おはようございます。

ニワトリが先か?卵が先か?この順番をきちんと説明できるのが、因果関係であり、この順番を説明できないのが相関関係なのである、ということが因果と相関の違いである、と以前にご説明をしました。

実際のよい例が出てきましたので、今回はその説明と、マーケットに関することを説明していきたいと思います。

 

北海道のソーシャルディスタンス

北海道は全国に先駆けて外出自粛・規制を敷きました。その結果、感染者数は全国とくらべ大きく減少したことから全国的に注目をされました。

その政策を推進したのは知事なのはもちろんですが、その政策を提言をした北海道大学の恭順が注目されています。

人との接触を回避すれば感染は少なくなる、ということを数理モデルで証明をしたのです。

そして現状でも人との接触は北海道では進んでいます。

しかし、人との接触が減っているのにも関わらず、現在、北海道の感染者数は増えています。

つまり一時的にテクニカルが通用する場面と同じで、この感染者数と人との非接触、は因果関係ではなく、相関関係であることはわかります。

つまり因果関係であるのであれば、人との接触を減らせば、この感染者数は起こるはずがないのです。でも、実際に感染者数増加は実際に起こっている、というのが現実です。

私が何を言いたいのか、ほとんどの方はおわかりかと思います。

人との非接触では一時的な感染者減少でしか起こらず、このコロナ感染拡大を防ぐ根本的な対策ではない、ということなのです。

こうやって、実際にこのロジックが否定をされているのにも関わらず、いまだに非接触がコロナ感染拡大のキーワードのようなことを言う専門家、政治家があまりにも多すぎるのです。

少なくても専門家は、このニワトリが先か、卵が先か、のどちらが先なのかを確定させる必要があり、実験的でもいいから、こういう原因が先ではないか、という提言をすべきでしょう。

相も変わらず、ロックダウンだの、非接触みたいなことをずっと言い続けてなにが専門家だよ、と言いたくなります。要するに私からみればド素人と一緒なのです。こういうことを言っている連中は。

個人的にはツイッターにも書きましたが、北海道はゴールデンウィーク前後から桜の花が咲くのです。関東でも桜が咲いたときに感染拡大が広がりました。

要するに「花冷え」が、免疫を低下させ、感染を拡大させているのであろう、と思います。

きちんとこれをデータ的に説明するのが専門家の仕事でしょ、と思うのですがいかがでしょうか?

 

マーケットについて

上記はいつものようにドル円の4時間足に10.30を貼り付けたものになります。

もうこの見方は、覚えてほしいと思います。

現在、デッドクロスというよりも長期、短期線がタッチしているところです。ところが短期線の白い線が若干ですが上向きになっており、この状態で、クロスやタッチしてもフェイクですぐに逆方向へいくよ、と言っているのです。

今回の場合、クロスしたら、ゴールデンになりますが、長期の黄色い線が↓を向いていますのでクロスしても時間の経過とともに円高になるよ、と言っているのです。

そしてタッチの場合でも、短期線の白い線が、上を向いているので、円高にはすぐにはならないということはおわかりになると思います。

言えることはタッチでもクロスでも円安にはいかず、円高に行く可能性が高い、ということです。円高に行かない場合の条件は短長期線が↑を向くという適用条件があります。

こういった厳密な定義を用いると、どこで入るのか、そしてどこで損切りなのかの条件というのは自動的に決まってくるのです。

だから、テクニカルは完璧なんてデタラメなロジックが出てくるのですが、これは相関関係でしょうか?因果関係でしょうか? ということを考えなければいけないのです。

上記の説明は明らかに相関関係です。

理由はかんたんで移動平均線がタッチするのが先か、それとも実際の値段が先に下がるか、投資家にとってはどちらでも構わないのです。

ニワトリを食べようが卵を食べようが関係ないよ、人の好き好きだよ、というように、マーケットも予測通りの方向に行けば、投資家は満足するだけの話です。

ここには根拠もくそったれもないのです。

つまり北海道のように、人との非接触をすれば感染拡大は終わると信じた、単なる相関関係なのに、結果は第二波の感染拡大になるのです。

投資家は、これをチャートの騙しとほざきます。

私から言わせれば、単なる相関関係を真実、と勝手に信用してしまったあんたが悪いのであって、チャートが悪い訳ではないのに、チャートに責任をなすりつけてしまう投資家の態度に辟易をします。

でも、因果関係で考えていくと、アメリカは年率で5パーセント悪い、それなのに株価は上昇、この株価はいつか反転すると信じて、私はずっと売りだ、と言ったのにすぎないのです。

勘違いして株価は上昇をするのですが、為替はそれについてこなかった、株価が正常に戻れば円高になるだろう。

私が先週、描いていたシナリオはかんたんに書けば上記のようなものです。

この結果は、途中の値洗いなどを考えなければ100パーセント正解にたどりつく考え方です。

先週、買いでも儲けてしまった人は売れません。なぜなら、人はバブルの渦中にいるとその状態が永続すると思って、なかなかその考えから脱することができないからです。

つまり売ることができると言っても、根性なしの売りしかできず、要するに早い利食いを繰り返し、そして本気で売った場所が底になると、おなじみのパターンになるのです。

ついでに買い方がぶん投げるも、底なんだよね。だから、だいぶまえに書いたように追証計算もしておけよ、と言っていたのです。

こうやって考えると相関関係であるテクニカルなど信用に値しない、と私がいつも言う理由はなんとなく理解できると思います。

テクニカルでは的中率100パーセントは目指せない、だからあくまでも参考の指標なのです。