おはようございます。
きのう予告したようにやはり下がったか、というのが率直な感想です。今回は、今後の展開を予測していきます。目先は戻ると思っています
原因と結果
私は2月にコロナで大急落を予測していましたが、その原因は、株価が高すぎたから、だから大急落をした、それが原因と結果の因果関係です。
今回も高すぎた、だからどこかで急落をするのはわかっていたことです。それを楽観、楽観でやっていたのですから、こんなことになるのは自明です。
2月のケースでは、トランプが調子にのって金利を引き下げたこと、これがそもそもの原因です。
そもそも景気の上昇過程においては金利の上昇というのはある程度起こり得ることであり、それに我慢ならなかったトランプが引き下げなどというアホなことをやったために起こった人災です。
今回の場合は、緩和のやりすぎ、そして中央銀行はこういうことが起こることを認識していたはずです。
そして、それを予測していなかったとしたら単なるアホです。ただ、言動をみていると予測してないような節、ないしは曲がり屋が、下がらないでお願いします、と神様にお願いしているような状態は節々に感じられます。
では、今回の場合、何が原因なのか、それをここずっと解説をしてきたつもりです。
一番の問題はコロナの感染増加、これは菅誕生だの、ゴートゥーだの、4連休だので浮かれまくっている世間にはずっと警鐘を鳴らしてきたつもりです。
そして、ドルの動向です。
もう1つは金利です。
原因が①コロナ②ドル③金利とみて、マーケット的には高すぎたこと、そしてとどめは、きのう指摘をしたのですが、買っても、買っても上昇しなかったこと、これがトリガーでした。
これが原因とすれば、結果はこれらを分析すればいいだけの話なのです。
結果について
では、①のコロナの状況について
まず、私はコロナの状況については9月から感染が増える、この感染が本当の意味での第二波だよと6月から言っています。
しかし、この感染状況はまだ誰しもがグラフをみれば増えていると確認できる状況ではなく、死者も増えていない状況です。
つまり今回の原因となったコロナの感染、致死率はまだ、それほど多くない状態です。つまり本当の原因が弱い状態にあります。
マーケット全体としては高すぎる状態にあります。これは言うまでもないでしょう。ナスダックなど去年よりも成長率が悪いのに前年比40パーセントも上昇してしまいました。
これをバブルと言わないでなんというのでしょうか? 間違いなくバブルです。
バブルだったら、それはいつかは破裂します。
中央銀行がこの事態を想定していない理由にはバブルを防止するためには金利を引き上げるしかないのですが、ゼロに押さえると言い続けるのはバブルを助長するだけ、ようするに、下がらないいで、お願い(゚д゚)!と神様にお願いしていただけの話です。
ゆえに崩壊しただけの話です。
ドル、②については、このドルはアメリカの金融緩和次第で急騰をするとずっと言い続けていました。
今回の急落、そして、コロナ感染が拡大傾向になることによってアメリカ議会は妥協を図ることになると読んでいます。つまり、コロナ予算が決定する、ということです。ゆえにドルが急騰する可能性があります。
今まで株価を支えてきたのには、ドル安があったわけですから株高の原因の一角が崩れるので、急落する材料を増やすことになります。
最後に③の金利、これはこれだけの緩和をやって物価が2パーセント超で済む訳ないじゃん、と、ずっと指摘してきたことです。
金利安は株高の根源です。それだけです。この金利は短期的には株価が崩落すれば、金利は下がるでしょうけど、長期的にみれな上昇するとは考えています。
さて、この原因の分析が終われば、勝手に未来が見えてくるということです
今後の展望
大元の理由、コロナ感染拡大というのは上記でも示したようにまだ、誰もが感染が増えている、死者が増えていると認識できる状態ではありません。精査すればわかることですからそもそもの材料としては弱い訳です。
つまり、今回、トリガーを引いたのは買っていた連中が、単にぶん投げただけでしょ、というのが私が分析した結果です。
その大元の原因が弱いのですから、買った連中がぶん投げれば、終わり、目先は終わりということになります。
これには1営業日半かかるのが通例ですが、今夜のNY株は続落ならまだまだ膨らむでしょう。
しかし大元の原因がまだ根拠が弱いものですから、たぶん、そんなことにはならないでしょうね、ということです。
そして②のドルは議会が共和党と民主党が妥協し始めるでしょう。この状態が続けば。選挙を控えてカネを出し惜しみすれば暴動の続くアメリカでは致命傷になるでしょう。
ドルは強くなる、株を手仕舞いしてキャッシュに変換するのでドル高になるので株安の連鎖になる、可能性があります。
しかし、一方、金利は今回の急落で、急落したかといえば、迫力がまったくない状態です。下がりようもないというのもありますが、こんなものです。
こうやって考えれば、まだコロナといっても、致死率が上昇している訳でもなく、感染しても生還できる可能性が高いのだから相も変わらず楽観が続くのではないかな、致死率が上昇して悲観に転換するのでしょう。
そのときは、すでに遅いと思いますけどね
ドル円は理論に忠実です。円高になってのは日本株が高すぎるからです。日本株が夜間で下がって、アメリカ>日本になったときに円安になっただけの話です。
でも本セッションは明日までオープンしない訳ですから、日本株が明日の寄りで叩き売られれば、円安に転換するのかな、と考えています。