おはようございます。

トランプ大統領の動きが活発になっており、中国やメキシコなどは報復関税をかけるというような動きになっています。

この理由は為替相場を不当に操作している、とのことですが、では、私たちの日本円は中国のように極端な割安であればトランプさんの制裁対象になります。

日本は制裁をするぞ、と、脅されると政治家、官僚、学者などが一斉に割安ではない、と反発をしますが、この人たちは何を考えているのか、わかっているフリをして実は何もわかっていないのではないか、といつも思います。今回は、その辺を誰でもわかるように解説をしていきます。

日本円は割安である

みなさんの中にはアメリカに出張や旅行で出られる方はいらっしゃると思います。アメリカの物価、どうですか? 高く感じませんか?

とくにニューヨークなどは高く感じると思います。これ、円が割安な証拠なのですよ(笑)。いままでに何度も解説をしています。

経済には一物一価制という為替相場の根本にかかる制度があります。要するに、為替相場というのは、同じ質量のものは、同じ価格にならなければいけない、というのが一物一価制であり、その価格の調整をするのが為替相場なのです。

つまり東京とニューヨークで物価が違えば、それは為替相場が不均衡である、ということであって、トランプさんの言っていることはまるっきり正しいのです。

こんなこと為替の基本中のキホンです。それを介入もしていないから割安じゃない、とかほざいているのをみているとバカじゃないか、としか思えないのです。

この概念は要するに、ビックマック指数に代表される購買力平価の概念であり、これがわかっていないで為替を偉そうに語るなよ、というだけの話です。

 

中国人の日本での爆買いもこれで説明できる?

上記はドル人民元で、上にいくほど、人民元安、下は人民元高です。

円安だと海外で買い物しにくくなり、円高になると安く感じる日本人と一緒のことです。中国人の爆買いというのは人民元高によって示現をされているだけの話です。

それを、中国から日本からの爆買いに対して関税をかけたから爆買いがなくなった、という方が多数いますが、それが原因ではありませんよね。人民元安だから日本で爆買いをしなくなっただけの話です。

上記の話をしていくと、中途半端な知識で、間違った知識を偉そうに語っている人、メディアでも、インターネットで語っている人がたくさんいますよね。

どう考えたって、円は割安だから制裁の可能性は排除をしてはいけません。しかし、この円が割安じゃない、と叫んでいる人をみている、しかも専門家と称して、という人たちは非常に罪深い人たちだな、と思います。

日本円は常に割安なのです。ですから、すぐさま円高にはならないでしょうが、トランプさんの要求通り、日本政府は将来のある時点で円を切り上げると思いますが、そのタイミングは今ではないのです。

その為替の切り上げるのを先延ばしするために巨額の予算を投じて、軍用機、戦闘機を買ったのでしょう、おそらく。トランプさんの言い分は、長年にわたり日本や中国は為替相場を利用してアメリカから利益をかすめとっている、というのが主張です。

でも、長年の慣行なのだから、すぐに解消をせよ、といってもそれは無理ということをトランプも承知をしているのです。ですから、まず、国内の改革をせよ、と言っている訳です。

中国の場合、人民元のレートによって国の浮沈をかけていますので、為替レートの改革や国内消費の問題なんかする気がないから、怒って、25パーセントの関税になるのです。今、なってなくても、アメリカは中国の改革に不満を表明して最高税率をかけるでしょう。韓国もおなじ構図です。

改革もしない、為替レートの検討もしない、アメリカから物資も買わない、それで安全保障はタダでやってくれ、って、まるで単なるわがままな子供です。

アメリカの不満は為替レートを使って、アメリカから利益をかすめとっている、ということです。

フェアな為替レートにすれば、トランプさんは文句を言わない、と言っているのです。だから目先は物資を買うことで目をつぶってやると言って応じたのが日本なのです。

でも、国内改革をして為替レートの変更がなければ、日本にも圧力をかけるでしょう。

しかし、日本の場合は中国や韓国のように絶望的な状況じゃないのです。韓国や中国が適正な為替レートに戻せば、おそらく倒産するでしょう。つまりできっこないので、あきらめムードなのです。

中国はトランプ政権が交代するのを期待しているからやる気がないのではなく、人民元改革をやれば共産党政権がもたないからやる気がないのです。韓国は、もうどうしようもないから日本に助けを求めているのですが、ま、困っている人の頼み方じゃないよね、と日本の政治家、官僚は一斉に無視をしているのです。

ただし、日本は本当に心からお願いをしてきたら助けなければいけない義務があると思います。どんなに腹が立っていても。

では、日本の為替レートは円高になるのか、という問題にたいする私の答えは非常に明快です。

日本の国力があがってくれば、円高なんかにする必要はない、というだけの話です。アメリカの成長を凌駕して、成長すれば円高になりませんよ、ということです。

まず、安売りがなくなればGDPや実効為替レートが爆発的な上昇をするでしょう。この20年間、韓国や中国に奪われてきた利益を日本が取り戻すでしょう。

この辺はもう少し、詳細な解説が必要でしょうが、トランプさんは日本にとってデビルではなく救世主、メサイアなのです。この辺の認識を間違ってマーケットやニュースをみると大きく間違えると思います。

トランプさんは言動も下品で好き勝手なことばかり言っている、という世間のセンチメントなど信じるのであれば勝手にすればよろしいと思います。でも、知ったかぶりの専門家と同じことをやっているだけですよ、と注意喚起しておきます。