おはようございます。

ようやくトランプが実質上の敗北宣言に等しいコメントを出しました。これによってマーケットが変化すると読んでいます。

本日は感謝祭

きのうのマーケットは、日経はほぼ動かずという形でスタートするはずでした。日経は朝の時点でわずか0.01パーセント下に行けば均衡する状態ですが、結局、引けは0.91パーセント高という形でした。

ということは、バブル相場の始まりか、と考えるようになるのですが、よくよく考えれば本日は感謝祭です。動きようがない、という形です。

ところでバイデンファミリーは感謝祭の日にはどこかの決まった別荘を借りて感謝祭を過ごすのが恒例の行事になっているのですが今年はどうなったのでしょうか?

私は専門家でもありませんのでわかりませんけど。ともかくハンターバイデンをめぐる疑惑もあり、バイデンファミリーも安穏としてはいられないような気もします。

ただ、トランプのロシアンゲートと同様、決定的な証拠はなく、あくまでも疑惑は疑惑ですが、また、特別検査官が任命されてうんちゃら、かんちゃらと始まるのはもうご勘弁願いたいものです。

バイデンの疑惑が沸騰すれば、オバマ以外はほとんどの政権において疑惑が噴出したことになり、アメリカの凋落の一端にはなると思います。ニクソンって、50年前の大統領から始まる疑惑の数々、日本に限らずいい加減にしてほしいものです。

マーケットに話を戻すと、トランプが以下のようなコメントを出しています。いつもブルームバーグで申し訳ないのですが、ブルームバーグの記事です。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-11-26/QKFDSVDWLU6M01?srnd=cojp-v2
ブルームバーグ

結局、証拠はある、とトランプは一言も言っていませんが、このような発言が出ることは証拠はなかったのでしょう。

選挙人投票は12/14になりますが、ここでの逆転は専門家ではないので断言はできませんがまず逆転は無理でしょう。素人目にみても。

つまり、大統領選挙の結果は鮮明になった、ということです。

そして、今回の大統領選挙が不透明なことはドルの行方を左右していると私は分析をしていました。そして今週中にも、たぶん、選挙結果が出てドルは反転するであろう、と言っていたのですが、週末になってその転換が行われようとしています。

ドルインデックス 1年前との対比

1年前との対比でも、なんとなく底をコツンと打ったような感じです。これは前日比、週間比、月間比、3か月比、半年比でもコツンと打ったような形になっており、ドルが反転する兆しが出てきています。

では、大統領選挙の結果は12/14にはどんなにトランプが暴れても確定をしますので、今後のドルはどうなるのか? ということです。

たとえばアメリカの輸出になりますが、9月までは徐々に回復をしています。しかし、再拡大となった10-11月にはどうなっているのかを考えなくてはいけない、ということです。

ISMの新規受注などをみていると、前月60.2だったものが67.9まで回復をしており、おそらく輸出、輸入も堅調であろうと想像がつきます。

ゆえに、ドルを使うのは通商、貿易、資本投資などになりますのでドルの使用頻度はあがり、大統領選挙結果が実質上出たという判断によって買われるだろうな、という判断が働きます。これが絶対的数値の判断になります。

相対的な判断を考えると、ドルの貿易相手はユーロであり、ブレグジットなどの混乱もある程度想定されますが、ユーロ圏が不況入りするのは時間の問題です。

しかし一方でラガルドが緩和の準備を進めていると再三にわたり発言をしていますので、強弱入り交ざったような形になるでしょう。

しかし、結局、不況入りするのであればその回復は、ユーロ安しか方策はなく、今の高いユーロが相対的に安くなる政策を取るのは間違いがないでしょう。となるとユーロ安であり相対的にドル高、という判断はつきます。

では、肝心なマーケットですが、今まで私が教えてきたテクニカルの10.30などを4時間足に引っ張れば、何がこれから起こるのかはわかると思います。

今のマーケットの注目点は株であり、これが高すぎる、今でもプチバブルの状態ですが、その懸念があります。しかし、今回、調整することによって、たぶん、解消されることでしょう。

そして、今の株が高いという根本的な原因が、ドル安、および、通貨安が背景だということがわかっていない人達が、株はなぜ高いのだろうか、というのです。

原因がわかっている人にとってドルの反転は重要なシグナルであり、もし下がれば、予定通り、ということになるだけの話なのです。原因がわかっていない人には、なぜ?という疑問が頭をサイクルし続けるといういつものパターンです。

日本の政局

日本経済は先日、ご紹介したように、貿易黒字の幅がようやく1980-90年代のレベルまで回復をしてきました。

これをみると民主党政権がいかに日本をダメにしたかがわかる客観的事実になると思います。

小泉好況など実感などないものでしたが、少なくてもここから順調に黒字幅が上伸すれば日本経済が回復してくるであろうと思います。安倍さんの貢献は非常に大きいことがわかります。

しかし、その安倍さんが桜を見る会の前日パーティーに献金疑惑というのかよくわかりませんが、実質上の選挙人の買収が行ったことが判明しました。

野党が領収書、うんちゃらかんちゃら、言っていましたがいつもの妄想だろう、なんて考えていましたが、本当だったのね、とびっくりしました。出鱈目なことばかりしか言わない人達だと思っていましたが、まともなことを言うこともあるのね、と思います。

法律的にはどういうことなのかよく私はわかりませんが、これは大問題です。

要するに、立候補者は有権者を買収してはいけないという規定があり、それに対してパーティー会費の一部を安倍事務所が一部を負担したということは、実質上、地元選挙区の有権者が一人でもいればアウトだろうし、実際にアウトだと思います。

何度も言いますが私は法律の専門家でもありませんが、これは完全にヤバい話だろうと私にもわかる話です。

河合克行、アンリ夫妻の事件どころではない事件だよね、と思うのですが、みなさん安穏としているのはなぜだろう、と思います(笑)。メディアは公職選挙法に触れませんが、なぜ、と思います。

これは菅首相に直結する問題で、安倍路線の継承を基本的に思うのですが、それに犯罪者が絡んでいるとなれば路線変更をせざるを得なくなります。

おりしも、この報道が出る前に、安倍さんがインタビューに応え、完治までにはあと半年ほどと言った直後の疑惑報道? 疑惑ではないですけど(笑)、という事件でした。

これが本当であれば安倍さんは政治生命が終わりと考えるのは普通です。素人目でみてギルティ―というのは、あまりにもお粗末と言えるのではないかな、と思います。

せっかく日本の未来が見えてきているのに政局の混乱です。アメリカのように恩赦があればいいですけどね。