おはようございます。
予想外のアメリカからの入電切り返しになります。実際、間違いなく中国発の新型ウィルスは世界の生産性を押し下げるはずですが、そのような事態にならない、という事実がよくわかりません。
理由はよくわかりませんが、実行為替レートからこのようなことが起こっているのか? と思います。実効為替レートを観察してみましょう。
中国の実効為替レート
上記は中国の実効為替レート、2018/1~2020/2/3までのものになります。
去年の5/1近辺から下がっているのは、米中貿易摩擦の影響になると思われます。米中貿易摩擦によって、そのアメリカや中国にその影響はほとんどないはずだ、というのが私の主張と反するではないか、というお声もあるかと思います。
ただ、これは金利と大きく相関している部分があるのかな、と思っています。
今のマーケットは金利の動きに大きく支配されており、米中貿易摩擦が激化をした2019/5から中国の金利は頭を打って下がっています。
また、9月に金利が底を打ったときに、実行為替レートも同時に下がっています。
すなわち、今の国力というのは中国に限らず金利と大きく相関をしていると思われます。
実行為替レートは2/3までしか発表をされていませんが、おそらくきょう、明日には発表されてくることでしょう。
この場合、金利は2/3から、だだ下がりの中国では、実行為替レートもさらに下落をする可能性が高いと思われます。
中国の実体経済というのは、予想以上に日本ではすでに楽観ムードが広がっていますので相当に悪いと判断することができるでしょう。
日本でも楽観ムードが広がっているのですから、アメリカはもっと楽観しているのでしょう。
実行為替レートマーケット
日本実行為替レート
上記は青い線が日本の金利、黒い点線は株価になります。
これをみると明らかですが、実行為替レートと金利は見事に相関をしていると思われます。
そして株価は金利の下落に遅れて、上昇をしていくということがおわかりになると思います。
上記の実効為替レートは2/3までですが、金利は2/10まで発表をされています。つまり、この間、5営業日におそらく、実行為替レートの日米中は大きく下落すると予想されます。みてみなければわかりませんが、おそらく実行為替レートは急落するでしょう。
要するに何を申し上げたいかといえば、たぶん、今の株価の戻りなどは蜃気楼であろう、ということです。実行為替レート=国力とすれば株価は国の経済の先行指標になるのです。
その国力が下がっているのに、株価が上がるとは到底思えないのです。この辺の説明はかなり割愛をしているのですが、実行為替レートというのはリアルタイムで発表されなく、だいたい発表元の気まぐれで1週間遅れで発表されるということです。
この間、日本やアメリカの株価はこの実効為替レートを見ながら上昇をしていると思われます。そして発表された途端にバタンと行くのではないか、と妄想をしています。あくまでも私の考え方があっていた場合のことを想定しています。
参考までにアメリカの実効為替レートです。
テクニカル的には3つ山をつくって底練り充分に行ったのですから、買いになります。成り行きで買わなければいけないマーケットだと思います。このテクニカル的に強いのが現在のアメリカ相場になると思います。
でも、金利は日本や中国ほどでもないのですが2/4を頭に急落をしているのです。
そうなると実行為替レート、今後発表されるものは今後、大きく下がる可能性は高いと思っています。
つまり、こういった事件があると、私がまず最初に世間にさきがけて心配をしたのは生産性の問題であるということ、今回のコロナウィルスは、ということですから、マーケットも世間もこの問題に気づくのが遅いことがみられると思います。
つまり生産性の低下よりも、世間やマーケットはまず、自分が感染しないか否かを心配して生産性の懸念は遅れて反映するのではないか、という推測をしているのです。
いつもこういった事件が起こると、タイムラグが生じて、遅れて下落することが常なのですが、この原因が①実行為替レートに追随する②人間の認知機能の遅れと推測することができる、と言いたいだけの話です。
私を含めて、過去にやっぱり大したことないじゃん、さ、買い始めようとするとある日突然、崩れるというのを私は何度も経験していますので、この原因、こういう機会だから探ってやろうと思うのです。
なんとなく為替の決定メカニズムや株の価格決定メカニズムは習得したつもりになっているのですが、ま、そうやって得意になると必ず落とし穴がありますので、大きいことはいいませんが(笑)、1つ言えることは細かい点で考えていくとまだまだわからないことが多いよね、と思うのです。
きちんとここに書いていることを習得すれば、あなた自身がAIのプログラムを作成することができるのであれば計算式はできます。間違いなく。世間の自動売買とか言っている連中の精度とは格段に違うはずです。でも、細かい点は数式にできませんし、このラグが生じる計算式なんてどうすればいいのだろうか? なんて私も思います(笑)。
私の言っているラグというのは、具体的な数字の精緻性を言っている訳でたとえば、ラグは何時間何分何秒生じるか、という正確な計算のことを指しています。今の私の適当に言っている精度とは全く違うものです。
最後になりますが、ユーロも掲載しておきます。
ユーロは2/3時点では日米と同様に上昇をしています。
それでユーロドルは安値に現在、向かっている訳です。中国も悪いけど、ユーロも悪い。ついでにもう1つ、韓国も掲載をしておきます。
中国とユーロが悪いのに、案外、韓国は確りしているのだなという心象です。やはり日本の制裁ほどには悪い状態にはならないのですね。
やはり、韓国は日本経済がキモなんだね、ということがよくわかります。
これで株価が世界的に売られて、韓国の実効為替レートが去年夏の日本制裁を抜かないとすれば、韓国の運命は日本が握っているのだ、と思う次第です。