おはようございます。トランプ大統領の感染に関してはやはり感染したのか、というのが最初の感想です。

それが思わず吹き出してしまった理由であり、最後まで楽しませてくれるよね「トランプ劇場」というのが想いです。

そして、お待たせしましたが暴落の秋はなぜ、起こるのか、ということです。

トランプ大統領の病状について

本人は、強い国アメリカの強い大統領、というイメージ戦略を強調したいのだと思います。

ところが、WHからヘリコプターに乗るときにはやたらと背筋を伸ばしています。普段であれば少し背中が曲がっているので、何かを隠したいからこのような姿勢になるのだろうな、と思う訳です。

これが、たぶん、重症化をしているだろうな、と思った理由です。結果、酸素マスクをしたか否かを明確には否定できない医師団の回答なのだろうとは思います。

一方で、外出してみたり、予定通りツイッターに投稿をしたりと、あくまでも強い国の強い大統領への心象操作があるとは思います。

注意が必要なのは、このコロナ感染はエンターテイナーであるトランプは利用して選挙戦の形成逆転を狙うだろう、ということです。

ただ、強い国の強い大統領路線を、どこでコロナから回復した強い大統領路線に変化させるかの問題だと私は考えています。

コロナに感染したのは覆せない事実であり、それを素直に認め、そこから回復をすればかなりの上積みが見込めるのであろう、とは思います。現状では難しいかな、と思います。

これがツイッターに書いたことの真意であり、実際、それほどひどくないとの報道がなされているときから私はそう記しているということです。

大統領選への影響はまだ、わかりません。ただ、病院からの映像にご自慢のヘアスタイルが若干乱れているよね、と思ったのは私だけではないと思います。

それほど悪いのか、そこまで気が廻らないのかわかりませんが、安心できる状況ではないよね、と思います。

暴落の秋

本来ならこれがメインテーマになるはずなのですが、それをおしやったトランプパワーはすごいよね、と改めて感じます。

早期に回復してあの人を小ばかにした自信満々の姿をみたいと思います(笑)。

参考までに私は、日本人なので大統領選挙などどっちが勝つのか一切、興味がありません。誰がなることによってどう変化するかには重大な関心がありますが、どっちが勝ってもいいよ、というのが素直な感想です。

結局、暴落の秋というのは金利の動向になると思います。リーマン直後や南欧債務危機、チャイナショックなどたしか、10月から急落しているはずです。

なぜ、10月に急落をするのか、という問題です。

上記は、アメリカ金利(青、右軸)、ダウ(オレンジ、左軸)になります。過去1年のものです。

青の金利、一番、左側をみてください。

金利が急激に上昇をしています。これは2019/10/5からのチャートになります。実は、これ、去年に散々の解説をしたのですが、10月からの金利上昇は毎年のことなのです。

これが景気回復期であれば、低金利を前提条件に株価が上昇したのですから、金利が上昇すればその前提条件が崩れるから株価が急落をする、これが毎年のパターンです。

では、毎年の金利上昇はなぜ、起こるのか、これも去年解説をしたことですが、アメリカ最大の年末商戦に備えて大量に商品製造や設備投資を行う結果、10/1の期初から資金需要が高まるからです。

この暴落が起こる前提条件は、まず、①金利が安くて株価の上昇が起こっているということが条件になります。

この暴落は低金利での株価上昇が条件であり、この条件を満たしていないときには当てはまりません。②に関しては言うまでもないのですが、景気回復期であること、です。

株価が上昇しているのですから景気回復をしているのは当然のことですが、景気が底打ちしていないのに暴落をすることはないでしょう。

こういう条件を満たすときに、急落が起こるというのが私の分析結果です。

今年の場合、このトランプショックによって金利は通常、債券は買われそして金利は上昇するのですがちっとも下がらない、逆に上昇気味になっている、ということで前記の条件①②を満たしているのです。

つまりトランプがコロナで入院しようと、しまいと金利が上昇しているという事実を見逃してはいけません。

アメリカの政策金利は夏から下がっていたので秋から冬にかけて株価が上昇していたのです。

去年は、金利が上昇しても金利が堅調だったのは夏の利下げの帰結です。

この利下げがバブルを起こし、コロナによってバブルが崩壊した、つまりコロナショックというのはトランプが増幅させたといっても過言ではないということです(笑)。

今年は低金利で株価が上昇し、そして、大統領が入院がしても、金利は高いままです。つまりそのくらいの景気の良さなのでしょう。

この金利上昇に株式マーケットが耐えられるかの問題なのです。つまり金利の動きをみていれば株式市場の動向はわかり、引いてはFX、為替の動きもわかるはずだよ、ということです。

今年は景気が良いというよりも、このコロナによってオンラインでの販売を、考える業者が増えている結果、資金需要が拡大をしている可能性もあるということです。

ウーバーイーツを利用すると案外、便利だよね、なんて思うのは角野だけではないでしょう。

この利用拡大は、かなり進行すると思います。

結果の設備投資での資金需要であれば、金利上昇が大きくなる可能性もあり、物価も上昇している、金利が高くなる懸念は今年は大きいのです。

だから楽観ばかりしているとひどい目にあうよ、ということです。

マーケットについて

本日の日経は、0.5パーセントほど上昇の予定。東京時間にどういう事件が起き、NY時間にどういう事件が起こるかによって、ドル円の動きは変わるということをツイッターでも説明した通り、理解できましたでしょうか?

ポイントは新興国で、金利上昇に耐えられない国がいっぱいあるということです。