おはようございます。
岐阜、長野県で災害に見舞われているみなさまにお見舞い申し上げます。
この雨が徐々に関東や東北に推移してくのでしょうから関東、東北のみなさんも警戒を怠らないようにお願いしたいと思います。
今日の話は、米中貿易摩擦の標的となっている華為(ファーフェイ)についてです。この結末は、歴史をみれば見えてくるという話です。
華為(ファーフェイ)の結末は見えている
米中貿易摩擦にて、注目を集めるIT企業の華為になりますが、この結末は歴史をみればわかるという話なのです。
このファーウェイ、華為へのトランプ政権からの攻撃はもう2年にわたります。この間、カナダで副会長が逮捕されること以外は大きな経営的な打撃はない、と考えています。
つまり会社がつぶれるような危機がない、と考えれば、乗り切ったと考えてもよいと思います。
来年のアメリカ大統領が誰になるかはわかりませんが、この流れは変わらないでしょう。つまり制裁を受け続けるでしょうが、これだけの制裁を受け続けても大きな経営危機がないということは存続する会社なんであろう、と思います。
この行く末を占うためには歴史を知っておけば、その結末はなんとなくみえてくる、ということです。
現在の中国は日本の第二次大戦前とまったく同じ状況であろうと私は推測をします。
かんたんにすれば
大東亜共栄圏 一帯一路構想
大枠の中身をみていると、同じことだと私は思うのです。日本はアメリカに配慮しながらアメリカに日本の独自の構想を提案しましたが相手にされませんでした。
中国もたしか、2017年だったと思いますが当時のオバマ大統領に習主席がG2構想を持ち込みましたが拒絶されました。
日本はその後、アメリカと貿易戦争を行い、最終的には、石油やくず鉄の輸出制限などの制裁を受け、仏印進駐などを始めました。
中国の今の、尖閣、南沙、インド国境などの状況と似ているな、とだれでも感じることでしょう。
そして日本は貿易摩擦で、1980年代に自動車、鉄鋼の制裁や自主規制を行っています。
鉄鋼は日本もダメになっているというのが私の心象ですが、当時のアメリカは新技術の導入が遅れ、完全に壊滅的になっていましたので現在、アメリカの鉄鋼会社と言っても誰も思い浮かべないでしょう。
ここで注目するのは自動車業界のトヨタであり、トヨタは現在、世界でもかんたる自動車会社に成長をしました。1980-90年代のトヨタは今のファーウエイに匹敵する会社であり、その後のトヨタの推移とファーウェイの進む道は同じでしょう。
理由は、叩かれて、生き残ったものはものすごい強さを発揮する、ということだけです。
これは計算式とかでは証明できませんが、みなさんの経験値でも叩かれても、叩かれても、這い上がってくる奴、怖いですし、ものすごく強い、と思うと思います。それが華為やトヨタだというのです。
私のキライな日産は叩かれて、敗れたのに強いフリをしているあほ会社だと思っています。
そもそも20世紀に消えているべき会社が今でも存在していることが自由競争の阻害になっていると思います。ここまでは言い過ぎですが、ゴーンの事件も起こるべくして起こった事件であり、そして、今後も問題を起こし続けるでしょう。
理由はそもそも市場競争に敗れた会社をつぎはぎして存続させているだけの話であって、イリーガルなことをしなければ生き残れないでしょうね、というのが私の正直な感想です。
トヨタは叩かれまくって、その後、何度かの経営危機もありましたが、世界有数の自動車メーカーに成長をしたのです。では、華為はどうなるのか、たぶん、トヨタと同じ道をたどるでしょうね、と思うのです。
反面でトヨタとの競争に敗れた、アメリカの自動車メーカーどうなっていますか? GM、フォード、クライスラー、まだ残っていますけどもう壊滅的な状況のように私は思います。
新興勢力のテスラなどありますがソフトバンクと同じように借金まみれで金利が上昇すればコロナ前のようにすぐに経営危機になります。この体質は変わらないでしょう。
今、アップル、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフトなどが蝶よ花よの世界になっていますが、アメリカ政府が叩くということはファーウェイが脅威だから叩くのです。
さてはてこの結末はいかに? ということです。
アップルなどの株価も蝶よ花よの世界ですが、私がその株価に対して不信感があるのはこのためなのかな、とおもったりもします。何れにせよ、目先ではなく長期でみれば今のアメリカ、IT全盛を誇っているように見えますが浸食されているよ、ということです。
中国の製造業はこの困難を乗り越え、それを凌駕してきたとき、アメリカをGDPで超えることはできないと思いますが、日本がバブル時代にアメリカを超えられると夢みたのと一緒のこと、非常に強くなると思います。
中国経済と世界の切り離しが現実になってきていますが、中国経済が一変にド貧乏になることはないように思います。
おそらく停滞をして産業構造の転換を終えたときにまた強くなるであろう、と思います。
日本がようやくバブルの後始末が終わり、最近になってようやく活力が見えてきたように、あと50年後の話とは思いますけどね。
笑う方もいると思いますが、50年後にクソ株をもっていても屁の足しにもなりません。
読者のほとんどは50年後に、体の自由が利かない体にほとんどの人がなっているでしょう。そういうことを考えれば、今、しょーもないところに投資をすることが肝要だと私は思います。
こうやって考えると現在、コロナ禍になりますが、アホみたいな通貨発行を行い、それでインフレは起こらない、リーマンでも起こらなかったから、なんて幻想が存在するのはアホらしいと思います。
今の通貨発行は異常状態に異常を重ねたものです。
異常になったものは通常、平時は、常識の範疇に戻るものですが、各国政府は異常状態をさらに異常状態を行っている、これが現実なんだ、という現状をもっとみなさん認識してほしいと思います。
バブルは永遠に続きませんし、アメリカのITはバブルの最中にいる、ということです。
いつまでもアップル、アマゾン、フェイスブックの独占、寡占状態は続くわけがないでしょ、ということです。
アメリカはITがつぶれて、停滞期に入ろうとしている可能性があるのです。猫も杓子もアメリカ、アメリカと騒いでいる状態をみるとすこし恐ろしさを感じます。
目先のマーケット
去年の12月から株価が高すぎたからこれは下がる、下がると騒いでいたのです。このときの株価は異常に高い状態で、コロナという事件が発生をしたから暴落をしたのです。
現在の株価はレンジの上限の上限いっぱいにあり、去年12月のように高すぎる状態にある訳ではありません。
しかし、感染の再拡大という状態で、人間が健康に不安があるときにその能力が発揮できないのと一緒のことで、不安があるときには能力を全部、発揮できませんので、経済は横ばいから停滞になるでしょう。
つまり株価が上昇するのは間違いであり、去年のように金利低下からの単なるバブルでしょう。その可能性を否定するつもりはありません。
ただ、今は、レンジの上限に株価はありますが、アメリカの4-6月GDP速報値が発表される7/30には割高になっちゃうのは変わらない事実なんだよ、ということです。
為替は、日本の力が強く、アメリカは相対的に弱いので円安という選択肢しかないのですが、なりはしない(笑)、株価と同様に。
こういう状態のときはひたすら待つほかないのですけどね、どうなるでしょうか?
長い目でみれば、結局、自然摂理の法則にマーケットも従うのです。それにさからっちゃったらロクな目に遭わないよ、と言いたいのです。
どう考えてもアメリカのITはバブルだし、日本の力は相対的に低評価すぎます。
中国に過度に過信しているモノもいれば、極端に低く評価しすぎる人も多い、きちんと現実をみて判断を下してほしいということです。