おはようございます。

九州地方のみなさまにはお見舞いを申し上げます。私は非難勧告地域にいたのですが、大した雨ではありませんでした。ただ、思うことは、みなさん雨のことを知らなさすぎるという想いです。

私がもう、ピークは過ぎてきょうはこれから晴れるよ、と言っても信用しなかったのです。なぜ、このことがわからないのか不思議に思います。

思うに、お天気をきちんと知らないから天気予報に頼りきり、雲の動きからお天気を自分で予測しようとしていないのです。これもテレビとインターネットの弊害です。要するに自分の命なのに自分で判断しようともせず、他人に判断を依存する、あってはならないことです。

誰かが教えてくれるから、自分で判断しない、バカですか? と言いたい。あなたの脳みそはそこいらへんのAIやコンピューターよりも優秀なのに、なんで、メンテナンスや新しい知識の導入をしないのか、と思います。

10万円のパソコンやスマホを購入するよりも、自分の脳みそのメンテナンスをせよ、と私は言いたいです。

投資でも、事業でも、誰も他人は教えてくれません。バカ高いセラピーに通い大金を失ってしまえ、と言いたいのです。

金儲けのコツは教えてくれるけど、何の信念も理念もない方法論を学習しても、出てくる結果の99パーセントはやって無駄だったということのみだと思います。

投資でも人生でも、私は、信念や理念が一番、大事だと思います。戦略もなし、安っぽい戦術などでどうにも私はならないと思います。本日は円安背景シナリオを考えていきます。

円安にいくための条件

円安に行くためには、どのようになればよいのか、ということを考えた場合、今迄、みなさんにお教えしてきたことでかんたんにシナリオが出来上がります。

ドル円という言葉には

「ドル÷円=ドル円」

となるのですから、この答えのドル円の数値を大きくすればいいのです。

その前に、今回のこの書き方は、まず答えありきで、この検証をしていますが、これは間違いの方法です。

本来は、まず、データ、証拠を集めて、そのシナリオを作成しなければいけません。シナリオの作成にはまず自分の頭の中身を真っ白にし、そして、データや証拠からその答えを見つけ出さなければいけません。

欲しい答えを先に固定してしまうと、自分がほしい回答に摺り寄せた、データ、証拠を集めます。なぜなら、人間の頭は報酬が欲しい、という根源的欲求があり、いろいろ調べていく場合、先に答えが決まっている場合、報酬ほしさに無意識に欲しいデータだけや証拠を集める傾向があります。

ところが、回答がない場合は、良い材用も悪い材料も公平にみることができます。

ですから絵に描いた餅、という格言が昔からありますが、これは最初から欲しい回答を決めてしまうと、その通りの結果にならないよ、ということなのです。

今回の方法は、本来の方法とは違い、最初に円安になるのには、という命題に対しての説明です。

私は、この解を得る前に真っ白な状態で、円安という回答を得ているつもりなのです。もちろん、この回答は保証はしません(笑)。

では円安になるのには、どうなればいいのか、ということです。

円安になるのには、分母の日本が小さくなれば円安になります。逆に分母の日本が大きくなった場合、分子のドルは小さくなれば、円安になります。

また分子でみていくと、分子のドルが小さくなると円安になります。また、分母の日本が小さくなると、円安になります。

よく、考えていくと、4つのパターンがあることに気づきます。

この関係性は、いま、書いていて、そうだよね、と思いながら書いていますので、まだまとめられませんが、基本的には円の絶対値が大きくなろうと、小さくなろうと、円安に行く可能性があるということです。

今回の場合

では、日本の絶対値を考えていきましょう。

上記は日本の製造業PMIになります。

去年の1月から比べた場合、今年は極端に悪くなっているのが観察をされます。

去年の日本経済を思い出してほしいのですが、1月からアメリカの減税が行われ、その影響を受けて日本経済も拡大をしてきたことが去年の好調の要因です。その好調も去年10月にアメリカ株が崩落したことによって、景気は下振れをしています。

たしかに春先からは悪くなっているけど、10月以降はそれほど悪くなってはいないじゃないか、と思う方もいらっしゃいます。

この要因には中国経済が去年はある程度よかったこと、世界経済もよかったことが挙げられます。

しかし、日本は去年の7-9月は関空の橋が崩落したり、北海道で大地震があったり、今回と同じく九州地方で大雨災害がありました。その直後は自然災害が起こったことによって、その間の需要を取り返すために一時的に製造、消費は盛り上がりますが、その後は低迷するのがいつものパータンです。

それが年明けからきてしまっただけの話です。中国の低迷とか、貿易の摩擦とかはっきりいえば、多少は関係あるかもしれませんが、ほとんど関係がありません。

テレビをつければ、世界経済の低迷懸念、貿易摩擦懸念と言っていますが、データ的に何が悪いの? と誰かに聞いてみてください。専門家という(笑)。絶対に答えられないはずですから。

この原因は、去年がアメリカの減税によって良すぎたから相対的に悪くなっただけの話で、今年の日本経済は、この時期に自然災害が多発した去年と比べると、おそらく、よくなるはずだ、ということです。

アメリカは去年の10月初旬にピークなのですから、10月まで去年と同じ時期と比較をすればよくなる訳がない、と判断ができる訳です。

反対に日本が悪いのは北海道の地震まででしょう。つまり9月です。

となると、さまざまな構図がここから見えてきます。

まず、アメリカは10月までデータがそれほどいいものが出てこない、すなわち10月の数字が出てくるのは11月、12月なのです。

日本は、7月から自然災害からあり、経済データは去年7月から落ちこむわけです。そのデータが出てくるのは8-9月になる訳です。

ただ、日本ではきのう参議院選挙が公示され、その間、毎度、おなじみの年金資産などのPKOによって下がらないのでしょう。株価が高いとその保有者のほとんどが高齢者になりますので、消費は堅調になります。

つまり、本来は8月まで悪いはずなのですが、株価堅調によって、日本は消費を中心に拡大するはずなのです。現況の製造業PMIは悪いままですが、消費の堅調を確認しないと、おそらく製造業PMIは消費の堅調を確認しないと上伸しないでしょう。

消費増税もありますしね。

つまり日本の絶対値は上昇するほかないのです。

一方のアメリカは、10月までは、いい数字など出ようがありません。反対に10月以降は悪い数字が出ますので、勝手に年末にはよくなる訳です。

反対に日本の年末は、去年の年末は製造業PMIは自然災害が多発をしても、下がらなかった分、年末に株価などは低調になるでしょう。そもそも参議院選挙で買われ過ぎるだろうと思うのです。

現況  アメリカ  低下   年末にかけて  アメリカ  10月から上昇
日本    上昇           日本    低下

となると予想をしているのです。

この図式をみれば秋までは円安ということです。年末にかけて再び円高になると言っているのです。

この表はドル÷円を意識して書いているのですが、大丈夫でしょうか?