おはようございます。

少し話は違いますが、才能がなければどんな世界でも通用をしない、と言う人が案外な人数がいます。個人的にはそれは違うよね、と思います。

どんな世界でも努力、人よりも多く、そして長く努力すればそこそこの地位に行くものだと私は考えています。プロスポーツや音楽の世界でも同じだと考えています。

そこそこの地位や収入がないのは、努力する方向性や方法がまちがっているだけ、と思います。才能というのはどんな人でもあり、才能のない人などは世の中に存在はしない、と思います。

マーケットの世界も同じで、才能は誰にでもある。それを開花させるべき努力の継続性をもとめればいいだけの話だと思います。ただ、その方向性が間違っている人があまりにも多すぎると思います。

例えば主観がほとんどを占めるテクニカルなど懸命にやっても仕方ないじゃん、と思います。

自分の都合のよい論理をマーケットに押し付けていてはいつまでも上手くならないだろうな、と思います。

組閣人事

個人的には、麻生副総理兼財務大臣が留任するか、ないしは閣外に出るか、ということに注目をしています。

先日もご案内をしたように、麻生さん自身、国会にて実質アベノミクスは失敗だった、の趣旨の答弁を行っています。

安倍さんも失敗だったと認識をしているからやめたのだと考えています。

それが留任するという意味は、アベノミクスは非常時には有効だが、平時に大規模な緩和を行っても効果は確認ができない、という方向性で考えると、政府の認識はコロナ禍がまだ継続しているという認識なんだ、ということです。

初会見にてコロナ対策を行うと首相が答弁したことによってわかるように、危機時であればその有効性は確認されているので留任なんだと解釈をする必要があると思います。

つまり大規模な緩和はまだ続けますよ、という市場へのメッセージだということです。ですから金融政策の変更はない、ととらえることが肝要かと思います。

本日は黒田さんの会見になると思いますが、おそらくこの内容を踏襲した会見になるでしょう。

ここまではいいのですが、どこでアベノミクスの失敗を認め、訂正路線に入るかの問題です。

そもそもこの話を首相が理解できるか、という問題であり、たぶん、なんとなく理解はしているだろうけど、どうすればいいかの決断なんてさっぱり、なんだろうな~と考えています。

FOMCについて

2023年までゼロ金利を続けるということを示唆しました。個人的にはできるものならやってみろ、ということです。

市場はこの会見を受けても、長期金利は上昇をしています。

FRB議長が会見し、ゼロ金利を維持するといえば、通常は金利は多少下がるものですが、実際はあがった、これが何を意味するのか、を考えてほしいと思います。

さらにいえば、金利を安いままにするとこの間のジャクソンのリモートで会見し、しかし、物価目標は2パーセント超にするというのは論理にそもそも齟齬があります。

言っていることの主語と述語がバラバラじゃん、ということです。物価目標をあげながら、傍らでは金利をゼロで維持する、どうみても言っていることがおかしいと思います。

物価目標を上昇させるのは、ある程度わかっているのだな、こんなことはなかなか認めることができないのによく認めたという点では評価をしましたが、結論はゼロ金利では論理が一致しません。

その辺の説明をしてほしいものですが、たぶん、説明できないだろうね、と思います。

ドル円について

実は今期のドル円の下値は、105.1円程度になります。現在、104円台に入っており、この状態は売りすぎの状態です。

実際には、ドルインデックスは株価の下落をうけて若干の上昇をしていますが、ドルが多少強くてもそれ以上に円が強いような状態です。これが円安になるためには、どうなればよいのかを考えればいいだけの話です。

日々の動きでは日経平均が下がれば、勝手に円安になるということです。しかし、株安=円高と思っている連中があまねくいますのでなかなか難しいのでしょう。