おはようございます。
世界のあちこちでさまざまな問題が発生をしていますが、今回は、その重要性を自身で判断するためにはどうしたら、いいのか、というものをデータは張り出したいと思います。
香港、中国
トランプがグリーランドの買収を示唆したベルギー
首相が辞任を表明したイタリー
3市長をクビにしたトルコ
まとめ
上記は10年国債の各国の利回りになりますが、一番、問題があるのは香港、中国というのが一目瞭然でわかります。
つまり、今のマーケットは金利が注目になるのですから、今後、波乱があるとすれば中国、香港発だというのがわかる訳です。
いきなりベルギーとか、忘れたころのトルコと言っても、その情報は個人では判断ができませんが数字をみればわかる、ということです。
トルコはご要望が多いので少しだけ書けば、前大統領のギュルがエルドアンを批判したとしても、では、ギュルが大統領になって誰がトルコを支持するのか? 国民はほとんどエルドアンです。
エルドアン以外にうまく治世ができる人がいないのに、エルドアンは酷いと非難しても単なる負け犬の遠吠えです。独裁だの、グダグダ言っていても、中国の共産党が倒閣されるのと一緒です。
中国、共産党がなくなったら、誰が中国を統治するのか、という問題であり、エルドアンのやったことは決してお行儀がいいことではありませんが、ギュルを大統領にすればもっとひどいことになるのは眼に見えているのです。
あなたの目にはエルドアンはとんでもない人に見えるのは当然だし、国際社会もそうみているのです。でも、エルドアンをクビにして誰が統治するんだ、というだけの問題で、エルドアンから離反した連中が上手に舵きりできる可能性は極めて低いと思います。
だから、トルコは現状維持で、そのうち買いになるよ、というだけの話です。
イタリーにしても、首相辞任ですが、もともとからどうせ、この連立はつぶれるというのがコンセンサスであったので、特段に驚きはありません。そもそもこの連立に無理があったのです。
となるとダメな国がドイツ、スペイン、ポルトガル、イタリーとユーロの主要国がダメな状態です。主要国で残っているのはフランスですが、トランプと喧嘩をしているという状況認識が全くできない大統領です。
アメリカと協調してユーロ危機を改善しなければいけないものを、イラン問題でもデジタル課税でも喧嘩しているのです。
ユーロなどそんなものでしょ、と世界から笑われている、という認識がないのかな、と思います。
日本金利
この金利をみてバークシャーハサウェイが日本で社債を発行すると発表しました。
これは、何を意味しているのか、おわかりになっていない方が大勢います。
言うまでもなく、バークシャーハサウェイは世界的な投資家、ウォーレンバッフェットの投資顧問会社です。
近年は、バッフェットが動けば、マーケットが動きます。
そのバッフェットが日本円で資金を調達し、ドル転するのです。その低金利を背景に。
これ、なんというか知っていますか? キャリートレードというのです。
個人投資家が自分の手の内を見せるということは、そこにはまず、時間軸のブレがあることを意味します。ソロスでもなんでもいいですが、買うと宣言した以上、買うでしょうが、その場合はすでに買ってしまっているか、ないしは、大衆に買わせて、投げさせた安値を買うかのどちらかなのです。
バッフェットの記事をみて、すぐに行動をするのではなく、社債の募集計画をみて主幹事はどこなのか、をきちんとみてから、買うべきなのです。
投資家から円を集めるのはこれから、なのか、すでに決まっているのかわかりませんが、おそらくドル転をするのはこれからだとは思います。たぶん、104円台の円をバッフェットは売っているでしょう。
提灯などをつけるつもりはありませんが、安心材料の1つです。