おはようございます。

金融市場の混乱は収束をしたと個人的には考えていますが、コロナの蔓延は拡大したままの状況です。正直、思うことは騒ぎすぎなのですが、このコロナの感染力の強さには驚かされるのです。

インフルと大して変わらないような気もしますが、新種のウィルスなので決まったことに従うほかないよね、と思います。落胆する方も多いと思いますが、私は、こここそいろいろな勉強の場、と思っています。

特に金融面では、こういう混乱という時期にはいろいろ学ぶ機会が多いと思います。前回のリーマンの襲来も私は予測していましたが、前回と今回ではやはり学ぶことが加齢していることもあり、本当にたくさんあり充実をしていると思います。

今回の混乱にてあなた自身が何を学び、こんど、こういうことが起こればどうすればいいのかをきちんと把握をしてほしいと思います。

平時と緊急時の対応の違いをきちんと学ぶべきだと思いますし、また、それをあなたのお仕事や実生活にも生かしてほしいと思います。

今回は、ドル高円高について、それが相場に与える影響についてです。

 

ドル実効為替レート

上記は3/23までのドル実効為替レートになります。

この3/24以降に、ドルが下がり始め、私の曲がり病も始まったのです。急激に上昇し、急に調整を始めたので頭の中が混乱をしたのです。

今でも、この急騰が何でおさまったのか頭の整理がつかない状況です。

たぶん、コール市場の動揺が収まったことに起因をしていると考えているのですが、きちんと実証をしたわけではありません。

評論家連中が言っていたことは「異常なドル高」と称していたわけですが、こういった危機があると、必ず、その当事国の通貨は急騰をします。

リーマンや東日本震災のときもそうですが、当時の日本やアメリカの実効為替レートは急騰をします。

この理由は、多国籍企業のレパトリや将来、有望な国である日本やアメリカの資産がすべて下がるのですから絶好のチャンスになるのです。つまり海外直接投資が増えるのです。有事の円高というのもこの由来をするのです。

何かあった場合には、円の資産をみな買いたがるので、一斉に円が買われる側面があるのです。

日本の不動産や物価は異常に安いので絶好のチャンスと海外の投資家は思うのです。中国に投資をしようとは誰も思わないですよね。少なくても今回の件で中国に投資をする気が私は全く失せました。

この高騰は3/23まで続き、3/24以降は調整をしているのです。

そして以下に円の実効為替レートを掲載します。

日本もコロナ発生期から急騰し、いわゆる有事の円買いが発生をしたのですが、アメリカよりも早く、その高騰は収まっています。

つまり、発生時に分母が拡大したので円高、そしてアメリカだけが高騰をし始めたときには、円安になったのです。そしてドル高が調整し始めると、ドルの低下率のほうが激しいので円高になっただけの話です。

このロジックを為替の専門家と称する人で解説できる人はまず、日本にはいません。理由は聞いたことがないからです。

いかに彼らが無知で何も知らないのに偉そうに解説をしているか、おわかりでしょう。だって、彼らの本を読んでも出鱈目しか書いていませんし、何も理解していないよね、と思うのです。

どこかの誰かが言っていた言葉をなぞっているだけで本質的なことはわからないのでクソ難しい言葉でごまかしているだけです。これは断言します。

彼らの本を苦労して読んでも、得ることは多少ありますが、実質、読むだけ無駄です。

自分で言うのは変な話なのですが、私ほどロジカルに説明する人はいないと思います。

いるというのであれば、きちんとここ最近のドル円の動きをきちんと説明できる人を連れてきてみなよ、ということです。いるのは私の書いていることをさも自分が考えたように言うアホタレだけでしょ、ということです。

では、今後はどうなるか、といえば、まずドルの調整を終えるまでは円高でしょう。そして、本質的なドルと円の価値が今後どうなるのか、という話になります。

日本は年間でコロナの影響でマイナス2パーセント成長が見込まれ、アメリカはマイナス4パーセント成長です。株価は日銀がアホですのでETFを倍買いし、株価をさげないようにすれば余計に円高になるだけです。

このシナリオが崩れるのは、この日米の成長率に変化があったときですよね。現在、コロナの被害の実数はまだ出ていません。つまり来週あたりからアメリカの被害を表す状況が出てくるでしょう。

はっきり言っておきますが現在の状況においてPMIやISMなんて全く重要ではありません。マーケットはPMIやISMなどのアンケート調査の数字を求めているのではなく、実数を求めているのです。

たとえば、月初めに発表される全米登録自動車台数ですとか雇用統計は重要な数字です。ISMが大事だとかほざくアホは何もわかっていないのです。参考にはなるでしょうが、こんなものをマーケットは反映しないのに、大事、大事とか言うアホが必ずいます。

なぜなら、下がるのはわかりきっているし、その下げ幅が実数でいくらなのか、市場参加者は欲しがっているのに、実数のわからないアンケートが大事、とかほざくやつは頭がおかしいと思っています。

きちんとわかっていれば、専門家とかプロとか言っている連中の9割は頭がおかしい奴とわかります。

モーサテなどみていて感情とカンだけで適当にしゃべっている奴が9割です。たまにまともなことを言っている奴がいる、だけなのです。わかっていない奴がしゃべるとあんな感じになるのです。