おはようございます。

みなさんも報道でご存知かと思いますが、コロナウィルスの潜伏期間は10-14日と言われています。つまり、春節の終了が感染のピークと考えると、たとえば、1/31に罹患した人が発症をするのは2/10-14くらいになる訳です。

町には人が帰ってきていますが、発症はこれからが本番になるのです。

中国の状況

中国はきのうから民間も国営も工場が操業再開できるわけですが、現地がどうなっているのかさっぱりわからない状態です。

上海でも人がいない、バリでは中国人が帰りたくないという報道がなされていますが、この状態で中国がまともに動いている状況とはとても思えません。

要するに本コラムは、中国の生産性の低下をどこよりも早く警告をしてまいりましたが、生産性の低下は最早、避けられない状態になっていると考えることができます。

前回、中国は1か月22営業日平均だとすると16営業日近く操業していないという話をしたと思いますが、これがさらに5-6営業日延長されるとすれば完全に世界のサプライチェーンに組み込まれている中国がストップすれば世界経済への影響は必至になります。

ただ、大きく鋭く下げるというような可能性は少ないといえると思います。町の中には日本人が戻ってきている状態で日本での生活は日常を取り戻していると思います。

ただ、感染のリスクは1/27に中国政府が団体旅行の中止を通達をしていますので、その感染リスクはあと4-5日経過観察をしてみないとわからない状態になります。

ですから、安全と勘違いして多くの日本人が町中に出ていますが、そのリスクが後退している訳ではない、ということです。

こういった状況を考えるとマーケットも株価を中心に落ち着きを取り戻すでしょう。しかし、実際は潜在的なリスクを日本国内も抱えていますので悪いニュースによって大きく下げるリスクを内包していると思います。

中国国内においては、中国人医師が死亡という衝撃的なニュースが流れましたが、おそらく彼には既往症があったのであろうと推測をします。

そもそも当コラムでは中国には圧倒的な医師、医療機関不足、そして公衆衛生概念の著しい欠如がありますのでそのリスクは日本以上だということはみなさんも理解できると思います。

この場合、そういう悪いニュースが流れるのは中国やそのほか東南アジア諸国の可能性が高いということも念頭に置かなければいけません。

つまり街中はかなりの平穏を取り戻していると思うのですが、マーケットが正常に戻るのにはあと数日はかかるであろう、という推測が非常に合理的になってくると思います。

その後は生産性の低迷を理由に株価はゆっくり売られていき、そして為替は日本とアメリカの国力の減少具合によってドル円のレートは変わることになります。

今後の材料

以前にも記しましたが、今後、日本では、上場企業の決算が集中的に発表をされます。

これも何度も書いていますが、これだけ金利が上昇をしていますので業績が上方に行く可能性はすくなく、むしろ、決算が悪いことによって下がる可能性が高いと何度も指摘をしています。

そして問題は15日前後に発表される日本の10-12月GDP1次速報になります。

この数字に関しては日銀の黒田総裁がスイスのダボス会議にて年率1.1から1.2のマイナスになる可能性が高いというコメントを受けて、各シンクタンクもマイナス1.1-1.2の成長を促しています。

今回、私が大曲した、大きな戻りというのは、実は先月末のアメリカ10-12月期の速報値によって戻っているということに気づいている人も多いと思います。

この数字は年率で計算をするのではなく前期比で計算をするとダウの高値はピタリと一致をします。

この計算で日本を前期比で計算すると今回の高値と一致をします。

しかし、前期よりも1パーセント価格がマイナスになると、どこまで下がるのか、という不安が出てくるような事態になっています。

詳細は日本のGDP発表後にします。

為替はアメリカがプラスで分母である日本はマイナスなので、解が大きくなる、ゆえに株は売られるけど、為替は思ったよりも円高にならずに円安になるでしょ、というのが合理的な推測になります。

本日は、言うまでももなく円高です。