おはようございます。
きのうは今夜も急落する可能性が高いと記しましたが、申し訳ない、としか言いようのない形になりました。
道中は順調に下がったのですが、引けにかけて戻すということになります。今回は、その検証を考えていきたいと思います。
マーケットの動向
短期的には、特に日々のマーケットの動きを探るためには、①ドル②金利③GDPを常に見ておかなければいけないと今まで散々に記しています。
きのうは、金利安、そしてドル安に道中になっていますので、引けにかけて上昇するという形になります。
では、きのうの引けの時点で、金利高、ドル高だったものが反転したものは何か? を考えます。
参考までに③のGDPに関しては一昨日のマークイットの総合PMI、そしてきのうの新規住宅販売数が好調だったことから上昇と考えるべきでしょう。
きのう特質するべきことはコロナウィルス感染者の減少です。
アメリカ コロナ新規感染者数
上記のようにアメリカのコロナ感染者数は劇的に減っている状態です。
参考までに、9月の上旬に大きく減少をしているときがありますが、このときに株価がどうなっているかを調べるとほとんどが陽線引けとなっています。
つまり現在のマーケットは、コロナウィルスの感染者数にも左右をされているということになります。だから、私はコロナの感染者数を丹念に調べている側面もあります。
ゆえに、本日の日経はどうなのか? を考えていきます。
日本のコロナ新規感染者数
きのうの日本の感染者数も激減をしています。
本日、日経は1パーセント以上上昇する予定ですが、コロナ感染者数との関係においても株価の上昇を後押しすることになるということです。
つまり今のマーケットは新規のコロナウィルス感染者数とも連動している側面を忘れないでほしいと思います。
世界的にはきのうは減少しましたが、このコロナの感染者数が増えると世界の株価は弱くなる傾向があり、減れば強くなるということです。
世界の株価は日経と米株の関係をみればおわかりのように連動していますので世界の感染者数が増えれば株価も下がる傾向があるということを忘れないでいただきたいと思います。
ゆえにコロナの感染者数は毎日、チェックすべきものなのです。
次に注目すべき材料
たとえば、きのう米国の新規住宅販売件数が発表されています。
上記は新築住宅販売件数と金利の関係になります。
住宅販売が上伸するのには金利が必須アイテムだということがわかると思います。これだけ金利が低いのであれば、住宅販売が好調であることは誰でもわかることだと思います。
では、日本はどうなのか、金利が上伸するかもしれない、という懸念が今回のコロナで払拭されたのですから不動産ブームが日本で起こるでしょうし、また、もうすでに起こっているというのが現状です。
この住宅の単価は車と比べても数十倍の価格ですのでGDPに寄与する金額が非常に大きい訳です。
金利が下がれば、景気が上昇するというのは主に不動産について言えることです。
上記2点が重要なこと
つまり、コロナ禍においてのマーケットではコロナウィルスの感染者数と金利に着目をしてマーケットをみなければいけないということになります。
もちろん、昨今のようにドルが急激に上昇し、下落をするのを見るのも重要ですが、おそらくアメリカ議会が給付金を支給開始すればドルは上昇するでしょう。しかし、大統領選挙まで6週間で決めるかどうかは疑問が残ります。
終了すれば行うのか、といえば年明けまで議会も大統領も政権を交代すれば死に体ですのでどうなのかはわかりません。
ゆえに不透明になります。
上記は金利と物価の関係になります。
金利の変動要因は①物価②政策金利③アメリカ財政赤字と何度も記しています。物価と金利はほぼ相関していますし、その因果関係も明らかだと思います。
しかし、最近の動きを見てみましょう。
物価は急騰しているのに、金利はちっとも上昇をしない、ということです。これはパウエルも明言したように政策金利を押さえることによって市場金利を抑え込むことができると言っていることの帰結です。
物価が上昇しているのに、市場金利を低く抑える、こんなこと可能だとは私は思いません。おカネの価値がこれだけ下がっている中、信用のない新興国金利が高い理屈と一緒ですが、おカネの価値が減っているのですから金利高によって人気を呼びこむしかないのに、それを低く抑え込むようなアホなことをやっているとしか言いようがないのです。
それを可能だ、というのは私からみればどういう頭の構造をしているのか理解ができない、ということです。
つまり本当に金利を低く抑えることが可能なのか、ということです。これに失敗すればまた住宅バブル崩壊によっての市場の崩壊が最悪で懸念されるということです。
マーケット
とくにありませんが、本日は、金利安、ドル安になっているのでNY市場は高いだえろうね、と予測できます。
日経も国際比差では高いですし、安定するのではないでしょうか?
ドル円に関してはドルがドル安修正の動き、円は横ばいという形です。あとは、台風後にお天気次第によってコロナがどうなるかでしょう。