おはようございます。ドルの動きの通りにこれからマーケットは動くよ、と記したような外電です。

ドルがいったんピークアウトし、押し目を形成したので株価は上昇、若干の円高、それだけです。

クソ暑い中思うことは、ツイッターで資金力があれば勝てる、と記されていたことです。たしかにその通りなのですが、でも基礎は資金力なんかではありません。今回はそのことを記したいと思います。

万人に才能がある

香港の民主化運動のお嬢さんがインタビューに答えていましたが違和感を覚えるのは私だけでしょうか?本当に彼女はそれがやりたいことなの?と私はたぶん彼女に向かい言うこととなると思います。

その達成の困難さは彼女自身が一番わかっていることでしょうし、なんだか彼女の目指している世界と現実の世界があまりにも違いすぎてそこになんらかの差異を感じないのであろうか? と思います。

もちろん、彼女のやっていることは素晴らしいことであり、誰もから尊敬されることなのでしょうが、何か違うように感じます。

世の中には才能がある人はいっぱいおり、それこそ星の数くらいみなさんに才能があると思います。しかし、それを感覚的に、本能的にとらえ、その才能を無駄にしている人をいっぱいみかけます。

いつも言うように、それではそこそこ才能のある人、で終わってしまいます。その感覚的、本能的な才能をロジカルにしないといけないよ、と言っているのです。

ロジカルというのはなぜ、本能的、感覚的にそう思うのか、そう行動するのかを誰もがわかるように、小学生でもわかるように、説明できることをロジカルというのであり、科学的というのです。

誰もが納得する言動、行動であるから人を巻き込むことができるのであり、そして周囲の人を巻き込むことができるから何をやっても上手くいくものだと思います。

香港の活動家にはいつも、ロジカルさにすごく違和感を覚えるのです。彼女は自分が本当にやりたいことをやっているのだろうか? と。

周囲を巻き込むためには、本人が一生懸命やっていなければ、周囲は巻き込めないものです。

そして、人を巻き込むためには合理的に誰もが納得できる説明がなければいけない、と私は思います。

トレーダーとして大事なことは、自分がなぜ、そういった相場観になるのか、ということを周囲の誰もが認める相場観を形成しなければいけません。

もちろん、みなに説明をする必要もありません。でも合理的と思われるような相場観を形成しなければいけないのです。

そこにテクニカルというものはそぐいません。理由はいつも言っている通り、テクニカルほど非科学的なものはないからです。

たとえば相対力指数80パーセントになれば教科書では売りですが、相場をよく知っている人ほど相対力指数80は買いだ、というのです。

この理由は大昔に説明しました。問題は同じ80という数字なのに人によって解釈が違い、人によって行動が違うのです。これを科学的とも、合理的ともいいません。単なる80という数字が、本来は客観的なものである数字が、空想や妄想、推測に堕落しているからです。

数字を示せばだれでも客観的な行動になると信じている人が多いですが、実際は相対力の80という数字を示せば、行動がバラバラになる、こんなもの論理的でも、科学的でも、客観的なものでもありません。単なる空想と妄想の塊です。私から言わせれば。

誰にもきちんと説明することによって、行動が統一されることが科学的といい、そして、それは誰もが納得でき、その結果通りの結末になって人はついていく、ここで人がついていく、というのは自分自身の心がその行動についていく、という意味と同義なのですが、結果として天才と言われることになるのでしょう。

私はまだその域には達してはいませんが、自分自身が納得かないテクニカルを懸命に使っても結果なんて高々知れているよ、ということです。

あんた、あたりもしないテクニカルを本気で信じているからいつまでたっても儲かりもしないトレーダーなんだよ、ということにいつ気づくのでしょうか?

あたりもしないテクニカルでも、本気で当たると信じたトレーダーが巨万の富みをマーケットから引き出すことができ、そして、才能があるというものなのです。

私はテクニカルのすばらしさには30年前に気づきましたが、でも、それだけではダメだ、ということに気づいただけの話です。

空想や妄想、推測を排除しなければこの世界では儲からない、ということです。

こういう能力が自分自身でみについて、資金力さえあれば、いくらでも儲かるよ、と言いたいのです。

ここまでの道のりと言うのは半端ではない世界ですから儲かる人も限られているのでしょう。

これをわかったつもりのようになって、資金力さえあれば儲かるなんてほざいている人は、たぶん何もわかっていないのでしょうね、と私は思います。

たぶん、どこかで転ぶことになるでしょう。資金力など儲かるようになればいくらでも増えます、最低限の我慢する力もない人が一生懸命相場をやっても無駄なことです。

マーケットで我慢することができない人は、儲かる訳がありませんが、それを夢見ている人の過半は我慢することができないのです。

ここに書いていることはどんな世界でも一緒。いろんな才能がいる人が世の中にいっぱいいますが、自分が好きなことを一生懸命やって、人に感動を与えるくらい、そしてそれをロジカル、科学化しなきゃいけないよ、と言っているのです。

感覚や本能だけで、うまくいく時代はとっくに過ぎています。それプラスが今は求められる時代なのです。

マーケット

くだらない話をしていますが、マーケットも今の動いている原因をきちんと正確に捉えればちっとも怖いものではありません。

ドルは底を打ったと何度も書きました。

そして売る材料も買う材料もないので、ドル高に一方的にはならないよ、と記しました。きのうは引けにかけてドル安だから、株価が上伸したのです。ドルの動きをみていれば今のマーケットはなんとなくわかります。

ただし、金利も小動きですが若干強いこともお忘れなく。

そしてGDPは17日に日本から発表され、為替においては日米のデータがそろいますので動くことになるだろうな、と現時点で考えています。

この場合、現時点では今も円安傾向だが、17日以降も円安になる可能性が高いということです。

この円安傾向が鮮明になった場合、相対的にはドル高なのですから今まで株価が上伸している主な理由はドル安なので株価も本格的に、なるのか、とは思っていますが、未来のことはわかりません。