おはようございます。

きのうは意味不明に日本株が売られましたが、その原因を探っていきたいと思います。

日本株が高すぎた⁈

アメリカ株も高い水準にありますが、日本株も高い水準にあります。

日本株が高い理由は言わずとしれた菅首相政権誕生のご祝儀相場になります。そのご祝儀で買われた分がちっともここ数日さがらなかったのが調整したのではないか、と推測をすることができます。

そのほか日銀の金融政策決定会合にて、何も方針に変更がなかった点もあるかもしれません。

もちろん、私個人としては麻生財務相兼副総理が留任であればアベノミクスの大型緩和は継続になるのですから、変更がある訳がない、ということはきのう記したと思います。

ただ、考えてもみてください。去年よりも株価が高い水準にあることをみなさんは不思議に思いませんか?

その端的な事実をみただけでも、今の株価はおかしいと感じるでしょう。

ただ、これも理屈的には説明できることです。

たとえば日本銀行は去年よりも14パーセント緩和量が増加し、去年よりも7パーセント成長をしているのですから差っ引き7パーセント株高でもそれはOKという理屈が成り立ちます。

きのうの日経はその4パーセント高よりも高い7パーセント高程度まで買われていましたので2パーセント程度売られたというと推定の論理は成り立ちます。

アメリカの場合は30パーセント緩和を増加させ、成長が10パーセントマイナスなのですから差っ引きで20パーセント近く高い状態なのです。実際は10パーセント高くらいですので、まだ安いとも言える側面があります。

そのほか、可能性は低いですが、きのうの日経平均が売られた理由として新政権が新たな金融緩和を期待していた、という可能性もあるかと思います。

日本人である私たちからみれば安倍政権が赤字国債の発行を気にかけていましたので新たな借金の火種となる追加緩和などある訳がないと判断できます。

しかし、外国人投資家にはその期待はあったのかもしれません。

何れにせよ、きのう売られた原因というのはよく判明をしません。ただ高すぎるという事実だけが残るだけです。

なお、緩和量は成長率に関しては間違いがあると思いますのでご自分でよくお調べになってください。

今後の展望

日経の割高は薄れましたが、まだまだ割高なのは現状としては確かなことです。

アメリカはまだ買う余地があるのですが、経済統計では小売売上やフィラデルフィアなどが悪化をしています。その上に、給付金の目途もつかず、それほどよくはならないと考えています。

日本は、どうなのだろうか? と考えた場合、私は浮かれすぎだよ、と思っています。コロナの感染が減少をし、観光振興政策も東京も含めるとのことですが、実際はそれほど減っていません。

コロナに関してもう少し書けば、2週間後に発症するとありますが、この認識は間違いではないか、と考えています。

つまり季節というのは24節気でありそれを365で割るとだいたお15日程度になり、季節の変化は2週間ごとに訪れます。

たとえば急に冷え込むことが9月の上旬にありましたが、その2週間後に感染が増えるのは一般的に言われていますが、その2週間後はさらに季節が進む訳です。体が弱っている人はその変化に対応できず、発症するという流れではないかな、と思います。

発症までに個人によって時間差があるのはこういう理屈ではないか、と思ったりもします。

いづれにせよ、9月の末くらいにまた感染症発症と季節変化がまたくるので全く油断ができない状態であるとは思い、世間は浮かれすぎじゃないか、と思います。

話が逸れましたが。きのうのドルの動きは変わらずからスタートし、道中は買われたり、売られたりの展開です。

ドルを売却して株などのリスク資産を買う動きと、ドルを購入してリスク資産を売却する動きが相殺をしました。若干、リスク資産の購入が上回ったという状態です。

これらの新規買いが、つかまらなければ、急落症状になりません。賢く立ち回る人が多ければおおいほど急落は少なくなります。

この新規買いを水浸しにするのには新たな材料が必要であり、その材料が見当たらないというのが現状です。

ゆえに、7:3でまた戻るとは思っています。この判断は非常に難しい状態です。

ドル円に関しては、書いていますが、日経平均の割高を解消しなければ円安には反転をしないでしょう。今期の傾向は円安であることは間違いないですが、そのネックは日経の高さにあるということです。

これは絶対的な意味ではなく、アメリカ株や世界株と比べて日経が高すぎるという相対的な見方によってこの見解は成立しています。