おはようございます。今朝はなぜ株高が示現するのか、という話の前にマーケットの概況をお伝えします。

マーケットの概況

先週、記したように今週からドル高になるよ、ということが実現をしてきました。元FRB議長のイエレンさんが次期財務長官の有力候補に伝えられたことから株価は大きく上昇をしました。

正直な話、イエレンは相当に評価が高いFRB議長ですが、あまり記憶になく、これから調べなおさなければいけないな、と感じています。

参考までにバイデンさんの研究も個人的にはかなり進んでおり、近々には見通しを述べられると思います。

少しだけバイデンについて記しておけば、大統領選挙での言動は、はっきりいえば本当に認知症なのではないか、と思うくらい散々なものでした。

後半になって優勢になってからかなりしっかりしてきたとは思いますが、過去の言動からみるとかなり脆弱な印象を受けます。ただ、大統領選挙後半からプチ整形疑惑?(笑)もあるように言が確りしたなとは思います。このまま元に戻るかといえば、まだまだ疑問は残ります。

そもそもこの人は、仮説をそのまま話してしまうことが多く、実績は素晴らしいものがありますが、基本的には話しが長く、私と同様に何が言いたいのかピンボケになる傾向があります。

そういった部分では任期途中での退任の可能性もある人ということをきちんとみなさんには認識をしてほしいと思います。要するに言動に関してはトランプと似たり寄ったりの人、性質は違うようには思いますが、本質的には一緒だろうな、と思います。そして、見当違いの判断をすることも間々あるということです。

そういう話は、また脱線してしまいましたが、脇に置き、マーケット。これがきっかけでドルが上伸をしました。

以前に今期は103.65が高値と記しましたが、これは104.15に0.5パーセント上に行った数字であることは解説をしています。同様に日経平均も目標値から0.5パーセント下に行った数字になるということです。

これによると、今回の大統領選挙の混乱はGDPを0.5パーセントほど押し下げる効果があったと推定されます。0.5とかんたんに言いますがアメリカのGDPが2000兆円ですから、2兆円のマイナスって天文学的な数字ということはお忘れなく。

そして、去年はトランプが利下げを行い、過去最高の成長を記録したのですから、今期のGDPが良い訳がないのに、みなしたり顔で今期は前期よりも悪いなんて偉そうに言っているのを見ていると、何言ってやがんだ、当たり前のことを偉そうに言うなよ、というのが本音です。

何れにせよ、このドル高は、ドル安の原因が大統領選挙の混乱からきていると勘案すれば、まもなく大統領選挙のゴタゴタはテクニカル的には間もなく解決するよ、と言っているのと同義だと考えるべきでしょう。

すなわち、ドル安からドル高に転換をするということですので、マーケットも動くということです。

そして金利も押し目の形成が終了し、反転高とは思っておらず、通常は年末のクリスマス商戦まで横ばいの状態が続くのでしょう。

ブラックフライデーの売り上げをヨコ睨みで推移をするでしょうが、個人的には期待していません。去年よりは多少、売れるでしょうが、去年のように感謝祭明けに去年よりもものすごく売れたということはないでしょう。

ここで問題なのは、マーケットがドル高、金利高、になり、そしてGDPは低下気味ということになれば、マーケットはどうなるのか? 今まで株が戻り続け、前回、私が記したようにここから戻るというのは今週には終わるでしょう。たぶん、きょうのNY市場辺りから弱くなってくるでしょう。

テクニカルに詳しい人はこの株のチャートの形が二番天井になることはおわかりでしょう。

そして、今まで、通常の金利安ではなく、ドル安で上昇をした株価ですのでドル高になれば株価はどうなるのか、おわかりでしょう。

ドル高になれば、ドル円も円安ですね。ドル円は不当に売られていますのでどうなるのでしょうか? 以前、記した122円コースもあり得るとかんがえています。円高で低迷の続いたクロス円はどうなりますか? ということです。

何が言いたいのかといえば反転の兆候があるよ、ということです。ドル円はすでにしているというのは、ファンダメンタルズ的にみれば大統領選挙の見通しが立たない前に円安になることは、おかしいでしょう。ゆえに、もう一波乱あるのではないか、と疑っています。

では、なぜ株高なのか?

人間というのは視界が見えないときや、何かを規制されると不安を覚えます。

たとえば、視界の前に人が歩いていれば、視界を確保するために人はその人の後ろからづれて歩こうとします。

双子の赤ちゃん、ベビーカーが前後であると喧嘩をするそうですが、どちらかが前かをめぐり、横並びだと喧嘩にならないみたいです。このように人間の本能というのは視界が遮られているのにストレスを感じるようになっています。

つまり、現在のコロナの状況が、将来を見渡せないことにほとんどの人がストレスを感じているでしょうし、トランプにさっさと敗北宣言をしろ、とシャウトしている人たちもストレスの塊でしょう。

本当に証拠がなければ、何をどうやっても負けになるのですから放置プレーをしておけばいいのに、と個人的には思いますが、許せない人が多いのでしょうね。

ただ、何度も言いますが、それほどトランプは酷いウソはついていなくほとんどがウソと言われていることはご認識なのです。ただ、証拠がある、とは一言も言っていないことには注意です(笑)。

そして、何をするのにしても、外出規制や旅行制限、マスク着用など、制限をかけられていることもストレスの一因です。

かんたんなことですが、心配ごとを抱えて仕事に集中できるか、といえばできっこないのが人間であり、仕事をやっている最中にあれをやってはダメ、これもダメ、あれもダメなんて言われれば、やる気を喪失するのは当然のことです。

こういった人間の活動意欲をそぐ状態ばかりなのに、なぜか、株価は新値です。金融緩和で説明する人が多数ですが、じゃ、この人たちにここから買うか? と聞いてみてください。まともな人は放置してみないフリをするとしか答えようがないと思います。

去年と比較すればナスダックはまだ40パーセントも高い状態であり、ここから買い進むにはそれなりの根拠が必要です。根拠もなく、まだまだ買いだ、なんて適当な理由をつけて買い煽りをする人が誕生するとセンチメントではバブルと言います。

実際、テスラなどITの要件をすべて満たしているからまだまだ買いだという人もいますが、これは自動運転はイーロンマスクが年末には可能になるなんて嘘八百を言いましたが、もう年末ですけど、マスクを嘘つき野郎と言わずにトランプを嘘つき野郎という神経の方々を疑いますけど(笑)

できもしないマスクはカリスマ経営者なんでしょ、何の根拠があって? と思います。年末には自動運転ができるとかほざいて、もう年末ですけど、発表の兆候は見られないし、たぶんできなくても何の言い訳もしないでしょう。

そんな会社がうまく行くわけがないでしょ。日産や、ドコモ、ソフトバンクと根っこは一緒です。ついでに日本郵政、ゆうちょ銀行です。

また話が逸れましたが、たとえば、アメリカが中国と係争をするときに問題するのは知財権などの著作権や特許などの問題です。

この知財権など、みなさんも持ち合わせているけど、市場がないからそれが売却ができない訳です。つまりあなたにできない優れた技術や知識、誰だって1つや2つあると思います。

これらの値段のつかない知識や財産を無形資産といい、GDPにはその数字がふくまれていない、のが実際です。なぜなら、あなたのその優れた才能、つまり唯一無二の才能を売却する市場がないので値段を付けようがないのでGDPにカウントをされないのです。

GDPというのはご存じのように経済というのは価格で売買をしますので、価格の総体がGDPと考えると価値が測定できない、無形資産はカウントができないのです。

その評価が今や、だんだんとネット社会によって浸透をしてきており、たとえばあなたの適正な年収を測定しますなどのサイトがあると思いますが、それがカウントされてきている、ということです。

そのカウントを始めると、GDPは今よりも50-70パーセントも上昇するという見込みを株価は織り込んでいるということが今の株高の原因だ、という説が出てきています。

日本の中小企業庁が無形資産の価値認定事業をはじめていますが、これもその一環になります。つまり世界のマーケットはどのようにして無形資産を取り込むかを考えているのです。

日本は生産性の低い国と勘違いされていますが、仕事に取り組むチームワークや改善運動、そのほか、意思疎通の通りやすさ、などを考えると日本ほど生産性の高い国はありません。

またインターネットの普及、つまり有線での普及割合は90パーセントを超えており、これは先進国にはない現象です。

こういった無形資産が注目されてくると日本ほど、強い国はほかにありません。ほかに韓国や台湾などのアジア諸国もありますが、日本人よりは一生けん命働きますが、日本ほど教育水準が高いとはとても思えません。みなさんはトップを比較しますが、一般レベルでの教育水準は日本のほうがはるかに↑だとかんがえています。

そういった意味ではドル円や日経を中心に動かないマーケットが続きましたが、この無形資産にフォーカスが当たればあたるほど来年の対日本投資というのは激増していくような気がします。動かない、というのは過去の遺物になりそうな気配です。