ウェルズファーゴが原因と考えることに疑問を抱く方も多いのですが、これは過去、2010/5のフラッシュクラッシュと同じことです。
私の発想はフラッシュクラッシュがすぐに元に戻った、だからすぐに回復する、ということです。ただ、そのときにFRBが意味のない緊急利下げを行ったことが問題なのです。
そもそも実勢金利はすでに下がっているのに、大々的に利下げをすることなどに全く意味がないのです。
つまり最初は、意味のない利下げなど発表をしたFRBのミスが下げを加速したものだと考えています。
その後、コロナの感染拡大です。そして緊急利下げをさらに1パーセントです。このときも実質、実勢金利に合わせただけですので、市場はNOを突きつけただけの話です。
原因を考えると、FRBやBOJの政策判断ミスなのです。単にそれだけです。
つまりFRBやBOJは市場のセンチメントが全くわかっていないことが原因。これが今回の大暴落の原因と考えています。
そして回復は、FRBやG20が発表した「無制限」に金融緩和を行うということでしょう。
間違いなく。この文言はECBが南欧債務危機の際に当時のドラギ総裁が無制限に緩和を行う、国債を買い支える、と発言をしたことから南欧債務危機が終息をしたことを意識したことだと思います。
参考までにこのコロナ危機が酷いことになるよ、と当サイトはずっと警告をしており、そして実際にそうなった、ということです。
そして、根拠をもってこのような主張をしているサイトや金融専門家は誰もいなかったのです。適当に言って、あたった、という人はいくらでもいるでしょうが、根拠をもっていっていたのは私だけだと思います。
私が過去の日本金融危機やリーマン、アベノミクスを当てているというのは決してマユツバではないのです。そういう実績をもっている人間です。
だからと言って、つねに当たっているという訳ではありません。かなり頻繁な数で間違えています(笑)。でも予測的中100パーセントを目指し、精進するのみです。
今後の展開
まず、日本の経済対策を何もやっていない、と騒ぐ人たちがいるのですが、これが高名な方になってくると呆れます。
日本の経済対策はすでに、26兆円を決定しているのです。マイナンバーカードを持っていると5000円くれるとか言うやつです。26兆円はGDPに対して5パーセントを行っているのです。
それに対して、もっとやれ、もっとやれ、支援、援助とかほざいている国会議員やそのほかの声をきくと呆れるというほかありません。国会議員は無知すぎて、大衆の声はそれに輪をかけてひどいものです。
そして、今後も、対策を打つと公言しているのに、やれ、やれ、と本当に面倒臭い連中です。
アメリカがGDP比10パーセントの対策をしているのに対して、日本はすでに5パーセント行っているのです。おそらく、アメリカと並ぶような経済対策を実施します。
もちろんこの対策の真水の部分がいくらあるかは疑問が残るでしょうが、日本はおそらく真水の部分でアメリカよりも多くなることを意識するでしょう。
26兆円の補正予算は真水になりますので、そこからいくら積み上げるかの問題です。
で、問題は、この1-3月のGDPが、いくら落ち込むかです。アメリカのCBCの調査によれば、中国は10-11パーセントの経済減速が見込まれるとのことです。
中国でこの程度であれば、アメリカの落ち込みはそれほどではないだろうと考えています。理由は、アメリカの感染対策は迅速で、ピークを迎える前に入国制限や外出禁止を発令していますのである程度、抑え込まれます。
またPMIをみても打撃が甚大なのはサービス業であり、製造業は案外、被っていないことです。ただし、法人売り上げのうち日本もアメリカも、8-9割が非製造業が稼いでいることを考えると決して楽観視はできません。
ただ工業製品の製造が思ったよりも影響を受けていないことを勘案すると、ま、それほど深刻なことにならないだろうね、ということです。
すなわち、アメリカの対策10パーセントというのは、何を意味するか、といえば、落ち込みが7パーセントだった場合、お釣りが3パーセントきちゃうことです。
たかだか3パーセントと思う方もいるでしょう。アメリカの年間GDPは2200兆円です。その3パーセントって、66兆円です。どれだけ巨額な数字なのか、想像してください。
このお金がリスクマネーに化けた場合、とんでもないことが起こるよ、ということです。だから、夏になれば、たぶん、みなさんオリンピック中止する必要あるの? とか言っているのであろうな(笑)、と考えています。
本日は、売らない相場、深く考えるとダメです。深く考えると選択肢が売りしかなくなるので、私のように売ってやられるわけです(笑)。頭では、わかっているんだけどやってしまうんだよね、これが。