おはようございます。

東京都が外出規制を行っています。これは、いつも私が言う、学級閉鎖の失敗というだけの話だと私は考えています。

つまり学級閉鎖をしても必ず遊びに行き、体調を悪化させ、閉鎖が解除されたらまたインフルを蔓延させる子がどこの世界に行ってもいるという現実的な問題と一緒のことです。

風邪やインフルなどは引き終わりが肝心なことで、そのときにブリ返すケースが非常に多いのは私の経験です。

そういう経験がない方や最初から状況を楽観視している人たちの意識の結合の結果だと思います。

 

売ってはいけない相場であろうと思う

マーケットというのは何かを基準に動いているのは、当然のことです。では、現在、何を基準に動いているのかを考えていこうと思います。

① 低金利を基準に動いている
② GDPを中心に動いている
③ 政府の対応を中心に動いている
④ グローバリズムを中心に動いている

どれもこれも可能性がありそうなことですが、意味がわからない方も大勢、いらっしゃると思いますので、考えていこうと思います。

まず、①の低金利、これはトランプ相場がスタートしたときからトランプは常にFRBに対して金利を下げろと要求したことからもおわかりのように3月上旬までの相場というのは低金利相場です。

つまり、FRBが去年、利上げを行ったのを年末にかけて下げ、そして今年は去年よりも下げてしまったのです。基軸通貨の下げたのですから世界は今後、低金利になっていくはずです。

低金利での株価は下がらない、ということです。業績が悪化しても、お金を借りやすいのですから、なんとか事業は継続ができます。そして、その融資資金が切れないように中央銀行は資金を供給しているのです。

GDPの②に関しては、以前に私は株価の下値目途をアメリカで24400ドル、日本で18800円と記しました。

これは、下限の数字であり、ファンダメンタルズではこれ以上下がることがありません。つまり、下がってはいけない水準まで下がっているのが現在の株価なのです。ゆえに、割安になるのです。

ただし、GSが24パーセント安の見通しを発表しましたので、その発表に沿って動いている節があります。

たぶん、GSは売っているので、もっと下がってほしいからこういう数字を発表するというのは過去の経緯からわかっていることなのですが(笑)・・・・

そこから政府の経済対策を各国ともに10パーセントほど打つのは確定的でしょう。そうなると、14パーセント減で考えていくというのが妥当なのでしょう。

そうなるとアメリカの株価はだいたい、それに沿った水準で、日本は買いすぎの水準ということがわかります。

ただし、このGDPの数字は早くても中国の4月中旬、米国4月末にわかる数字でこれを織り込んでいるマーケットはあり得ないということなのです

結局は、日本は割高すぎますが、アメリカはまだ割安な水準です。

参考までに日本は今年度の補正予算、台風関連や消費税に関してのもの、が施行されますので実質15パーセントの経済対策を行うのです。ゆえに高い、とみることもできます。

政府の政策対応は上記で触れました

そしていつも言っている④に関しては世界の株価は連動しているということです。

たとえば、本日、アメリカは3パーセント高、日経は8パーセント高ですから日経は5パーセント買われ過ぎたのですから、5パーセント売られる、可能性はあるのです。

でも考えてください。経済対策、日本は5パーセント世界より多く行っているのですよ。ここから考えるとこのマーケットは正常だ、と考えることもできるのです。

3月の上旬にはガチガチの売り屋だった私が下旬には、ガチガチの買い屋になってしまっているのです。そもそも3月の上旬にガチガチの売り屋、2月から弱気をしている人なんていないと思いますけどね。

上記の文章を読めば、おわかりになると思いますが、弱気になる必要などないのです。

基本的に私は、②のGDPの予測値によって、動いていると考えています。

GSの24パーセントなんて嘘パッチですのでどうでもいいのですが、根拠になる数字がないのでそれを市場参加者は参考にしているのです。

ただ、各国政府も根拠もなく、経済対策、GDPの10パーセントなんて言うことはなくおそらくどこの国も10パーセントほど弱含むと考えているから、10パーセント程度の経済対策なのでしょう。

つまり年間に直せば、影響が残らないように配慮をしているのです。

 

ドル円について

ドル円はみなさん感覚でやっているのでしょうが、現在の推定での日米の関係図は、経済対策予算で考えていくと

「アメリカ10<日本15」です。ゆえに円高になるはずなのですが、円高にならないということです。

これはコール市場での極端な玉不足に由縁するものであり、需給が極端にしまっているのでドル高円高になっているのです。

この需給状況は、日に日に、マーケットを見ていると弱含んでいるようには思います。

しかし、これがGDPを見る相場に移行した場合、日本の成長のほうが弱いか、アメリカか、というのはよくわからない状態なのです。

だから、円高に行ったとしても、円安に行ったとしても確定する数字がないので、なんともいえないのです。

つまりドル円は現在、コール市場という短期資金調達市場を中心に動いているのです。

みなさんご覧になっておわかりかと思いますが、弱気する材料など何もないのに、なんで弱気するの? それだけの話なのです。感覚だけで安いとか言っている人がほとんどなのです。