おはようございます。マーケットの方は冴えない動きになります。

一人、奮闘しているナスダックになりますが、日本でも自粛期間中にアマゾンやズームのようなIT関連消費が伸びたことが背景なのだろうな、と思います。

しかし、アップルやアマゾンの株価をみてこれらはどこに向かうのだろうか? とは思います。

私などは見た瞬間に危ういよね、と思ってしまうのですが、もちろん、買い増しができないくやしさもありますが・・・

やはり、去年と同様、GAFAなどの動きに左右される展開になるのかな、と思ったりもします。

いつかは下がるはずなんだけど、下がらないジレンマを抱えつつ、曲がったのか、曲がっていないのかも判断もつかずに、読者のみなさんにはご迷惑をおかけします。

本日は完全にネタ切れになりますので、かんたんに国際情勢をみていきたいと思います。

中国の実効為替レート

中国の実効為替レートになります。

18/6からアメリカとの貿易摩擦が始まっていますが、そこから、実行為替レートの下落がスタートをしています。

トランプは無茶苦茶をやっているように見えますが、成果として中国の国力を削ぐことには成功をしていると言えます。

そして、ここ最近は、コロナからの復帰が早いと中国は言われていますが、すでに4月の後半から息切れしています。

これは、アメリカの制裁を受けて中国への直接投資が減っていることが一番の原因です。

太古の昔から中国では人が多すぎる、ゆえに過剰生産を行うのが中国であり決して今に始まったことではありません。

世界の景気が回復していないのに、中国の輸出振興が振るう訳がないという意見も一理あると思いますが、やはりこの低迷は気になるところです。

一方のアメリカは

中国との貿易戦争が始まってから国力が上昇しており、当時の日本や世界の報道をみていると長いスパンで見ている中国が勝利するだろう、なんて言っていましたが、この貿易戦争の勝者は明らかにアメリカになります。

これはトランプ政権の成果と言ってもよいのでしょうが、アメリカの有権者はここに注目するような展開になるのかな、と思います。

ひどいことばかりやっているトランプに見えますが、中国との成果はきっちりあげている、ということはお分かりになったと思います。

それに付随して韓国を見てまいりましょう。

中国は18/6から下落をしておりますが、韓国は18/11からの下落です。

このあたりから日本に対しての風当たりが強くなったことを考えれば、韓国の苦境はよくおわかりになると思います。

日本はどうかといえば。

中国、韓国とは逆に、

中国や韓国が国力を落とす代わりに逆に上昇をしていることがおわかりになると思います。この辺は私が日経平均に期待することです。

反対に中国と紛争を抱えるインド

最近は、中国経済との決別を連想させる政策決定を行う、インドになりますが、それを発表してからさらなる下落が起こっています。

ただ、同じく、中国政府と喧嘩をしているオーストラリア

コロナの渦中から直接投資が激増し、中国とやりあったのもなんのその、続伸を続ける状態です。

女性首相で評価の高いNZ

米中貿易戦争も関係ないような感じで推移をしていましたが、頭は確実に抑えられておりなぜ、この女性首相の評価が高いのか私には全く理解ができなかったのです。

米中の紛争は単に蚊帳の外であっただけであり、最近の上昇はオージーに引っ張られただけの話です。経済的にみるとNZには見るものがないよね、というのが私の評価です。

こうやってみていると、中国経済が世界から切り離されそうになっている、というのがよくおわかりになると思います。

今までの世界は中国のお金が欲しくて、中国に頭を下げる外交、経済を展開していたのです。

しかし、この18/6からの米中貿易摩擦から世界が中国離れを起こしているのは見えてくると私は考えています。

すなわちコロナなどの感染症のパンデミックなどの騒ぎが起こった際に一番最初に起こることは①不安②デマ③差別ということが順々に起こってくるよ、というのが歴史的な事実だ、ということを申し上げましたが、今は、その③差別、もっといえば分断とか、分離独立の動きが強まってくる、ということです。

ところがこの兆候は、すでに米中貿易戦争が起こったときからその傾向は顕著に表れてきており、今後もその加速が進行するであろう、と思います。

すなわち、中国経済におんぶにだっこであった韓国などは相当ひどい状況に陥ると思いますし、ベトナムなどはデータがないのでなんとも言えないのですが、あまりよくないでしょう。

ロシアもはっきりいえば中国頼み、東欧でみるべき国がないので、しかし、若干、みるべき国もあるのですが、おかしくなるだろうね、と思うのです。

私はこの状態を日本が第二次大戦でアメリカに真珠湾攻撃を行う前の状態と同じだよね、と思っています。

こういった若者風にいえば日本の黒歴史にフォーカスを当てることよしとしない風潮があるように思います。

たしかに過去の失敗にフォーカスを当てることは勇気のいることだし、また語りたくもないものですが、でも、勘違いした国や人間というものはたいてい同じような行動をとるものです。

その中で、中国経済への依存もそこそこあるドイツなのですが

米中摩擦の通りに国力は推移したのですが、コロナ後は飛び抜けている、という部分があるのです。

もちろん、イギリス離脱などの影響もあると思うのですが、こうなると最近のメルケルのトランプに対しての強硬な物言いなども理解できるものです。

トランプが6月にサミットを開催するといったのに対して、メルケル一人が猛反発、と(笑)、ま、みながアメリカにご機嫌伺いしているときに一人、反発しているメルケル、面白いな、と思ってみていました。

このドイツの経済なども今後、きちんと精査をしないといけない、とは感じております。

大きな流れでいえば、世界の中国離れがアフターコロナという言葉は嫌いですが、この流れが加速をするということです。

商売は中国抜きで考えていかなければいけない、というのがだんだんと明確になってくると思います。

中国なしでどうやって日本は生き残るのか、なんて議論もあると思いますが、国交正常化がたしか1970年代で、1990年前半まで中国の世界におけるプレゼンスなんかなかったのです。中国なしでも日本は世界二位のGDPになったのです。

すなわち、中国抜きでもやり方によってきちんと生き残ることができるのに、中国がないと、ないとと騒ぐ人が必ず出てくることでしょう。でも、たいていそういう人は中国の利害関係者なのでしょうね。

中国抜きで、果実を得るのはどこの国かを考えると、日本とアメリカでしょ。

だから、今後はいいよ、と言っていたのですが、ここにきてトランプのやっていることがハチャメチャになってきており、さらに、バイデンも大丈夫か? というような状態です。

日本でも安倍さんの支持率がなくなってきているのですが、彼をやめさせてほかにまともな奴いるのか? と思うだけのなのです。

菅などはまともな方だと思いますが権力争いから脱落したような感じです。他の候補がとてもではないですがまともと、思えないのです。

安倍さんの不支持は肌感覚ではわかりますが、個人的にはよくやっている方だと思います。ただ、河井とかアホな取り巻きが多いのには戦慄を覚えますけどね。

どちらにしろ、世界の方向性が変わっているということです。

こういうときに実力を伸ばす国が必ずある、というのが歴史であり、その筆頭が日本だと思っていたのですけど、国内の状況を考えると、なーんか、自信がなくなる、というのが現状です。