おはようございます。
みなさま今年、1年間ありがとうございました。この記事をもって本年の最終稿にしたいと思います。
最終稿というのには、まだまだマーケットは荒れそうですが、まずは最初は振り返ることから始めたいと思います。
今年、1年間、私が何を訴えたかといえば、未来の予測というのにはその原因があり、その原因を深く理解しなければ、未来、マーケットの未来、FXの未来も読めないよ、と言っているのです。
振り返っても消しゴムで消せるようなことはできませんが、この事象がどういう経緯で起こったのかを理解すれば、展開はかんたんに読めるということです。
これをきちんと理解すれば、未来はわからない、なんてふざけた妄言ということがわかると思います。
まずはコロナの展開(笑)
年初からこのコロナは大問題になるよ、と私はずっと言っていましたが、2月まで急落せずに本当にやきもきしました。今回も、急落、急落と騒いでいますが、先週にその気配が見えただけで、また急騰すると思っています。
コロナのここ最近の動きは、年末年始はたいへんなことになるよ、と私は11月中旬の段階で私は言っていますが、これもコロナは天候と関係がある、と言っているのにすぎません。
要は、気温が下がれば、コロナは5日から14日後に流行します。最後の寒波は12/20頃にきていますので、今は、また減っているみたいですが増えるでしょう。
要は、気温が下がったら、というよりも気温というよりも体感温度が下がったと感じたら、きちんと従前おコロナ対策や風邪予防をやれば、罹患することなどないのであって、接触感染や移動での感染は根本的な「原因」ではないのに、それが感染蔓延の原因だ、と素人が大騒ぎしているよ、と私は思っています。
そもそもあなた自身が、風邪やコロナ対策をきちんとやればいいし、あなたの家族にもそれを励行するようにすればハッピーな年末年始になるだけの話なのです。
コロナに関しては振り返りではなく、来年に本来、書くべきことですが、皆さんの関心の高いことになるので来年の展望を書いておきます。
まず、欧米では15-20人に1人は感染している状況であり、感染率は5パーセントを超えてきます。このラインを超えてくると統計学上は、爆発的な感染になるものです。ゆえに、寒さを相まって当分の間、終息などしないと考えるのが妥当です。
おそらく感染率が30-40パーセントまで拡大するまで、この冬は拡大すると思っています。
ワクチン万能説もずっと否定していましたが、変異ウィルスにこんどのワクチンが対応するか否かもわからないのに、ワクチンを打てば安全、というバカバカしい意見には全く賛同できません。今回のワクチンは重症化を防ぐものですが、重症化さえも防げるワクチンなのかもわかりません。
要するにワクチンさえできれば、安全、なんてテレビタレントやテレビ評論家の妄想にしかすぎず、いい加減なことを言うもいい加減にしてほしい、と思います。
結局、結果として、ファウチは感染予防だ、と言っていますが、トランプの医療顧問の言うように感染せるだけさせてしまったほうが、拡大防止には役に立つというのが私の意見です。
理由は非常にかんたんで、現代の医学ではこのウィルスの蔓延を防ぐ手立てはない、からです。感染率が50パーセントを超えてくれば、蔓延はストップするのはわかっていることなので、このコロナは終息まで5年かかるというのは当然です。つまり上記であげた感染率30-40パーセントまでできるだけ早くもっていけば、早く収束するのです。
そもそもこのコロナ蔓延の原因は一人一人の健康管理にあるのに、移動する奴が悪い、飛沫を飛ばす奴が悪いとか言っている世の中、つまりあんたが悪いのに、他人の責任に転嫁することで良しとする文化形態では、感染の拡大は止まる訳がありません。
自分がきをつければいいのにあえて悪者を仕立て上げる、人間とはそういうものかもしれませんが、自分の責任を他人になすりつけるようでは感染の拡大はとまりません。
危険な人というのは高齢者、既往症、妊婦、乳幼児であり、これらの人は絶対に感染しないように頑張ってもらいたいと思います。参考までに妊婦や乳幼児の感染は多く確認されていませんが、忘れたころに感染爆発が来ると思っています。体力が弱っている人はウィルスなんですから感染確率は高いのです。
感染拡大の終息は、感染率なのですから、感染予防、予防と訴えるのであれば第一次大戦のころに流行ったスペインかぜとやっていることの根本は変わりがありません。あのとき日本は感染収束に5年かかっています。
やっていることは同じだから、同じ期間、かかるでしょ。これが原因と結果で照らし合わせた結果です。
事実は風邪やインフルとコロナ、何が変わるのですか? やはり免疫の弱い人は肺炎を併発し、重症化するのは風邪、インフル、コロナ、みな同じで、コロナの肺炎は救いようがない、ということだけです。トランプみたいな馬並みの体力は珍しいだけの話です。
高齢者に人工心肺を取り付けても、体力がもたないので手の施しようがないのです。だから重症化にならないような免疫の低下や、健康管理を行うことが大事で、むしろ、早めに罹患したほうが、ラッキーかもしれません。風邪と一緒で再罹患の可能性は低くなりますので。
繰り返しますがコロナ感染予防はコロンや社会との闘いではありません。自分自身との闘い、と理解している人は罹患しないと思います。罹患するも、しないも「あなた次第」のです。決して、罹患者や社会、コロナの責任にしてはいけません。
マーケットの振り返り
今年のマーケットは、価格の構成要因が①ドル②金利③GDPとかんがえていけば、②の金利との闘いであったことがわかります。
年初、つまり2019年去年はトランプがFRBを恫喝して金利をさげさせました。
米10年債 金利利回り推移
2019年から米金利は低下していき、米ドルが世界の基軸通貨なのですから、日本を筆頭としたそのほかの通貨の金利も下がった、これがひとことでいえば2020年のマーケットだったのです。
価格構成要因は①ドル②金利③GDPの②の金利、これが下がったので、敏感に反応をする株価が一番上昇したのです。だから、去年より不景気なのに株価は、去年より高いのです。この状態をバブルというのですが、バブルとだれも言いません。バブルはいつか崩壊するのですから、どこかで急落する、と私は言っているのにすぎません。
ドル円やそのほかのドルストレート相場の動きが緩慢なのは、今年の金利が一律に下がったのでドル円でのドル÷円のそれぞれの項目で金利がマイナスなので、そのレートが動かなくなっただけの話です。
ところが11月以降に、①米大統領選挙の不透明さ②米経済対策がまとまらないことによって、ドル安が進行したのです。
その結果、株価は金利安、ドル安のダブルパンチなのですから新高値、FXは今まで、金利が各国で平等に下がったので動意が少なかったのですが、ドルが一方的に安くなることによって、ドル円やユーロドルが動き始めたのです。
つまり原因①ドル②金利③GDPのうちのどれが原因か? を考えてマーケットに対処をすると、③のGDPの話題が当コラムも多かったのですが、実際は金利で動いていたのです。
つまり金利の動きをみていれば、マーケットはわかるのです。そして短期的にドルをみておけばいいのです。GDPは、蚊帳の外なのです。ですから年後半は私は金利の説明に重きを置き、経済統計の説明はほとんど行わなかったのです。
金利の歴史を以下に記しておきます。
過去100年の米金利推移
現状は過去、最安の金利なのです。
アメリカが債券国ではなく債務国ですから、借金をするためにマイナス金利など絶対に導入できません。中国を筆頭に米債券を売り払うので、金利をマイナスにすることはできないでしょう。
つまり、金利は今、最低金利と断じてもおかしくないのです。
株価は低金利だから1990年代からずっと上昇したのであり、金利が上昇すれば、株価から預金、に資金のシフトが起こるのは言うまでもありません。
低金利を背景に金やビットコインが史上最高値を更新しましたが、低金利でなければ、どうなるのか、金が高い、ビットコインがまだ高い、バカ言っちゃいけません。マイナス金利を米国が導入すれば話は別でしょうが、その可能性は極めて低いでしょう。
となると来年、株価やドル円、金、ビットコインなどはどうなるのか、ということです。ドル円は米金利が上昇すれば素直に円安になるでしょう。
ここから先は来年書きます。一番、最後に年末年始の動きを書きます。
低金利時代の世界
2020年は史上最低金利の年だった、ということをみなさん認識しましたでしょうか?
低金利でドル安、これでもっとも恩恵を受ける国はどこですか?
答えは非常に簡単で、中国を筆頭とした新興国です。
現に中国は、世界経済で一人勝ちと言われていますが、このような通貨高、つまり人民元高で、貿易を中心に経済を拡大するのは無理ですので、投資で生きていくほかありません。内需の拡大は日本の例をみてもおわかりのように10年以上の年月を要しますので、手っ取り早いのは、投資です。
だから香港を理不尽な理由によって、統合しようと共産党政府は行おうとするのです。背景には香港の金融財産があることは間違いがありません。つまり香港の民主化運動など夢のまた夢であって、逮捕されて泣くような活動家など本気でやっていない、と断じることができます。
つまり香港の民主化を阻止する動きというのは共産党の未来であり、それに反対する人々は流血や死を覚悟して戦うことが前提条件なのに、逮捕されて涙、アホか、としか思わないのです。
その中国をモデルにして経済発展を遂げようとするのがベトナム、北朝鮮です。北朝鮮の動きは不透明ですが、よくわかりません。しかし、北朝鮮首脳部は中国を範として経済体制を整えている動きが10年ほど前からあります。
そのほか、トルコやメキシコ、ドル安、低金利で、良くならない訳がないのです。特にトルコは、だいぶまえにトルコの真相はゴールドマンサックスなどの金融資本との闘いと言いましたが、そのGSと和解しているトルコなどはかなりいいと思います。メキシコは米経済がバイデンになり相当弱くなりますのでそれなり、としか言いようがありません。
イギリスはブレグジットの1年でしたが、最終的にまとまる方向性です。まとまらない、と思っていましたが、まとまったのはジョンソンの指導力の賜物です。ジョンソンの指導力を侮るような向きがあるとは思いますが、達成不能を可能にした政治力はすさまじいものがあります。
メイのテイタラクを考えれば、すごい、のひとことです。どうしても来年のことを書きたくなってしまいますが、ブレグジットによってコモンウェルズを中心とした新興国の動きが弱まったこともありましたが、これが解決すれば飛躍ということになり、宗主国であるイギリスも? と思いますが・・・。
来年、書こうと思いますが、またスコットランドとこんどは内紛になりそうな感じです。
イランは核合意復帰の可能性が出てきたので、おとなしくしているでしょう。
ユーロ圏は、ドイツの膨張がふたたび始まりそうです。トルコや中東がトランプのおかげで勢いを取り戻し、ドイツの中東向け資本投資や輸出が増えるでしょう。
となると一人負けはアメリカだろうね、とは思います。
低金利でかんがえていくと、だいたい今年起こったことは読めます。振り帰りと書いてほとんど来年の展望も書いてしまいました(笑)。
年末の相場
まず、確定していることは28日にペロシのおばはんが個人給付2000ドルの新法案を下院を通すでしょうが、上院の通過は無理(笑)。
ゆえに経済対策はまとまりません。
上記で記したように、ドル安の原因の②に経済対策の不成立になりますので、ドル安の進行がします。ドル円は円高、株は新値を目指して上昇するでしょう。
年初、1/4の発会は新値で発会なんてこともあり得ますね。
しかし、1/4以降、米国も日本も年末の資金調達が終了しますので、年初から金利が一気に下がります。
となると株価の年初は明るい。しかし、ドル円は円高になる、ということです。
で、勘違いした大衆が一斉に米債券や株を買い、それがつぶされるといういつもの光景の年初の光景になるでしょう。
本年一年ありがとうございます。良い年末年始をお過ごしください。