おはようございます。

今朝は最近、大きく動くポンドについて解説をしていきたいと思います。それに付随した国際情勢についてなど、そのほか、マーケットについて

米大統領選について

トランプはコロナで死んでしまうのではないか? という質問がありました。私も当初そう思っていました。

たとえば風邪やインフルになって中途半端に回復し仕事に復帰しぶり返した場合、最悪な健康状態になるのはみなさんご存じだと思います。

70も過ぎた人であればそんなことは常識として知っているはずなのですがトランプはそれをやってしまう、絶句、としか言いようがありません。

ただ、トランプの目的はここから劇的に回復したら医療業界から大量の献金が期待できる。ましてや死にそうになれば、医療業界は死にそうになっても生かすでしょう。なんてことを考えていたら、トランプはまさにそういうことを答えていると笑える話です。

しかし、背筋の伸び具合をみると本当に体調が良いのだろうな、と思います。

冷静に考えてみると、北朝鮮からミサイルが飛来していたときオバマは何をしたのか?

サイレンが鳴り響けば、誰だって不安に思うと思います。オバマは何もしなかった、同盟国の危機なのに。トランプは北朝鮮に乗り込み、それを現時点ではやめさせた実績がある訳です。

それを、くだばれ、だの、ざまぁみろだの、それを日本人が言うか、ということには何考えているの? と思います。

結局、国内でも平均時給が前年比でこのコロナで4パーセント以上も上伸している、経済はオバマより格段によくなった、これらの実績を冷静に米国人が冷静に考えると、たぶん、今の支持率は最低だろうな、とは思います。

安倍さんが退任前に支持率が急上昇したように、上がるのではないか、と思います。かと言って勝てる訳ではない、と思いますけど今以上には接戦になるでしょう。

たとえば中東和平などトランプ提案が非常に評価が低いものでした。ところが実際に、和平がだんだんと実現している状態で、イランがどうなるかを考えてほしいと思います。

イランのテロと思われる事件は、すべてイラン核合意によるものです。この核合意によってイランのテロは激増をしています。

その核合意を放棄されて困るのはイラン自身です。英仏はイランに利権があるので反対をしますが、アメリカは自国で石油が取れますので痛くもかゆくもない状態です。

この遺産を作ったのはオバマです。イランと思われるテロを多発させた温床を否定して何が悪いとトランプは思っていることでしょう。

外交でも国内経済でも、トランプのやった実績は素晴らしいのではないかな、と思います。でも普段の行動、言動では毛嫌いをする人がいて当然です。

個人的にはどちらが勝ってもいいけど、民主党はどうせ日本を標的にいじめるのだろ、としか思っていません。

日本の利益はトランプだと思うのですが、日本の反応はトランプ嫌いが優勢になっているのを不思議に思います。

他国の選挙に一生懸命、意見表明しても仕方ないでしょ、と思います。

ポンドについて

イギリスのEU離脱の期限、今年末の見通しはだいぶ前から言っていますができる訳がない、これは今年の前半に言っていると思います。コロナがなければこの話題についてもっと触れていると思います。

取り急ぎ、ツイッターなどをみていると、ポンドやユーロ、オージーなどに人気が集まっていると思いますので、それについて記します。

ポンド円の計算式はドル円と同様にポンド÷円のそれぞれの絶対値を除すればいいだけの話です。その場合、円インデックスやポンドインデックスなどではなく株価でやるんだよ、と何度も言っています。

その株価の対比は、基本はGDPに沿って、前期比、前年比でやるのですよ、とドル円でも言った通りです。

それが今、どうなっているのかみてみましょう。

青が英株価、右軸、緑が日経、左軸になります。

日経は去年より9パーセント上昇、FTSEは17パーセント下落です。

計算式はポンド÷円ですから83÷109になります。その答えは0.761になり約24パーセントの下落が去年から起こっていればいいだけの話です。

実際のポンド円は前年比で4パーセントほどの上昇になっていますので高すぎるという結論がでます。

3か月では日本2.3のプラス、ポンド1.4のマイナスです。

98.6÷102.3=0.963

3.7パーセントの下落になります。

つまり前年比、前期比でも、ポンド円は高い水準にあるということです。

ですから、ポンド円のトレンドは大勢では売りになります。そして、この上記の緑と青の線の乖離が開けば、ポンド円は下がり、そして縮小すればポンド円が高くなるなるだけの話です。

1か月の日英株価比較とポンド円を較べれば、縮小と拡大に見事に符合していることがおわかりになると思います。

前年比や前期比で全く数字が整合をしないのは金融緩和やゼロ金利のためです。日々の動きでは、金利や経済統計に伴うずれが生じます。

ただ、割高なのですから基本は売りです。

この乖離が開く条件というのはEU離脱で混乱するか、コロナで経済封鎖が行われるかの問題です。

基本的にはドル円の見方と一緒です。

マーケットについて

長くなってしまいましたが、本日のマーケットです。

まず、金利が急騰をしています。10年債で0.11ポイントも米国金利は上昇をしています。単純に1億円の借金があれば10年間で100万円のコスト増を意味します。

この状態で株価が順調にあがるはずもなく、どこかでこけることでしょう。

きのうはトランプがコロナ給付金をやっぱりやると言ったことから上伸をしたらしいですが、前にも言いましたが、選挙前には成立はほぼ不可能でしょう。

株価が大幅に上昇する場合には、ドルが大きく下落するのですがきのうはそれほど下落をしませんでした。

では、何が起こったのか、かんたんです。単なる売り方の踏み上げでしょう。私もNYの寄り時点では、金利も上昇しているしあがらないよね、と思ったのですが、トランプ発言でひっくり返りました。

ようするに踏んだ後に起こることは、何か、を考えればいいのです。

その前に日経、これは景気一致指数が改善をして景気回復過程になることを材料に買われたのですから、これは中身のある上昇です。しかし、景気一致指数とマーケットはあまり関係ないのですが、センチメントで買ってしまった部分もある、と思います。

この辺をどう評価すればいいのか、よくわからない、というのが現状です。

ときどきにツイッターを更新します。