おはようございます。

毎日、暑いですね。マーケットに関して書くべきことはあるので、相場が落ち着けば書こうと思っていたことですので消費税について書いていきたいと思います。

消費税の定義

消費税の定義といっても、基本的に私の考え方になります。

消費税というのはずばり、消費をすれば取られる税金のようなもの、という認識になります。つまり、消費を盛り上げて、日本を成長軌道に乗せよう、と言っている政府の言っていることの矛盾になっています。

これが、日本の成長が阻害されているのは、消費税のため、という言論につながっています。

つまり、今回10月に消費増税を行うということは、罰金を増やしますよ、と言っているようなものなのです。それで消費が盛り上がるか、という点において、通常の考え方は盛り上がる訳がない、ということです。

人は誰だって罰金を払いたくないものです。いままでの8パーセントの罰金に対して、罰金が2パーセント上乗せされて盛り上がるか、と言われれば盛り上がる訳がありません。そこで日経平均が秋以降はよくない、と言っている人が多いのです。為替も同様です。

 

政府の対策

政府の対策は、これに対して、消費が盛り下がりをしないように万全の対策を打つ、と言っています。

その最大の政策がキャッシュレスにした場合、そのポイントを中小、零細の場合には5パーセント還元し、大手の場合は2パーセント還元をする、と言っているのです。

まず、そのポイント制度についての考察は、みなさんも、どこのお店にいってもポイントカードを作ることを推奨されることが多いと思います。

消費をするたびに罰金を取られるのですから、小売店側は消費をするたびに1パーセント程度の報奨金を与えることを推奨しているのです。

つまり買い物はしなくてはいけないのであって、罰金を払うと思うのであれば、買い控えが起きますが、それと同時に1パーセントの報奨金を与えるというシステムがあるから小売店はこぞってポイントシステムを導入するのです。

つまり、このポイント制度は日本の小売にとって売り上げ増大の必要なシステムなのです。

ポイントなど私も面倒臭いと思いますが、罰金を払って、それが一部還元されるのであれば少し、罰金を払って頭にくる心情が緩和されることも事実です。この心情を利用するとそれほど、小売店側からすると売り上げが落ちないということなのです。

そこで政府は、本来、消費税を2パーセント増税するけど、本来は、それ以上の減税をすることによって、その効果を相殺することを考えるのが妥当なのです。

つまり、前回、2013年にはその減税というものが、自動車のエコ減税や、住宅のマイホームローン減税だったのですが、これだと一部の人にしか恩恵がなかったので、増税後に不景気に陥ったのです。

ところが今回は、消費税増税によって、実質減税になるようなシステムを導入したのです。つまり食料品を購入するとインボイスになりますので実質、減税になるのです。

この考え方は経済学の学説の中では「当たり前」のことなのであり、今回、アベノミクスによって日本経済の浮揚ができたときにマクロ的には今まで税金を軽減したことに対して、どこかで増税をしなければいけない、ということになります。

その際に、周囲がびっくりするような減税をセットにして増税を行うと、その効果は、増税によって成長の下押しを打ち消すどころか、それ以上の効果が見込まれるというのが学説の論旨になります。

今回は、それに相当することを安倍さんは行っていますので、おそらく景気の低迷はない、と私は考えています。つまり、世間では消費増税によって景気の下押し圧力どころか、それ以上の成長が見込まれる、というのが私の現時点での見立てになります。

 

少しマーケットについて

人民元が7.1程度まで売られて、韓国ウォンも壊滅的な下げになります。日本の周辺国である中国、韓国の状況がこの状態ですので、相対的には人民元安、ウォン安なので相対的に円高になる、これが現在、起こっていることです。人民元に関してはこれ以上、売られるというようなことはないと思いますが、韓国に関しては、何が起こっても不思議ではないという状況です。

中国の状況も大事になりますが、韓国のほうも、もっと大事になっているというのが実態です。

ただ、韓国の政権がやっていることは、ほとんど無能に近い状態のことをやっているので、本当に韓国というのは政治指導者というのがアホなんだろう、と思います。

たとえば、日本に対して、韓国は、報復処置を取りましたが、これは外務副大臣がツイートしたように完全にWTO違反になりますので、提訴すれば必ず韓国は負けます。日本のホワイト国除外は、安倍さんも余計なことを言っていますが、基本的には輸出管理の不手際ということで押し通せばWTO違反ではないのです。この辺の説明も非常にナイーブな問題なのでどこかで説明をしなければいけません。

つまり韓国の打つ手というのは、チグハグすぎてお話しにならないのです。韓国の人は好きですが、政府の連中というのはどうしようもないクズというのが私の見立てになります。あそこまで韓国がおかしくなるのは政治家の責任と私は思います。

韓国の問題は完全に政治の失敗であって、韓国人には責任がありません。それを政府自ら半日をあおり、自分たちの責任を回避しようとするのが情けない限りです。こんなことばかりしていれば今後も韓国は、国民を含めて、何か問題があれば自分たちの問題なのに、他人に責任を押し付けるのでしょう。ブラック企業みたいなもんだと思えばいいと思います。

要するに韓国は今後、何が起こってもちっとも不思議ではない状態になると思います。かといってつぶれはしないと思いますけど。

この状況が円高の原因になるとかんがえています。これは様子を見るほかないな、というのが見立てです。